東京・府中にあるラーメン二郎「ラーメン二郎 府中店」。
2001年5月1日に京王線・府中にオープンしたラーメン二郎。
二郎のなかでも最も麺が太い異端児的な存在の二郎として有名です。
ラーメン二郎の歴史
「ラーメン二郎 三田本店」は、1968年に創業者・山田拓美氏(通称「総帥」)が東京都目黒区の都立大学駅近くで開店した「ラーメン次郎」が始まり。
その後、1971年に三田の地に移転し、看板の誤記により「ラーメン二郎」となりました。
このとき、直さずにこのままいくところが山田さんっぽい。
1996年には道路拡張のため現在の港区三田2丁目に移転。昼の部では創業者の山田氏も厨房に立ち続けており、その姿を一目見ようと訪れる「ジロリアン」も少なくない。と言うかもはや妖精レベル。
ラーメン二郎の特徴であるボリューム満点のラーメンは、学生を中心に支持を集め、現在では全国に40店舗以上の直系店が存在する。
府中店について
2001年5月オープン。2006年5月に移転再オープン。
京王線って八王子野猿街道店2、めじろ台店、府中店、仙川店、新宿2店舗と二郎線路だったりします(明大前から井の頭線に乗り換えれば新代田店もある)。
アクセス
京王線「府中駅」南口より徒歩約3分(約273 m)
JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」より徒歩約9分
店主の体調不良による休業の背景
2016年8月下旬ごろ、店主の体調不良により突如休業となりました。
体調不良の状態はかなり深刻だったとみられ、ファンの間には「復活しないのかも」という不安も広がっていました。
しかし、2016年9月24日(土)に再び営業を再開。
店主自身は「私は元気です」と話し、心配していたファンに大きな安堵をもたらしました。
当時の店主は、店の再開に向けて店舗の改装も行い、壁や厨房を一新。それから営業は夜営業のみとなった。
炎上について:20分制限の案内とSNS投稿
2025年7月4日、府中店が公式X(旧Twitter)で「食事は最大20分以内でお願い致します」という貼り紙と、その説明文を掲載しました。
「極端に時間をかける来店が増え、ロットの乱れや運営に支障が出ている」という背景があるとの投稿でした。
しかし、この投稿が「お客様を時間で切り捨てている」「高圧的」「冷たい」といった批判をSNS上で呼び、ネット上で大きな炎上へ発展しました。
批判的意見:「高圧的すぎ」「店として威圧感がある」「そもそも20分で食べきれる量ではない」との声が多数。
通常1,600キロカロリー以上ともいわれる巨大なラーメンを短時間で食べることへの疑問が多く見られました。
擁護的な意見:「オペレーションの問題だから仕方ない」「二郎の文化を知っている人向けの案内」「嫌なら来なければ良い」といった理解を示す声も一定数ありました。
個人的な意見ですが、ラーメンに20分ってかかりすぎな気がします。
確かに二郎は量が多いのでちょっと微妙なところではありますが。
その後、批判を受け、7月7日に府中店は公式発信で謝罪。貼り紙は撤去され、SNS投稿も削除され、内容を全面的に取り下げました。今後は店主自身がSNS発信を行うことも明示されました。
小つけ麺 2025年8月訪問
17時到着で一番乗りかと思ったらなんと既に営業してるじゃないか…外待ちは6名。
一体この時間まで調整していたのは何だったんだ…待ってる間蚊に何箇所もやられるし…。
多分6匹は殺しました。ここに夏来る時は虫除けスプレーしてきましょう。
痒い‼️
ちなみにいまだに府中店のXを見るとコメント欄が荒れてる。本当に闇ですよね。ネチネチネチネチ昔のことをコメントする気持ちの悪い人間がいることが残念です。折れずに頑張って欲しいです。
食券は店主に促されてから購入。並ぶ前に買おうとすると注意されます。
両替はやってないので必ず財布の中を確認してから並びましょう。
痒い‼️
・小つけ麺 1,000円
おぉ、10年ぶりのつけ麺。
ずいぶんとまた見た目の印象が異なるではないか。10年前のつけ麺は本記事の下の部分をご覧下さい。
スープには大量の液体油と脂、ほぐし豚にオレンジのダイヤである人参の塊が入ってる。
山になったモヤシとキャベツ。
麺が明らかに以前と変わっている。
蓮爾のような太さだった麺が標準的な太さとなった平打ち縮れ麺となっているではないか。あの太さが好きだったのになんだか悲しい。
個人的には府中店は油が魅力の一つであると考える。ケミカルな旨味成分と豚出汁による旨味成分が掛け合わさった非乳化スープ。
かなりキレッキレというか、しょっぺぇ。
旨いけど、しょっぺぇ。
これがしょっぱ旨いってやつだ。
麺は以前のムニっとした何と言えないソフティなものから剛麺に変わっている。小麦が詰まった麺は固茹でこれはこれで旨い。
スープにつけるともれなくほぐし豚が絡んでくる。
そうか、スープとの一体感を考えるとこの麺の方がいいのかな。
しかしほぐし豚は味染みがエグいのでしょっぱい。
しょっぱいながも脂の甘みとニンニクでさらに旨みはブースト。
あれ?府中店ってこんなに美味かったっけ?
最後は麺をつけるのは半分ほどに調整。
この日は1日何も食べてなかったということもありあっという間に完食。量は全く多く感じなかった。
17時40分に店を出ると待ちは0人に。
オープン直後に行かない方がいいのか。ごちそうさまでした。
小ラーメン 700円 2018年6月訪問
店主のオーバーワークによる体調不良で休業騒動など色々ありましたね。
こうして無事に復活してよかった。
いまは夕方からのみの営業となりました。
19時半で外待ち5名。
モラルのない客が店員や他のお客を撮影しまくってたことで一時期撮影禁止となりましたけどいまはラーメンのみ撮影可なようです。
「撮影禁止」のポップがなくなっていました。
って親子で来てた客がラーメン食ってる息子(小学生くらい)の写真バンバン撮ってる。他の客超写ってるんだけど。店主全然注意しないんだ。
おいおい…?
店内のBGMはラジオ。JWAVEかな?政治的な話をしてる。二郎と政治の不思議な異空間。
回転率は良くないです。気長に待ちましょう。
店内冷房は効いてます(直ったんだ)。
二郎にしては珍しくレンゲが置いてあります。「スープまで味わってよ」という意味か。
並び始めて30分くらいで着丼。
・小ラーメン 700円 コール:そのまま
ヤサイはシャキシャキ。
キャベツ3、モヤシ7。盛りは多少乱雑気味。
何と言っても府中店の最大の特徴はこの麺。
二郎の中でも一番太い。まるでムチ。
けど食感は蓮爾のように硬いわけでもない。
グニョグニョっとしていて歯がスッと入る独特の食感。他では味わえない麺だ。
ヤサイは最初に全部食べないで残しておく。
麺のグニョグニョの食感とヤサイのシャキシャキ感と一緒に味わうためだ。
味は薄味の非乳化。人によって評価は分かれそうだけどあっさり非乳化好きの自分としてはドンピシャ。
スープを飲むとそんなに薄いわけではないことがわかる。
ただ麺が太すぎてスープの味に意識がいかないという事態が起きてるだけだ。
豚はトロトロで美味い。
もはや崩し豚で形はまばら。量は少ないなと思ったけど麺の下に隠れてた。
見つけた時は嬉しかったぜ。
あまりに太いので数本づつしか食べることはできない。
最強に食いづらいけど美味い。
府中店は代替えが効かないなとしみじみ思う。
あっという間に完食。ご馳走様でした。
つけ麺 800円 2015年8月訪問
二郎でつけ麺が用意されてる貴重な店舗。
以前は「ザルラーメン」という名称だった。
店主は優しい顔して化学調味料をガサっと入れる。
・つけ麺 800円
麺の方に野菜やニンニクがのっている。海苔が入っているのも特徴的。
スープの丼には豚。豚はラーメンとは異なる細切れ崩し豚系。スープはラーメンのスープを濃くしたもの。
麺は冷水で締められているのでラーメンよりも硬い。スープはそんなに熱くないのですぐに冷めてしまうのが難点。
麺は香りがあり、この麺を堪能するならラーメンよりつけ麺だろう。
小ラーメン 600円 2011年2月訪問
府中店は飲み屋街の一角に位置する。
看板には「府中店」の記載がない。
店内には店主と山田元帥との写真が飾られている。
・小ラーメン 600円
野菜の盛りがエゲつない。キャベツも多めだ。
スープは非乳化で豚出汁の甘味がほんのり。
麺は二郎の中で一番太い。というか割り箸よりも太い。
スープがライトなのでスープとの絡みはよくない。
豚は柔らかいが味染みは弱い。
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