東京・岩本町にある「fileja」。秋葉原からも徒歩圏内。
お店は若干わかりづらい場所にあり、この日は入口で店員さんが立っててくれました。
こちら、なんとコースのほとんどがパスタで占めるイタリアンレストラン。つまりパスタだらけ。
そんなに食べられないよ、と思うかもだがそこは二口づつ程度なのでご安心を。
驚くことにコースのほとんどが生パスタで、なんと乾麺は一種類だけ。
ムーディな横一列のカウンター席からシェフがパスタをカットしたり練ったりするのが見える。
定番から全然聞いたことがない様なパスタまでかなり幅広いパスタを楽しめます。
実山勝一シェフはピッツェリアやトラットリアを経験し、渡伊。
九段下トルッキオ本店、イタリア食堂トルッキオを経て、2021年9月に独立しお店を独立オープン。
料理自体はイタリア各地の郷土料理で過度に着飾ることはなく、どれもシンプルな味付け。
量的には「もうちょっと食べたいな」と思わせる位で留めてあるのもニクい。
生パスタは水分量で硬さを出す。乾麺の良さは均一な食感とアルデンテ。生パスタでアルデンテは火が入ってないだけ。シェフのパスタの考え方も色々聞けて勉強になりました。
コースは9,900円。
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以下、いただいた料理。
・じゃがいもをつめたトルテッリ
エミリア・ロマーニャ州名物の伝統料理。一番小さいのがトルテリーニ、標準サイズがトルテッリ、大きなサイズがトルテローニとサイズで名称も変わる。
中にじゃが芋が入っており、シンプルで素朴な味わい。
・ペッシェフィント
ペッシェは魚、フィントは〜の様な。
こちらはイタリアのポテサラ。カラスミや季節の野菜で彩りよくしてある。
・ラヴィオローネ はも
中に卵黄が入っており、作るのがかなり難しいパスタ。
割ると卵黄が出てきてソースの役割を果たす。中にはバルサミコ酢で味付けされた鱧が入っている。
・シュトリリヤ
一本のパスタの中で、こよりの部分と平たい部分を作ることで、柔らかさ硬さそれぞれの食感を楽しめる作りになっている。これが生パスタならではの面白い食感。
濃厚なズワイガニのソースと共に。
・ヤリイカとひよこ豆
オリーブオイルをたっぷりかけてある、結構滋味深い味わい。
・ビゴリ ペスカトーラ
木馬の様な伝統的な手動の生パスタマシン「トルキオ」で絞り出されたパスタ。
スパゲティよりもやや太く弾力に富むパスタ。
今回は魚介のペスカトーラで。
・カポナータ
茄子とトマトの冷製煮込み。
・ヤングコーンとペーストモデネーゼ
新潟 すずまさ農園のヤングコーン、ラルドハムにローズマリーとニンニクを加えたソース。
ヤングコーンの香りと甘味に豚の背脂の塩漬けの自家製ラルドやスパイスが効いている。
・カッツァリエッリ”鳥・じゃがいも
・クローチェとデリツィア
作り方はほぼ餃子だとおい「クローチェ」。
牛のギアラと海老が入っており、カボスを絞ってさっぱりと。
・粉と水のニョッキ
アメリカ大陸が発見される前まではイタリアではニョッキは粉と水で作られていたんだって。食感はお餅みたい。
国産の黒薩摩鶏とジャガイモのソース。上からローズマリーのオイルを少しかけてハーブの香りを。
・鴨 ランバシッチ
イタリアのロールキャベツ「ランバシッチ」。
中にはミンチにした鴨肉を。
・ペンネトロペアーナ
今回、唯一の乾麺。葱のソース。
乾麺のいいところって食感が均一なのとアルデンテができる可能なところ。
・アンダリノス
サルデーニャ島のショートパスタ。トマトソースと上にはリコッタチーズを。
リング状に間にソースが入り、食感は手打ち生パスタならではの醍醐味を存分の堪能できた。
最後はチーズかドルチェかを選択でき、チーズをオーダー。
・チーズ2種盛り
本日はワイングラス一杯のみ
お会計は約12,000円。
パスタの種類は600種類以上。
改めてパスタの奥深さを知ることができるレストランでした。ごちそうさまでした。
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