東京・神保町にあるラーメン店「覆麺 智(ふくめん とも)」。

本記事では、東京都千代田区神田神保町にある「覆麺 智」についてレポートします。
➡️神保町のラーメンまとめはこちらから

➡️神保町のランチまとめはこちらから

「覆麺 智」ってどんな店?
2008年7月23日に「覆麺」の屋号でオープンしたラーメン店。
店主の及川智氏は、四谷の名店「一条流がんこラーメン総本家」で修業を積んだ人物。
開業当初は店主らが覆面を着けて営業する独特のスタイルで話題を集め、その後、現在の「覆麺 智」へと店名を変更した。店からは東中野の「覆めん 花木」など、独立した弟子も輩出している。
ラーメンの特徴は、がんこ系譜ならではの強い塩気と、動物系や魚介系の旨味を凝縮したスープ。
基本となる醤油ラーメンには、徳島県産の阿波尾鶏や牛骨、乾物などを使い、力強い出汁に醤油のキレを重ねる。麺には「サッポロめんフーズ」の特製麺を使用。大判のチャーシューやメンマ、ネギを合わせ、塩気の奥にある出汁の旨味を楽しませる。
もう一つの特徴が、曜日ごとに内容を変える限定ラーメン。オマール海老や牡蠣、伊勢エビ、煮干しなど、その日の食材を生かした一杯が登場する。店内はカウンター7席のみで、予約は不可。
水曜日は完全会員制となり、ほかの曜日は会員証がなくても入店できる。朝7時30分から営業しているが、スープがなくなり次第終了するため、公式Xで当日の営業情報を確認しておきたい。
覆麺 智への行き方
「覆麺 智」は、都営三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」A4出口から徒歩約2分。駅から約107mの場所に位置する。
A4出口を出て左へ進み、最初の角を左折。三菱UFJ銀行の裏手にあたる神田神保町2丁目の路地に店舗がある。オレンジ色の建物と覆面のオブジェが目印。
実食レビュー│蝦夷鹿【2026年11月訪問】
平日の12時前。近くの沖縄そば屋に向かう途中になんだかいい香りがするなぁと思いながら通り過ぎたお店。
その目当ての沖縄そば屋に行列ができていたのを見て、そのまま引き返して先ほどのラーメン店へ。

手書きで「蝦夷鹿」と書かれている。どうやら限定メニューらしく蝦夷鹿を使ったラーメンをいただけるらしい。
ふと思った。鹿はジビエの中でもクセがない肉だ。しっとりとした滋味深い旨味を楽しむものだ。
そんな鹿をあえて出汁にしたラーメンとはどんなものだろう?

食券機を見ると限定2しか販売してない。食券機の意味…
タイミング良く待つことなく着席できた。
食券を渡す際に塩か醤油かの選択を迫られる。
特に繊細な蝦夷鹿の出汁を堪能するなら塩一択だ。だが、自分以外全員「醤油」を選択してる。

店内は横一列のカウンターのみ。水のポット、割り箸、一味唐辛子、胡椒。
自分の横に座った人が「生卵、ネック」と呟き出した。
どうやらトッピングサービスらしい。それならそうと言ってくれてもいいのに、この店はわかる人だけ来いというスタンスのようだ。
見ると曜日でラーメンが変わり、メモみたいに貼られた文字も多く、かなり情報量が多いので初見の自分はやや戸惑う。
・北海道産蝦夷鹿出汁 1,600円

具材はチャーシュー、ネギ、メンマ、海苔、そして茶色い脂身のようなもの。

過去のレビューから推測するに細かくほぐしたネック肉と背脂だろう。
スープはキリッと塩が立ち、じんわりと動物系の旨味が湧く。
しかしこれを「ブラインドで当てろ」と言われると真っ先に蝦夷鹿とは当てづらい。

なぜなら、前述した通り鹿肉自体クセがないからだ。
適切な血抜き処理をしていれば尚更だ。
牛骨ならあの独特の甘い脂の香り、豚骨なら豚脂や骨髄の厚み、鶏なら鶏油の香りみたいに、飲んだ瞬間に素材を連想させる特徴が結構ある。
でも鹿は脂が少ない。旨味はあっても、香りや脂による「鹿ですよ」という主張が弱い。

塩にしたことで醤油の香りに邪魔されず出汁そのものは拾いやすい。だが、鹿だとわかやすい記号がない。
とは言っても旨味がないわけではない。

牛骨や豚骨みたいな食べた瞬間に素材が浮かぶような強い香りは弱いということだ。

麺は舌触りのいい黄色いストレート麺。パツンという歯応えが小気味いい。
立川でいただいた「元祖一条流 がんこラーメン 立川たま館分店」のラーメンは自分にはしょっぱ過ぎたが、こちらは「ややしょっぱい」レベル。


チャーシューはしっとりとして脂の甘さがいい。このチャーシューは美味しいですね。
メンマはしっかり味染みしておりやはりスープと合わせると塩気が強い。
あえて鹿出汁を作る店主のロック感は伝わるが、他のラーメンも食べてみないことにはまだわからない。
他の人はこのラーメンをどう受け取ったんだろう?ごちそうさまでした。
神保町のラーメン3選



店舗情報
店名:覆麺 智
読み方:ふくめん とも
旧店名:覆麺
ジャンル:ラーメン、油そば、まぜそば
住所:東京都千代田区神田神保町2-2-12
最寄駅:神保町駅 A4出口 徒歩約2分
営業時間:月〜土 7:30〜14:00(スープがなくなり次第終了)
定休日:日曜日(臨時休業あり)
電話番号:非公開
席数:7席(カウンターのみ)
予算:1,000〜1,999円
支払い方法:現金のみ(カード・電子マネー・QRコード決済不可)
予約:不可
個室:なし
貸切:不可
禁煙・喫煙:全席禁煙
駐車場:なし(店舗隣にコインパーキングあり)
オープン日:2008年7月23日
備考:水曜日は完全会員制。曜日ごとに限定メニューあり。営業時間・出汁の内容は公式Xで要確認
English Name:Fukumen Tomo
Cuisine:Ramen / Abura Soba / Mazesoba
Location:2-2-12 Kanda-Jimbocho, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan








