東京・三越前のイタリアンレストラン「ムレーナ」。

東京にいながらにしてイタリア各地を旅行したような気分になる名店が日本橋にあるイタリアンレストラン「ムレーナ」。
本記事では存分に「ムレーナ」の魅力をお届け致します。
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「ムレーナ」ってどんな店?
オープンは2024年10月29日。
予約方法はtablecheckからのみ。
シェフ: 溝口真哉さん

15歳で料理人になると決め辻調理師専門学校へ。フランス校にも進学し、卒業後は大阪の「ラ・ムレーナ」の故・小塚博之シェフのもとで修業。
上京し、「アカーチェ」「フィオッキ」「ビオディナミコ」を経てイタリアへ。
4年間のうち2年は働き、2年はイタリア全土を食べ歩く。この経験が本レストランの基礎にとっている。
帰国後に滋賀の有名精肉店「サカエヤ」のレストラン「セジール」の二代目シェフを務め、4年間「肉の神様」と称される新保吉伸氏の手当てした肉を、イタリアで学んだ技術で見事に焼き上げた肉で食通たちを虜にしてきた。
2024年10月に同店を日本橋にオープンさせる。

なので扱うお肉もサカエヤから。
こちらはイタリア各地の郷土料理をコース仕立てでいただけるお店。
だから出てくる料理は全部茶色とか黄色とか。静岡の「ヴィンチスグラッシ」が大好きな自分にはどれもドンピシャ。
多分レストラン料理に慣れてる人だとあまりに地味。だけど滋味溢れる料理は現地の本場スタイル。
シェフ曰く「インスタ映えクソ喰らえ」。最高です。大賛成。
こちらはワンオペだからサービス料はなし。むしろ自分たちでワインセラーからワインをとって抜栓する。ワインボトルの裏には値段が記載され、ほぼ原価だという…
あまり儲ける気がないのかな?
実食レビュー【2025年9月訪問】
「253ヶ月肥育の牛が入りました」。

シェフから連絡をいただき衝撃が走った。一瞬何言ってんのかわらなかった。
なんだと?21歳?ありえない…
だいたい和牛だと30ヶ月ほどの肥育が一般的で、交雑種だもそれより短くて20ヶ月ほどの牛肉業界で
なんと21歳、17回もお産を経験した牛肉を食べられるとは夢にも思ってなかった。
以下、いただいた料理。


・近江牛のアゴ肉のスープ
・クレッシェンティーナ(ラルド、ローズマリー、ニンニク)
・パルミジャーナ 主に揚げたナスとトマトソース、チーズを重ねてオーブンで焼き上げたイタリアの伝統的な家庭料理
・パニッサ ひよこ豆の料理
この辺りはいつもの定番ですね。もちろん見た目はレストラン料理というより家庭料理で素朴だけど、毎日食べられる身体に馴染む滋味がある。

さて、21歳をカットしていきます。やっぱり歩留まりはあまりよくないようで。
だけど身は潤っている。信じられない。高まる期待に胸躍る。


・近江牛の内臓の煮込み。リグーリア風でオリーブの実が入っている。ハチノス、赤センマイ、盲腸。内臓から出た濃厚でふくよかな旨味が印象的。
・近江牛のレバーのソテー 塩をあえてドサッとかけて、甘味を引き出してある。

荒々しく焼いていきます。

焼きあがった。21歳のほかに今回は14歳も一緒に。


2004年6月5日生まれ。後藤牧場近江牛サーロイン。屠畜は7月29日なのでこの日で253ヶ月と60日熟成。
21歳のサーロインはまるで「とうもろこし」を感じさせる風味がある。多分餌が肉の味に直結しているのだろう。
最後にたくさん食べさせてもらったのだろうか。
脂っこさは皆無。ランプも脂の感じはなく、柔らかい。
14歳はバキッとした直球的な旨味が印象的。サシはあるもののスッと切れていく。
いずれにせよ、お疲れさまでした。お命、しっかりといただきました。

パスタは大好きなピチ。

いやぁ、相変わらず素晴らしいレストランです。
また時期を変えてきます。ごちそうさまでした。
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実食レビュー【2025年8月訪問】
夏のイタリア郷土料理をいただきに、久しぶりの再訪問。
・前菜3種盛り(エイ・ラグー・鰯)

Burrida sardaは胡桃、白ワインビネガー、猫ざめで作る料理。
Sedani ripieniはピエモンテの料理で、セロリの詰め物。
近江牛のトリッパ

まるで白湯のような濃厚さ。だけど重くない、近江牛の内臓の旨味がピュアに出てる。
豆はヒヨコ豆と白インゲン豆の2種類。

そして本日のお肉。


必殺仕事人ばりのナイフの持ち方でカットしていく。これはあとでのお楽しみ。
・ロリギタス

サルデニアのパスタで輪っか状の変わった形状。うねうねとしててそこのソースが入る仕組みになっている。
貝と魚の出汁の中で麺を炊いているので、麺自体にコハク酸と何を吸いこんだ旨味がある。
パスタって作り方次第で本当に食感コントロールが自由自在な最強の食べ物だ。
・ウンブリチェッリ

ほぼピチです。うどんのようなそうでないような独特な食感がクセになります。
マッシュルームのラグーはじっくり水分を抜いて旨味だけ残して。

・十勝若牛とキタノ赤牛

左)十勝若牛のホルスタインの雄。14カ月飼育50日熟成。

・トラパネーゼ

シチリアのパスタで生ニンニクガッツリ、トマト、アーモンドなど。
耳たぶのようなモチっとした食感のパスタと合わせるとこれが中毒的な旨さ。
・セミフレッド

こいつとグラッパとの相性抜群。





ワインボトルは6名でシェア。
お会計は一人約24,000円ほど。
こんだけ飲んで食べてこの金額は本当に素晴らしい。楽しい夜でした。
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実食レビュー【2025年4月訪問】
場所は三越前駅A4出口より徒歩7分ほど。
入り口は正面ではなく横の扉から。

コースは13,200円税込で、21時からはアラカルト対応で営業だが、店内はカウンター6席でシェフのワンオペ。だからアラカルト営業はその日のシェフの気分次第。
・ジャガイモのスープ

芋、燻製した生ハム、発酵キャベツを使ったアルト・アディジェ地方の伝統的な暖かなスープ。
穏やかな芋の味わいに発酵キャベツの酸味が気持ちいい。
味わっていくと北イタリアの牧歌的な風景がみえるようだ。
・前菜3種

右からモリーゼ州のパンパネッラ。まさかここでパンパネッラが食べられるとは。
唐辛子やニンニクを豚肉にまぶしてオーブンで焼いた肉料理。まさに旨辛です。
真ん中はリグーリア州のトリッパ。
左はトスカーナ州の家庭料理のコロッケ的なもの。この前菜でイタリアを小旅行。
・豚の牛乳煮込み

「マイアーレ・アル・ラッテ」というエミリア・ロマーニャで豚肉と牛乳を煮込んだ家庭料理。
豚肉の旨味と牛乳のまろやかなコクが融合した優しい味わい。めちゃうまです。
・十勝若牛とキタノアカウシ

サカエヤの2種の牛肉を使ったメインの一皿のテンションの高さよ。
繊細で柔らかな「十勝若牛」と、歯応えありしっかりとした赤身の旨味が色濃い「キタノあか牛」。
肉だけじゃなく複数の農園から仕入れた野菜も実にハイテンションで旨い。
・ウンブリチェッリ

ウンブリア州の「ウンブリチェッリ」。これはピチと同じものでうどんのようなもっちりとした麺。濃厚なマッシュルームのラグーソースが絡む。この不思議な食感に酔いしれる。
・セミフレッド

アーモンドキャラメリゼにグラッパをかければ芳醇な香りが絡み合う。


実に素晴らしかった。最近特に郷土料理にハマって僕にはドンピシャ過ぎる店だった。
何よりシェフは金儲けの匂いがしない。純粋に料理が好きな感じがしてこちらも嬉しくなってくる。
料理に向き合う人なら必ず刺さる店だろう。
お会計はワインを3本みんなでシェアして2万アンダー。安いよ!ごちそうさまでした。
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日本橋・三越前おすすめグルメ3選



【ムレーナ】の動画
店舗情報
- 住所: 東京都中央区日本橋本町1-7-13 祥豊日本橋ビル 1F
- 最寄駅: 東京メトロ銀座線「三越前駅」から徒歩約5分(約297m)
- 電話番号: 03-6225-2129
- 営業時間:
- コース料理: 17:30~20:00(17:30、18:00、19:00、20:00の開始時間)
- アラカルト: 21:00頃~翌2:00
- 定休日: 不定休
- アラカルト営業は日によって休止する場合があるため、訪問前に電話またはInstagramで確認することをおすすめします。
- 予約方法:TableCheckを通じてのみ受け付けています。







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