「塩辛いだけでなんてコクのない味だ…」。
私は壁にぶち当たっていた。
大ファンである「もちもちの木」。
新宿から撤退してなかなか食べる機会がなくなってしまった。どうしても自宅で気軽に再現できないものかと色々研究を開始。
ガラと豚骨の素使って鰹粉を入れればそれっぽくはなる。だけど似て非なるものだ。近いようで遠い。
途方に暮れて、ススル君のもちもちの木の動画を観て衝撃を受けた。
なんとタレとスープは分けずに、手鍋で一気に丼に注いでいるではないか。
ありがとう!ススル君!
それと「もちもちの木」は熱々の温度が命。「あの火傷するような熱々にどうしてもならない」と言うことで六厘舎の三田社長に相談したら全て解決した。
さて、こうして完成したもちもちの木のレシピを完全公開します。
何時間も豚骨を煮込むとか一切やりません。あくまで家庭で30分くらいで再現させます。
ちなみにあくまでスープを再現する企画です。
YouTubeの方がイメージしやすいと思うので是非一番下の動画もご覧ください。
【材料】
ラード
サラダ油(キャノーラでも可)
生姜チューブ
水
醤油
味醂
調理酒
味の素
鶏ガラスープの素
白湯スープの素
砂糖
オイスターソース
鰹節粉末
【事前準備】
葱を切って白髪ネギにする。
チャーシュー、穂先メンマも用意しておく。
【調理】
①スープを作る
フライパンにラードかなり多め(大さじ4〜5)、キャノーラ油、生姜チューブを入れて、温めてラードを溶かす。
え?ラードだけじゃないの?と思うかもしれないが、熱々に仕上げるにはラードで油をマスキングさせる必要があります。
引かないでください、油の量に。ラーメンのスープは油と塩分なのです。完飲はしないほうがいいと思います。
はい、そこに水450cc、醤油大さじ2、味醂 大さじ1、調理酒 80cc、味の素、鶏ガラスープの素 小さじ2、豚骨の素小さじ2、砂糖小さじ0.5、コク出しオイスターソース適量入れて沸騰させます。
最後に鰹節の粉末大さじ3を入れて少し煮立たせます。そして最後にですよ、追いラード。これ意外と重要です。
②麺を茹でる
買ってきたチャーシューでもぶちこんで温めましょう。
③スープを丼に全て注ぎ、湯切りした麺を入れる。
さて、この時麺は決してリフトしないでおきましょう。
理由は1リフトで4℃下がってしまうからです。2回リフトすれば8℃下がります。
もちもちの木は温度が命。泳がせる程度で。
チャーシュー、穂先メンマ、白髪ネギを入れて完成。
丼も違うし麺も違うのでいまいちピンとこないかもしれないが、これでいいのです。
湯気が立ってないです。ラードで幕が張っているからです。
熱い!鰹!旨い!
感想はそんなところでしょうか。
本当にガチで店の味そっくりかと思います。
日本の調味料って本当に優れていて、調味料を組み合わせればかなり近いところまで再現できます。
家庭で時間をかけずに名店の味を簡単に再現できたら素晴らしいじゃないですか。
あ、一つ言い忘れましたがオリジナルへのリスペクトは忘れてはなりません。素人がいくら真似ても所詮は本物には敵いませんから。
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