海のゴミは街からきているという事実を知ってるか?

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2018年5月タイ南部の海岸に一頭のクジラが打ち上げられ、まもなく死亡した。

解剖した結果、体長約4.5mのクジラの体内から約80枚のビニール袋が見つかり、それが原因で栄養をとれなくなり死亡したとみられている。

また同12月にはインドネシアの海岸に打ち上げられた体長約9.5mのクジラの体内から大量のプラスチックゴミが見つかる。

死因との直接的な関連は不明だが胃袋からは2足のビーチサンダル、100個以上のコップ、25枚のビニール袋、4本のペットボトルなどが見つかった。

陸の上のゴミは拾えば何とかなる。

だけどこのように海底に沈んでしまったゴミは回収不可能だ。

海にはすでに1億5千万トンものプラスチックゴミがあり、2050年にはそれが海にいる魚と同じ量まで増えるとされている。

さらに厄介なのがプラスチックは自然分解に1000年以上かかると言われている。

中には「プラスチックは完全には自然分解しない」という学者までいるくらい丈夫なもの。

これが何を意味するかというと、

海の中のゴミは今後も溜まりっぱなしということ。

そしてそのゴミが海の生態系に異常をもたらすことは容易に想像できるだろう…

となるとだ。

採れる魚の量も減少していき、魚介類を扱う飲食店にも影響が出始める。

魚が減少すれば競りで価格は高騰しそれについていけない飲食店は片っ端から潰れていく。

大好きな鮨も食べられなくなる可能性だってあるわけだ。

まぁすぐにはそうはならないかもしれないけどこれって決してオーバーな話じゃないんだよね。

「海にあるゴミは実は街からきている」という事実をどれほどの人が知ってるのか?

街に落ちてるビニール袋だとかプラスチック類が排水溝に溜まって川へ流れ、最後には海にいく。

人々のほんの少しのポイ捨てが海に溜まっていってしまう。

渋谷のハロウィンで出たゴミだってなんらかの影響はあるはずだ。

いや、確実にある。


 

とは言っても全てのイベントを中止せよとは言わない。

それではつまらない世の中になってしまう。

ひとりひとりがこういったことにちゃんと意識をもっていれば変わっていくんじゃないか。

我々ができる事は限られている。

ポイ捨てはしない、ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てる、ゴミの分類の徹底、あとはスーパーでなるべくレジ袋をもらわない(エコバック持参)とか位か…

なんて無力なんだろう。

そして結構当たり前のことばかりじゃないか。

だけど当たり前のことを当たり前にできない人が多いのなんの。

ハロウィンの翌日のゴミのニュースをみると悲しくなってくる。

だけどね、少しでも多くの人がこの海洋プラスチックゴミ問題について知ることが大事なんです。

偽善と言われてもいい。

最近街にゴミが落ちてるのが凄く嫌だ。

というか平気で街にポイ捨てするやつを見るとイラついて仕方がない。

自分の家の庭にはポイ捨てしないくせにね。

だからこうして記事にして多くの人の目に触れて意識が変わればな…なんてね。

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