東京・自由が丘にあるイタリアンレストラン「Siamo noi(シアモ ノイ)」。

本記事では、「Siamo noi」についてレポートします。
「Siamo noi」ってどんな店?
2025年2月12日にオープンした自由が丘の住宅街に佇む完全予約制のイタリアンレストラン。
運営は株式会社munchy-wunching。
2008年に自由が丘で16年にわたり愛されたイタリアンの名店「mondo」が2024年7月に閉店。

休業期間を経て店名を改め再始動し、オーナーシェフ宮木康彦氏らが手掛ける「クチーナトキオネーゼ(東京風イタリア料理)」をコンセプトに掲げている。
これは東京をイタリアの21州目と見立て、表現するイタリア料理という考え方。
使用する食材は秦野の卵、相模湾の魚、丹沢の水、自由が丘周辺の野菜など。

店名の「Siamo noi(シアモ ノイ)」はイタリア語で「わたしたち」を意味する。
各スタッフが勉強してきた成果を、生産者の方含めた「全員で」最高の料理を楽しんでもらいたいということで、メインシェフが存在しない。あくまでスタッフみんなで作り上げるレストランといった感じ。
さらに庭で育てる植物や自家製発酵調味料も取り入れ、生産者との距離が近い食材を軸に独自のコースを構築している。
店は看板のない細い路地の先にあり、知る人ぞ知る隠れ家。わずか8席のカウンターで料理人との距離も近く、東京の風土を映したイタリア料理とワインのペアリングをじっくり楽しめる一軒である。
「ゴ・エ・ミヨ2026」では東京イタリアン11軒中3トックを獲得。テリヤキベストレストラン2026ではGOLDを獲得している。
代官山の「falò」と同系列。

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実食レビュー【2026年6月訪問】
平日の19時に訪問。いま密かに話題のイタリアンレストランへ。
テリヤキベストレストランでもGOLDをとり、先日ミシュランにも選ばれてましたね。
場所は自由が丘駅より徒歩10分ほどの閑静な住宅地。

スマホがないと多分わからないくらい住宅地に溶け込んでます。
看板もちっちぇ。

まっすぐ進むと地下へ降りる階段が現れ、降りていくと緑に囲まれた入口が姿を現す。
なにこの東京とは思えない素敵な世界観。

店内はわりと広く、オープンカウンターを囲むようなカウンター席とテーブル席がある。
コンセプトは予め聞いていたんだけど、一次産業の生産者や食材・スタッフたちみんなで作り上げるコースといった感じ。まさに「わたしたち」という店名の通りでした。
シェフ一人が表に立つのではなく、ここにいる「Siamo noi」のチーム一丸となって作りあげている。料理の説明もサービスの方ではなく、シェフたちそれぞれが説明されています。
コースは16,000円にサービス料10%。
アルコールのペアリングは1万円で、ワイン主体に日本酒やビールも加わるが、全てワインに変更も可能。
料理自体は非常にモダン要素がふんだんに組み込まれたオリジナリティ溢れる料理の数々。
天然酵母のパン、チーズ、パスタ、カンパーニュなど全て手作りでこだわりがみえます。
けっこう塩は効いていてしっかり酒が進む味覚という印象です。
生産者や食材のストーリーもしっかり説明してくれるので東京にいながらなんだから地方遠征したかのような気分にさえしてくれる。
以下、いただいた料理。
アペリティーボ

右は燻製チーズを入れたフリットに小豆島の生ハムを乗せたもの。
左が自家製のモルタデッラというハムをハムカツにしたもの。上にはストラッチャテッラチーズ、セミドライにしたトマトを乗せたもので、ハムカツの旨味にクリーミーなフレッシュチーズが泡を進めてくれます。
わりと味の輪郭がハッキリと。
太刀魚炙りと野菜ブロード

皮目に炭を当てて炙った太刀魚のカルパッチョ。朝〆のフレッシュでクリアな身質です。
上には梅酢や鶏節などで作った煎り酒のようなニュアンスのゼリー。
皮目の香ばしさやレア感のある太刀魚の旨味に酸味のキレがバランスよくあわさっている。さらに杉やハーブの香りをつけたオイルなどで立体的に。
サイフォンで抽出したスープ。

パンは庭の梅から作った天然酵母のパン。チーズとホエイを練り上げておりミルクパンのようニュアンス。
高橋農園の野菜と軍鶏

滋黒軍鶏を烏山椒(カラスザンショウ)という山菜の葉に包み、丹沢の黒い土をかぶせて炭焼いたもの。
上の泡はトマトとホエイ。中には自家製のリコッタチーズ、酒粕クリーム、下はパネッレというひよこ豆のフリッター。
軍鶏の火入れはなんとも個性的というか、張りがあるのに柔らかさもあって、筋肉質な感じはない。
野菜はタマネギ、ヤングコーン、トマト、ルッコラ、カブなど。
サザエ 白カビチーズ・アスパラ

長井漁港のサザエと北海道のジェットファームのグリーンアスパラのつぼ焼き。
上には自家製の白カビのチーズを乗せて。

レストランでなかなか珍しい温度帯の熱さ。殻ごと焼いてるので軍手が渡されます。
これが白カビのチーズが濃厚でサザエとホクホクのアスパラに旨味が乗ってます。

自家製のカンパーニュは程よい酸味、ハードさともちもち感が特徴。
イナダのコトレッタ

カツレツ風のイナダ。
さらに色んな白子で作った白味噌でマリネしてるそうでこれもだいぶ手がかかってます。
タルタルはヒラマサで作ったなれずしを加えてマヨネーズを作ったそうで、説明だけ聞くと自分の理解の範疇を完全に超えてます。
だけど、小難しいことはいいんです。このイナダのクオリティが抜群なんです。
リゾット モッツァレラ・生ハム

野菜のブロードで炊いたリゾット。スナップエンドウ、そら豆、小豆島の生ハム、小豆島のオリーブオイル。
全体的に味付けは優しく野菜の美味しさが際立つ皿。塩味は生ハム、そして最後にお米の甘味で終わる。

パスタが完成したようだ。めちゃ薄い。
タリアテッレ

滋黒軍鶏のスープのインブロード。
鶏出汁の旨味もあるけど、塩も結構ちゃんとキマってます。
パッパルデッレ

幅広パスタはきしめん的な、モチッとしてでも小麦や卵黄も感じられる不思議な食感。
猪のしゃぶしゃぶ、天然の椎茸は自家製の鹿の醤油(麹使ってない)で戻して味付けというわけわかめな作り。
おかげで独特な香りが移っていて個性的。
お口直し

リンゴのエスプーマ。中はトロっと液体窒素料理。
西崎ファームの鴨胸肉とトウモロコシ

スパイスを加えた蜂蜜を塗って焼き上げたもの。最後に藁を敷いて香り付け。
この甘い蜂蜜とスパイスが鴨肉の血のニュアンスと合う。
真ん中のソースはココナッツミルクと木の芽のソース。
トウモロコシの下にはポレンタ。
桜桃

ホワイトチョコレートとチェリーのムースとヨモギのソルベ。
山でとってきたというヨモギはなかなか苦みが強烈。甘いだけのものより好みです。
カンノーリ

バナナ100%の生地に中は秦野の「みくるべたまご」のプリンとカラメルソース。
本日のペアリング






お会計は約28,000円。最後のハーブティーがやたらと美味しくて、気持ちいい余韻でコースを終えました。
東京にいながら地方のディスティネーションレストランのような印象を受けるまた新しいタイプのレストランでした。ごちそうさまでした。
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【Siamo noi】の動画
自由が丘グルメ3選


店舗情報
店名:Siamo noi(シアモノイ)
住所:東京都目黒区自由が丘3-13-11
最寄駅:自由が丘駅 徒歩約10分、九品仏駅 徒歩約10分
営業時間:月・水・木・金・日 18:45〜23:00、土 11:45〜15:00/18:45〜23:00
定休日:火曜日(不定休あり)
席数:8席
2025年2月12日オープン
備考:完全予約制、一斉スタート制(ディナー19:00開始)、貸切可、個室なし、カード可、サービス料10%、分煙、駐車場なし、子ども可(大人と同コースを利用できる場合)、ドレスコードはスマートカジュアル推奨、隠れ家レストラン。








