東京・池ノ上にあるイタリアンレストラン「ぺぺロッソ」。

本記事では、京王井の頭線・池ノ上駅からすぐの場所に店を構える「ペペロッソ」についてレポートします。
「ぺぺロッソ」ってどんな店?
1986年に三軒茶屋でオープンしたイタリア料理店。先代シェフは故・遠藤秀明氏。
1999年には、イタリア大統領から「外国における正統派イタリアンレストラン」としての認定を授与された歴史を持つ。
元の建物の老朽化などの理由から、2020年1月に現在の世田谷区代沢へと移転し、第2章をスタート。
総料理長の今井和正氏は、広尾「イル・ブッテロ」、南麻布「インカント」で研鑽を積み、イタリア各地を巡りながら郷土料理とその土地の暮らしを学んできた。
料理の軸にあるのは、イタリアの郷土料理をそのまま再現するのではなく、日本の食材や風土と結び付けて表現すること。
魚はシェフ自身が各地へ釣りに出かけ、釣り上げた直後から神経締めや血抜き、冷却まで行う。野菜の一部は千葉県四街道市の畑で土づくりや種まきから育てるほか、全国の農園、漁港、醸造所、製粉所などへ足を運び、生産者や職人と直接向き合う姿勢も特徴。
魚は身だけでなく骨や皮、鱗、内臓まで料理に生かし、ブロードやソース、発酵調味料へ展開する。
手打ちパスタも店を象徴する存在。土地ごとに異なる形や食感を料理に合わせて使い分け、天然酵母の自家製パンやパネットーネ、発酵食品、器まで自ら手をかける。
ドリンクは国産ワインや日本酒を積極的に取り入れ、イタリア料理とのペアリングを提案。料理は季節や食材によって内容が変わる「お任せコース」が中心で、2回目以降は好みや過去の来店内容を踏まえた構成にも対応する。
▶ 一休で予約可能か確認

ペペロッソへの行き方
最寄りは京王井の頭線「池ノ上駅」。駅から約81m、徒歩すぐの場所にあり、住所は東京都世田谷区代沢2-46-7 エクセル桃井1F。
小田急線・京王井の頭線「下北沢駅」からは徒歩約12分、小田急線「東北沢駅」からは徒歩約7分。下北沢エリアからも歩いてアクセスできる距離にある。
実食レビュー【2026年10月訪問】
「インカント」の初代シェフの小池さんのもとで働いてた今井シェフによるレストラン。
レジェンドである遠藤シェフからバトンを受け継ぎいだ老舗店です。

目立った看板があるわけではないので初見だと少し迷うかもしれない。
店内は開けた空間でテーブル席がいくつもあり、内装もこだわりがみえる。

こちらではイタリア郷土料理を深掘りした料理をいただるんだけど、面白いのは「料理は船の上から始まっている」ということで、自分たちで月に一回、二回釣りに行き、船で下処理をするんだとか。
さらにシェフは陶芸もやるとのことで器はほぼ手作り。ビールもその陶器でいただきました。
最後の最後にシェフからお声がけをいただき、小池シェフと働いてたことを知りました。なるほど、「通りで」と合点がいくのでした。
以下、いただいた料理。

コースは11,980円+サービス料10%。

ひよこ豆のパネッレの上には発酵トマトとベルガモットで味付けした沼津の紫イカ。
発酵による酸味とイカの旨味がパネッレと調和します。

マリネした石垣のキハダマグロ。色はビーツで赤色に。魚醤、虹鱒の卵。
ねっとりとした旨味に程よい卵の塩味、ピスタチオオリーブのコクが合わさったこれまたシンプルながらバランスのとれたもの。

秋ということでカボチャのクレマ(ピューレ)。
甘味のあるカボチャにサクッとしたフリットした鯖のパンチある旨味が乗っかります。これだけでうまい。
さらに頬肉のグアンチャーレの塩味やローズマリーの香り、ブドウのソースなどが細かくバランスを取っている。こりゃ、誰が食べてもうまいやつです。

天然酵母で作ったパンは通常のと、アオサ海苔ととお茶っ葉のパンの2種類。

手打ちパスタのピチ。独特なうどんのようなコシと、アクアパッツァのソースに静岡御前崎のカンパチが馴染む。
ピチも作り手によってだいぶ食感が変わるんだけど、こちらはうどん感が強かった。

ラガネッレというセモリナ粉を使った幅広いパスタ。歴史が古いパスタでこれを重ねるとラザニアになるんだとか。
ジェノベーゼソース。とは言ってもバジルではないく、豚肉、玉ねぎの煮込み、アキレス腱などを使ったソースで。
チュルチュルの幅広食感を楽しんだ。

次に出てきたのが豚の作り物テラコッタ。ポンポンと叩くと豚の鼻や口のあたりからモクモクと煙が上がるシュールなもの。
この中にフランスの鳩のローストが入ってます。

面白いのがここから各部位ごとに火入れを変えて提供されること。

手羽は肉肉しく炭焼きの香りがいい。

ももは脂と皮の旨味が印象的。

ササミはしっとりとして牛骨と野菜で火を通したコク深ソースで提供。

胸肉はダイレクトな赤身の旨味を感じる。
一皿で一気に盛り付けるパターンはあるけど、こうして各部位が順番に出てくるのは珍しいかも。
サイズこそ小さい鳩だが十分満足感は高い。

ナイアガラというブドウのソルベ。

「大きなパン」と言う意味をもつ発酵パン「パネットーネ」。レーズン、薔薇の花びら、糖蜜。




ビール2種、ワインボトル2本を5人でシェアして19,000円くらい。ワイン込みでだいぶ良心的な価格じゃないでしょうか。
総じてシェフだけでなく、スタッフ一丸となってお店を作り上げてるのが好印象でした。ごちそうさまでした。
▶ 一休で予約可能か確認

世田谷区レストラン3選



店舗情報
店名:ペペロッソ
ジャンル:イタリアン、ワインバー、ダイニングバー
住所:東京都世田谷区代沢2-46-7 エクセル桃井1F
最寄駅:池ノ上駅
営業時間:10:00〜16:00、18:00〜24:00
定休日:月曜日、不定期で月1回火曜日
席数:47席
予算:ランチ8,000〜9,999円、ディナー10,000〜14,999円
支払い方法:カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)、QRコード決済可(PayPay、d払い、au PAY)、電子マネー不可
サービス料:記載なし
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
電話番号:05056005816
備考:予約可、個室あり、20人以下の貸切可、全席禁煙、テラス席あり、車椅子で入店可。ネット予約は当日17時まで、それ以降は電話で受付
オープン日:1986年
English Name:PEPEROSSO
Cuisine:Italian
Location:Ikenoue, Setagaya, Tokyo







