東京・三田にある焼鳥屋「焼鳥 嘉とう」。

サラリーマンの街で大衆的な焼鳥店も多い三田や田町エリアで異彩を放つのが「焼鳥 嘉とう」。
ここの串はかなり技巧派だ。
そしてぼーっと食べてるとまるで気づかない仕事が施されている。
本記事では徹底的に「焼鳥 嘉とう」の魅力を掘り下げていこうと思う。
「焼鳥 嘉とう」ってどんな店?
オープンは2016年3月18日。
もともと音楽、インターネット(WEBデザイナー)の世界で長く生きてきた加藤太一氏。
焼鳥にワインを合わせる「バードランド」の焼鳥に衝撃を受け、なんと未経験にも関わらず35歳で焼鳥の世界に飛び込む。

北千住の「バードコート」で研鑽を積み、腕を認められて三田に独立。

当初は全く客が入らなかったが、某有名人が気に入って口コミで徐々に評判となり、ついにミシュランビブグルマンを獲得するまでに。
店主:加藤太一さん

焼鳥はバードコートの技術をベースにしながらも実験的なアプローチとアレンジを加えている。
どの串も焼きが見事でふっくらとしてジューシーさがある。
さらにその部位ごとに細かく仕事を変え各部位の良さを最大限に引き出す+旨味の増幅を施す。
2025年12月訪問
この日は町屋のイタリアン「トゥッティ」の山口シェフといつもの「焼鳥 嘉とう」へ。

いやぁ、しびれた。来るたびに深化っぷりが凄い。























軍鶏の胸肉をしっかり焼いた味のある「さび焼き」、名古屋コーチンの旨みが強い砂肝、胡椒をオリーブオイルで伸ばしたものをのせたセセリ。
山形地鶏のソリ、山椒を効かせた皮、さらにウイスキーチップの香りをつけたハツなど、香りも素晴らしい。
そして加藤さんの焼く野菜のクオリティは毎回高く、バターと人参だけなのに立派な一皿となっている。
ワインボトル頼み過ぎて一人お会計5万円。いままでの焼き鳥で最も高額!いいの、忘年会だから。ごちそうさまでした。
2025年5月訪問
ハツにはタラゴンで香り付け。
レバーにはティムトペッパーという山椒の仲間をふって臭み消し。
つくねにはクミンや数種類のスパイスを。
ぼーっと食べてたら加藤さんのやってる細かい仕事を理解できないしわからない。
けどいいの、加藤さんもわざわざそれを自慢げに言わない。
つまりここの焼鳥は食に向き合ってる人だけがわかるし感動できるお店。だから玄人向けなのかもしれない。













2022年10月訪問
前回、焼鳥達人の会の青木会長に連れてきてもらい色々な意味でカオスな回となったので改めて再訪。
以下、いただいた料理。
丹波黒

レバーパテ

よだれ鶏

四川風よだれ鶏。この辛さと痺れるソースが病みつきになる。
ササミ

しっとりとレアに仕上げる店も多い中、割と火を入れて味を出す。全くストレスにならない適度な柔らかさ。この日の鶏は大分の「豊のしゃも」。
セセリ

ハツ

この日の内臓系は伊達鶏。ほとばしる肉汁。
風味増幅と臭み取りのため、仕上げにハーブビネガーをかける。
皮

和歌山のぶどう山椒。皮は硬い分旨味が強い。
ハラミ

ハラミ 味濃い、脂
金時草の酢の物

脛肉

間に九条ネギ。硬い部位だが筋抜きして細かくばらしてある。味もある。
長芋

抱き身

軍鶏のむね肉。ハリ。
焼売

伊達鶏を使った贅沢焼売。
名無し

オリジナルの串。伊達鶏の肩の一部だけをたくさん集めた部位。地鶏の皮と違いサクサクっとした食感が特徴的。
ササミのなめろう

レバー

伊達鶏にしてはだいぶ火が入っておりねっとりとクリーミー。火を入れ過ぎないギリギリのライン。
マイタケ

前回のキャベツに引き続きこれまた串打ちが大変そうな舞茸。肉肉しさと薫香による香りも素晴らしい。
腿肉

油壺

ボンジリとペタという腰の皮の間の部位。口の中で蕩け脂を楽しむ部位。だからパリッとよく焼き。
つくね

山椒、青ゆずがまた爽やか。
鶏スープ

無花果の白ワインマリネ

本日のお酒

ボトルにて。
お会計は17,000円。
緻密で繊細で独創的。加藤さんの串はどれも非常によく考えられており、焼鳥の可能性を感じさせてくれる。ごちそうさまでした。
2023年8月訪問
フレンチ後、店の近くだったので加藤さんの店にふらっと飲みに。
貴重なちょうちん食べれて良かった。




2022年6月訪問
三田にある「焼鳥 嘉とう」。
北千住「バードコート」で研鑽を積まれた加藤太一さんの独立店であり、ミシュランビブグルマンを毎年獲得されているお店。
本日は焼鳥達人の会の青木会長と名だたる焼鳥店主達と訪問。

前菜のすねの皮やレバーパテ、四川風?に味付けされた鶏肉がやたら旨くていきなりハートを掴まれる。
それでいて紀州備長炭を使った焼きの技術が素晴らしく鶏エキスが口中を淫靡に潤わしてくれる。
途中、串として出てきたキャベツはふわりと軽く、薫香が絶妙で甘さと瑞々しさを感じさせるのには驚いた。炭で焼いてるのにどこかキャベツとしての水分は飛んでいないのが凄い。
ぼんじり、ハラミ、軍鶏の脛と強烈に味蕾に残る串を思い返せばキリがない。
再訪必須。
以下、いただいた料理の写真。


























お会計約37,000円。
みんなどう考えても飲み過ぎ。
金額参考にならないよね。
「鳥しき」の池川大将夫妻も来てくれてワイワイ。いやぁ、皆さん熱い!



また来ます。
都内おすすめ焼鳥店3選



【焼鳥 嘉とう】の動画
店舗情報
名称:焼鳥 嘉とう
住所:東京都港区三田3-3-2 豊田ビル 2F
最寄駅:
JR田町駅 三田口 徒歩6分
都営浅草線・三田線 三田駅 A3出口 徒歩3分
営業時間:
火・水・木・金・土
18:00〜22:00(※串が無くなり次第終了)
定休日:月曜・日曜
席数:14席(カウンター14席)
最大予約可能人数:4名
予算:¥10,000〜¥14,999
支払い方法:
カード可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)
※電子マネー不可、QRコード決済不可
サービス料:550円
禁煙・喫煙:全席禁煙
駐車場:なし
備考: 落ち着いた空間で、一串一串に繊細な工夫が施される本格焼鳥。
オープン日:2016年3月18日








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