東京・赤坂にあるスパイスカレー店「スパイスカレー 胡粋」。

赤坂駅から徒歩数分、ビル地下へ続く階段を降りると、そこだけふわっと空気が変わる。
スパイスの香りは強くないのに、複雑で奥行きがある。ここが「スパイスカレー 胡粋」だ。
「胡粋」ってどんな店?

胡粋は、2022年10月4日に赤坂へ実店舗オープンしたスパイスカレー店。
その前身は 下北沢での間借り営業。
固定店舗もない時代から「とにかくセンスがいい」とカレー好きの間で噂され、実店舗を構えた途端に一気に注目された店だ。
赤坂駅からすぐの地下1階。
派手な看板も出さない静かな空間だが、一歩中に入ればスパイスの複雑な香りがふっと漂う。
ただ辛いだけのカレーではなく、香り・旨味・酸味を丁寧に積み上げる静かなスパイスカレーを提供している。
胡粋のスパイスカレーが支持される理由
胡粋の一番の特徴は、辛さや油に頼らず、香りの層で食べさせる緻密な構成にある。
定番は「ほうれん草塩麹チキンカレー」。
塩麹のまろやかさ、ほうれん草の青味、スパイスの香りが丁寧に重なり、食べ進めても重さが出ない。
週替わりカレーでは季節野菜や和風出汁を取り入れ、インドでも欧風でもない胡粋の世界観を作っている。
また、2種盛り・3種盛りを注文することで、カレー同士の香りの相乗効果を楽しめるのも魅力。
副菜も最小限ながら計算されており、ちょっとした酸味や甘味がカレーを引き立てる。
ビジネス街の赤坂で人気なのは、平日の昼でも食べられる軽さと、職人仕事のような緻密さ が理由だ。
実食レビュー 2025年11月訪問
中華店やタイ料理店は盛んなのに、なぜかカレー店がめっきり少ない赤坂という街。
今回は評判の「胡粋」へ。場所は赤坂駅1番出口より徒歩1分という好立地。

でも場所がめちゃわかりづらい。

ホテル入り口を左に曲がって階段をおりて地下へ。

そのまま入り組んだ道を進んでいくとスパイスの香りが漂ってくる。PPGのダンジョンみたいだ。
店内はテーブル席のみ。女性客も多めだ。

メニュー。3種盛りカレーが人気なようでお手軽。
「ほうれん草塩麴チキンカレー」「タイ風グリーンポークカレー」は固定で、
3つ目は下記3種類から選択。
うめー梅鶏キーマ
麻辣山椒豚キーマ
スパイシー和牛キーマ
・3種盛りカレー 1,350円

3種盛りにして3つ目は「麻辣山椒豚キーマ」を選択。

左がほうれん草塩麴チキンカレー。味わいは、塩味はまろやかで、鼻を抜けるスパイシーが心地いい。
ほうれん草の食感に円やかなスパイスの刺激に香りが特徴。

そして右がタイ風グリーンポークカレー。

面白いのがオクラが入っていていて、ネバネバのテクスチャが加わりだいぶ個性的。
さらに茄子、ヤングコーン、山芋など大ぶりにカットすることで食感のインパクトをはかる。
そうそう、スパイスカレーって皿自体が華やかで綺麗なんだけど、意外と一品一品が似通っていたりして記憶に残りづらいことがあるけどこれはしっかり記憶に残りますね。
グリーンカレーのマイルドさはありながらも辛さが一番強いカレー。

麻辣豚キーマは名前の通りで味覚は想定内。花椒の痺れが加わり、この一つの皿のなかで、
インド、タイ、中国が共存する贅沢さ。
紛れもなく独特な仕事で個性的な。
全体的にガツンと味が濃いわけでもなく、素材同士やスパイスの重ね方で満足させてくれ満足度が非常に高い一皿でした。ごちそうさまでした。
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名称:胡粋(スパイスカレー 胡粋)
住所:東京都港区赤坂3-12-3 コンチネンタル赤坂 B1F ※地下1階です。
最寄駅:東京メトロ千代田線「赤坂駅」
徒歩約2〜3分。
電話番号:03-6441-3084 営業時間:ランチ11:30〜15:00/夜17:30〜21:30 など(曜日により異なるため訪問前要確認)
定休日:日曜日・月曜日という記述あり。
席数:約18席(カウンター+テーブル)
予算:ランチ〜2,000円程度。
支払い方法:カードも利用可、QR決済(PayPayなど)も可。
移転・歴史:元々下北沢で間借り営業をしており、2022年10月4日に赤坂で実店舗オープン。








