東京には、スパイスカレー専門店から南インド料理店、欧風カレー店まで、個性豊かなキーマカレーを味わえる店が数多くある。
ひき肉の旨味を軸にしながら、スパイスの使い方や副菜との組み合わせによって、一皿ごとにまったく異なる魅力を楽しめるのもキーマカレーの面白さだ。
本記事では、私が実際に訪問した東京のキーマカレー店を厳選して紹介する。味の特徴や店ごとの個性を実食レビューとともにまとめているので、東京で美味しいキーマカレーを探している方はぜひ参考にしてほしい。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
【恵比寿】東京ボンベイ 恵比寿本店|辛党を虜にする「赤キーマ」の実力店

柏の名店「カレーの店 ボンベイ」の味を受け継ぐスパイスカレー専門店。
デリー系譜の名物・カシミールカレーで知られる一方、限定30食の裏メニュー「赤キーマ」は辛党から高い支持を集める人気メニュー。
鶏ひき肉や牛豚の合いびき肉にカシミールのスパイスをまとわせたキーマは、肉の旨味をしっかり感じさせながら、後から鋭い辛さが一気に押し寄せる刺激的な仕上がり。
キャベツやマッシュルーム、レンコン、カシューナッツなど具材も多彩で、食感の変化も楽しめる。
辛いだけでは終わらず、食べ進めるほどスパイスの奥行きと旨味が膨らみ、中毒性の高さを実感する一皿。キーマカレー好き、激辛好きなら一度は味わいたい東京屈指の実力店。

【原宿】みのりんご|果てしなく伸びるチーズが名物の人気キーマカレー

原宿駅竹下口すぐの場所に店を構えるキーマカレー専門店。
名物の「キーマチーズカレー」は、粗挽きの牛・豚ひき肉を使ったスパイシーなキーマをたっぷりのチーズで覆った一皿で、持ち上げるとどこまでも伸びるチーズが名物となっている。
キーマは玉ねぎや果物の甘み、肉の旨味、スパイスの刺激が一体となった濃厚な味わいで、見た目以上にしっかりとした辛さが特徴。
チーズや中に隠れた温泉卵を絡めることで辛さがほどよく和らぎ、最後まで飽きずに楽しめる。
見た目のインパクトだけでなく、キーマそのものの完成度も高い原宿を代表する人気カレー店。

【北参道】ヨゴロウ|鉄板で味わう熱々キーマとほうれん草カレーの名店

北参道と原宿の間に店を構えるカレー店。
名物は濃厚な「ほうれん草カレー」だが、オクラを使った「ビンディキーマ」も人気を集める一皿。
熱々の鉄板で提供されるため最後まで温度が落ちにくく、スパイスの香りをしっかり楽しめる。
キーマは細かなひき肉にオクラの粘りが絡み、他ではあまり味わえない独特の食感が特徴。
辛さは比較的穏やかで、スパイスの香りや挽き肉の旨味、ほのかな酸味がバランス良くまとまっている。
連日行列が絶えない人気店で、鉄板スタイルならではの臨場感も魅力の一軒。

【下北沢】旧ヤム邸 シモキタ荘|和出汁とスパイスが重なる下北沢の人気キーマ

2017年に下北沢へオープンした、大阪発のスパイスカレー店「旧ヤム邸」の東京1号店。
小麦粉を使わず、和出汁とスパイスを組み合わせる独自のカレーが特徴で、月替わりのキーマをあいがけ・全がけで楽しめる。
カレーは単純な辛さではなく、酸味、甘味、旨味、香りの重なりで食べさせる。
里芋、鮭、あおさ海苔、無花果など、一見カレーと結びつきにくい食材も違和感なくまとまり、混ぜるほど味の輪郭が変わっていく。
仕上げにヤムカレースープをかけると和出汁の旨味が加わり、さらに一段階味が広がる。下北沢で個性の強いキーマカレーを食べたいなら外せない一軒。

【経堂】キーマカレー スパイス婆ちゃん|鶏ひき肉だけで勝負する経堂の人気キーマ

元新聞記者の店主が京都の人気店「スパイスチャンバー」の味に感銘を受けて開いたキーマカレー専門店。
メニューは鶏ひき肉を使ったキーマカレーが軸で、10種類以上のスパイスを重ねながらも水分を抑えたパラリとした仕上がりが特徴。
塩味は控えめで、スパイスの香りと鶏肉の旨味を前面に押し出した味わいは、一般的な濃厚キーマとは異なる軽やかな食べ口。
それでいて激辛仕様はしっかり刺激があり、辛さ好きでも満足できるレベルに仕上げられている。
甘酢生姜や野菜が口直しとしてアクセントを添え、最後まで飽きずに食べ進められる一皿。
キーマカレーというより「スパイスで食べる挽き肉ご飯」と表現したくなる、個性派の人気店。

【代々木】ライオンシェア|噛むほど旨いドライキーマとスープカレーの完成形

無添加・小麦粉不使用にこだわり、鶏ひき肉を使ったドライキーマカレーを軸にした一皿で人気を集めている。
特製キーマカリーセットは、玄米にドライキーマ、刻み野菜、生姜、玉葱のアチャールを合わせ、そこにチキンスープカレーを組み合わせる構成。
キーマ単体では水分が少なく淡白にも感じるが、噛むほどに鶏ひき肉の旨味とスパイスがじわじわ出てくるタイプ。
さらにスープカレーを合わせることで挽肉に旨味が染み込み、あっさりしながらも完成度が一気に上がる。辛さは控えめなので、刺激を求めるなら辛口以上で楽しみたい一軒である。

関連記事











