群馬県伊勢崎市にあるうなぎ屋「鰻まいもん 焼き一生」。

うなぎ文化といえば「関東風」は蒸してから焼く、「関西風」は蒸さずに地焼きで仕上げる。
この両者の違いは食感や香ばしさに直結するが、群馬・伊勢崎でまさかの「関西風地焼き」を楽しめるお店「鰻まいもん 焼き一生」。
今回は実際に訪問したレビューを交えつつ、地焼きの魅力とその実力に迫る。
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「鰻まいもん 焼き一生」ってどんな店?
2023年7月14日、群馬県伊勢崎市連取町にオープン。
「鰻まいもん 焼き一生」は、大手寿司チェーンとして全国展開する「金沢まいもん寿司」が新たに手がけた鰻料理専門店。
関東ではまだ少数派の「地焼き」を主軸に据える異色の存在だ。
店名は鰻職人の世界で語り継がれる「串打ち三年、裂き八年、焼き一生」という格言に由来し、「一生記憶に残る鰻」を目指す姿勢をそのまま冠している。
一般的な関東風の蒸し工程を挟まず、生の鰻を直接焼き上げる地焼きは、火入れの精度がすべてを左右する調理法。
皮目はパリッと香ばしく、身は水分を保ったままふっくらと仕上がり、鰻本来の旨味と脂の甘みが直線的に立ち上がる。
蒲焼はもちろん、白焼きやせいろ蒸し、ひつまぶしまで幅広く揃えつつ、いずれも「焼き」を軸にした構成。
実食レビュー【2025年2月訪問】
大手寿司チェーン店の「金沢まいもん寿司」が新たに手掛ける鰻料理専門店。
「金沢まいもん寿司」は1999年に金沢にて創業以来、現在では全国70店舗以上、海外にも展開する寿司ブランドへと成長。
こちらの目の前にまいもんグループの寿司屋があり、そちらの社長さんの要望で地焼きのうなぎ屋をやることになったようです。
さて、群馬というとうなぎは蒸してから焼く関東風が主流。
地焼きの店も少しづつ出てきてはいるが、まだまだ少数らしく、こちらの試みは群馬うなぎ業界に一石を投じるというもの。

本日のうなぎは浜名湖産。あまりに威勢がいいので蓋をしないとバケツから飛び出してしまう。

浜名湖産のうなぎの焼き時間は20分から長くて40分。
職人が1匹1匹丁寧にじっくりと背開きのうなぎを焼いていく。
あれ?背開きって関東じゃないの?と思われた方はうなぎ通。
地焼きに関しては特にどちらでも焼けるようです。

折りたたみながらガンガンと網に叩きつけ、皮と身に微細な亀裂を入れながら焼いていく「こなし」という技。
これによって脂が全体に行き渡り、さらに空気も織り込ませ、おかげで表面はパリッとしながらも、中はフワッと柔らかな仕上がりとなる。
こちらでは寿司で培った目利きと技術を鰻に注ぎ込みむと言うことで、大将によると寿司の経験が鰻に活かせられるという。
以下、いただいた料理。
・う巻き 1,100円

ふわふわに仕上げられた玉子焼きは出汁と共に品のある味わい。中のうなきはトロリと後味がいい。
うなぎはカロリーが高いため、うなぎ屋ではあまり酒を飲むことができないが、そんな中でも特にう巻きは最高の当てだ。
母体が寿司屋だからかガリが添えられてるのもいい。
・白焼き 2,750円

サクッとパリッと、脂が多いとされてる浜名湖産だがコッテリとした感じがない。
白焼きは調味料やタレをつけずに食べるのでうなぎ本来の味わいを堪能できる。
そしてよくやく鰻重がやってきた。
・鰻重 (上) 4,400円


水をかけながら焼いたにも関わらず、パリッとした食感は活きている。
上品なタレには、群馬県館林産の正田醤油の特選丸大豆しょうゆ、安中市産の有田屋の天然醸造群馬醤油をブレンドしている。
みりんも90日の仕込みと3年の熟成期間を経て作られる福来純「伝統製法熟成本みりん」を使用。
砂糖ガンガンの強いタレではなく、サラッとしてうなぎにしっとりと馴染む。


余分な脂を丁寧に抜いていったおかげで全くクドさがない。地焼き特有のパリッとした食感と旨味はあるがどこかあっさりと食べられる。
そして特筆すべき山椒だ。

「ぶどう山椒」と「朝倉山椒」をブレンドし、その典雅な香りといったらたまらない。
爽やかな香りとピリッとした刺激が、脂ののったうなぎとの相性抜群。
この山椒はちょっと驚きです。当然追い山椒します。
上州の地にオープンした関西風地焼きのうなぎ、是非群馬の方は召し上がってみてください。異文化がやってくるとまた群馬のうなぎ文化は変わってくることでしょう。ごちそうさまでした。
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【鰻まいもん 焼き一生】の動画
店舗情報
住所: 群馬県伊勢崎市連取町3280-1
営業時間: 11:00〜15:00(L.O. 14:30)、17:00〜21:00(L.O. 20:15)
定休日: 不定休(営業日カレンダーを参照)
電話番号: 0270-27-5900
駐車場: 約80台(隣接する寿司店と共有)








