神楽坂の行列ができるとんかつ屋「あげづき」へ。オープンは2010年。
場所は飯田橋駅より神楽坂を登ること徒歩5分。
店は地下に位置し階段に列が生じている。
12時過ぎで待ちは7名ほど。
回転率は全然良くないので時間に余裕を持って来ましょう。
ちなみに隣には海鮮丼で有名な「つじ半」も行列ができている。いずれにせよ旨い飯を食うなら並ばないといけないということか。
本日のお目当ては宮崎産の南の島豚。
とんかつを食べ歩いた店主が選び抜いたこだわりの豚肉。
という事だったが残念な事に南の島豚が直前で売り切れという非常事態発生。一体何の為に並んだのか…
仕方なく松阪豚のロースかつをオーダー。
これはテンションが下がる…
結局30分待ってようやく店内へ。
着席してからしっかり20分ほど待ってようやくかつの登場。お疲れ様でした。
松阪豚ロースかつ 1,785円
定食 395円 合計2,180円
20分待たされた理由は明白。
二回に分けて余熱で揚げているからだ。
低温でじっくり揚げたあと別の鍋で再度揚げるていく。じっくりと水分を飛ばす事なく。
こんもりと盛られたキャベツは細くカットされ少しばかり水気の多さが気になったが、狙ってるのかな?おかわり自由です。
漬物、ポテトサラダ。
ご飯
炊き加減は硬め。おかわり自由。
赤だし
蜆入り。
衣は厚く粗めだが刺さる感じはなく、舌の上で溶けていく感覚。
重さはなくしっかりと豚肉と密着し抱き合う。
使う油はカメリアラード、オリーブ、キャノーラ油を配合したもの。
豚肉の断面はしっかりと濡れ、しなやかに歯はめり込んでいき、肉汁がにゅっと溢れ口内を潤わせる。この肉汁の内包量に驚かされる。
衣と豚肉のなんともいい香りを発するではないか。
脂身の甘さと豚肉の香りが素晴らしく、しばらく塩で食べていたがソースも捨てがたい。
甘さはあるが決して重さはなくしっかりと脂の甘みを引き立て、邪魔はしない。
ご飯はおかわり自由。
一杯目はかつと桜色の塩で。二杯目はソースを楽しんだ。
南の島豚が売り切れだろうが落ち込む事なかれ。松阪豚の底力とそれを引き出す技術も大したものだ。
しかしそうなると俄然南の島豚が気になってくるではないか。
サラリーマンの昼食にしたらどう考えても時間オーバーになるだろう。
となると休みの日を使って来るしかなさそうだ。さらに南の島豚を食べるならオープン前から並ぶ必要がある。
なかなか再訪はハードルが高そうだ。
ごちそうさまでした。
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