東京・木場にあるイタリアンレストラン「commedia」。
本日は福島県浪江町の食材を使ったイベントに招待された。
ちなみにこのイベントは第二回目で、前回は銀座の「銀座 茂松」で開催された。
東日本大震災において甚大なる被害にあった福島県浪江町。
今回も改めて一流シェフによる料理で浪江町の食材の良さを確認する特別なコラボイベントである。
毎回食材にこだわり、過度な足し算はせずに素材の良さを引き立てる山口シェフ。
いつも扱ってる食材とは異なるためこの日のために研究を重ねたそうです。
特にコシのない「なみえ焼きそば」をどう調理するのか楽しみでした。
この動画は一番下のリンクから❗️
以下いただいた料理。
・自家製生ハムとブッラータチーズと浪江町 笠井さんの梨
本日はいつも乗ってるアンチョビはなし。
オリーブオイルの香りいいですねぇ。生ハムやチーズの塩味にフレッシュな梨の甘みと香りの調和がいい感じの幕開け。
奥様が作られる高加水率パンも相変わらず美味しい。
・浪江産ヒラメのカルパッチョ
浪江町と言えば平目です。浪江町にシェフが視察に行った時にお土産として買って帰った平目があまりに美味すぎて、以来ずっと買い続けてるそうです。
確かにこりゃ昆布締めが必要ないくらい身に味があって甘い。
・焼きなすの冷たいカッペリーニ
一度揚げてから焼いた茄子。出汁は浅利と平目。
いつもは赤茄子を使用するがこの茄子のために調理法を少し変えてある。
・浪江町産玉ねぎのズッパ
生ハムの骨の出汁と玉ねぎを合わせたシンプルなもの。甘味も引き出され、かつ濃厚。
・北寄貝のなみえ焼そば
出汁は北寄貝と平目。煎ったエゴマの香りがよく、このコシのない麺と甘味を引き出された北寄貝との食感ギャップがなんか新鮮です。汁なし担々麺っぽいニュアンスです。
・渡り蟹と蕪のリゾット
渡り蟹、蕪、葱、米、オール浪江町食材。
浪江町の大地の恵みと海の幸を存分に堪能。
・ヒラメの海藻蒸し
出汁は平目、浅利、北寄貝。
平目はふわっふわで旨味も強く、メイン食材になり得るポテンシャルを持っている。
食材は同じ海の中で生きてるものということで皿には常磐の海が再現されている。
・サムライガーリックのペペロンチーノ
最後の〆はサムライガーリックの黒ニンニクを使ったペペロンチーノ。
この黒ニンニクがまたフルーツの如く甘く、だけど最後はニンニクという摩訶不思議なガーリックとなっている。
・浪江産いちじくのパンナコッタ
こちらのパンナコッタには鈴木酒造の味醂を使用。甘味がナチュラルです。
本日のお酒 (鈴木酒造)
山口シェフは余計な足し算はせず、素材の良さを引き立たせる料理人。浪江町の食材がもっとも輝いた夜だった。ごちそうさまでした。
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