下北沢駅周辺には、個性的なカレー専門店や昔ながらの定食屋、ラーメン店、おしゃれなカフェなど、多彩な飲食店が集まる。
駅周辺の路地には小さな個人店も多く、手頃な価格で食べられるランチから、ゆっくり過ごせる店まで選択肢は幅広い。
本記事では、下北沢駅から半径800mに絞って実際に訪れた店をジャンル別に紹介。料理の特徴や実際に食べた印象を交えながら、ひとりでのランチや休日の食事にも役立つおすすめ店をまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
カレー
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Curry Spice Gelateria KALPASI|本格スパイスカレーと個性豊かなジェラートの専門店

千歳船橋の人気店「カルパシ」の2号店として誕生した、スパイスカレーとジェラートの専門店。

複数のカレーにアチャールや副菜を添えたプレートが中心で、食後にはカルダモンやハーブなどを使ったスパイスジェラートも楽しめる。
3種盛りはレンズ豆、ケララチキン、ネパーリーポークのカレーに7種類の副菜を添えた充実の内容。豆のカレーは素材の風味が豊かで、チキンはスパイスの刺激と辛味が際立つ。ポークはネパール山椒の香りに酸味と油のコクが重なり、それぞれの個性が明確。
単体でも混ぜても楽しめる、王道の味わいを丁寧に仕上げたスパイスカレー。

旧ヤム邸 シモキタ荘|和出汁とスパイスが織りなす独創的な月替わりキーマカレー

大阪のスパイスカレーブームを牽引してきた「旧ヤム邸」の東京1号店。
下北沢の古民家を改装した店舗で、小麦粉を使わず、和出汁とスパイスを活かした月替わりのキーマカレーを提供する。複数のカレーを一皿で楽しめる「あいがけ」「全がけ」が人気。
鶏、豚、牛などのキーマに、キノコ出汁や鮭、あおさ海苔、イチジクといった意外な食材を取り入れる発想が面白い。
スパイスの刺激に酸味や甘味、磯の香りが重なり、混ぜることでさらに複雑な味わいへと変化する。仕上げに鶏の旨味を含んだヤムカレースープを加えると、味に一層の奥行きが生まれる。

エイトカリー|札幌発、16時間煮込む白湯カレーと鶏の旨味が凝縮した無水カレー

札幌発の「E-itou Curry」が下北沢に進出したスパイスカレー店。
16時間炊き出した白湯スープを使う「元祖伊東さんのカレー」をはじめ、スパイス系やパキスタン風無水カレーなどを提供する。辛さやご飯の量を選べるほか、素揚げ野菜などのトッピングも充実。
パキスタン風無水カレーは、ホロホロになるまで煮込んだあべ鶏の旨味とスパイスの香りがダイレクトに広がる。
ひまわり油で揚げた野菜は軽やかで、特にじゃがいもの香ばしさが印象的。硬めに炊かれたご飯も美味しく、米本来の甘みが感じられる。シンプルながら素材の持ち味が際立つ一皿。

般°若 PANNYA CAFE CURRY|松尾貴史が手がける軽やかなスパイスカツカレー

俳優の松尾貴史がオーナーを務める、下北沢駅から徒歩約3分のカレー専門店。
店名の「パンニャ」はインドの古代語で「叡智」を意味する。名物の「マハーカツカレー」は、烏賊墨を混ぜた黒い衣のカツと、さらりとしたスパイスカレーを合わせた個性的な一皿。
カレーは複雑なスパイスの香りにココナッツやバターを思わせるまろやかさがあり、ほのかな酸味もクセになる。黒いカツは揚げたてで香ばしく、サクッと軽い歯切れが特徴。
脂身の少ない肉を使っているため、カツカレー特有の重たさがなく、食後も驚くほど軽やか。

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ラーメン
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純手打ち 麺と未来|もち小麦100%の超極太手打ち麺が生む独創的なラーメン

下北沢一番街に店を構える、超極太の手打ち麺で知られるラーメン店。
もち小麦100%で打つ幅広の不揃いな麺は、博多うどんから着想を得た独特の仕上がり。従来のラーメンとは一線を画す麺質で、分倍河原の「手打ち 陰日向」など、後続の個性派ラーメン店にも通じるスタイルを確立した。
塩らーめんは鶏を中心に昆布や煮干しの旨味を重ね、柚子がほのかに香る。
塩味はやや強めだが、存在感のある太麺に負けない力強さがある。麺は最初ふわっと柔らかく、噛むほどにモチッとした弾力へ変化する独特の食感。プリプリの海老が入った熱々のワンタンも印象的。

中華そば こてつ|無化調の和出汁と醤油の旨味が広がる正統派中華そば

下北沢一番街に店を構える、ミシュランのビブグルマンにも選出されたラーメン店。鶏ガラ、煮干し、節、昆布、椎茸などを使った無化調スープが特徴で、中華そば、塩ラーメン、つけ麺を提供する。
特製中華そばは、澄んだスープに醤油のコクと魚介出汁の旨味がじんわり広がり、雑味のない奥深い味わい。
硬めに茹でたストレート麺はパツッとした歯切れが心地よく、スープとの馴染みもいい。低温調理チャーシューはふっくら柔らかく、肉の旨味と脂の甘みが感じられる。
皮が滑らかなワンタンも完成度が高く、派手な主張はないものの、出汁の美味しさを堪能できる一杯。

ラーメン二郎 環七新新代田店|極太平打ち麺と醤油が際立つ重厚な非乳化スープ

2000年1月に「環七新代田店」として創業し、2014年5月の店主交代を機に現在の店名へ変更。
初代は約2cmもの液体油が浮かぶ強烈な非乳化スープで知られ、二代目は極太平打ち縮れ麺を使った独自の一杯へと進化。つけ麺や冷まし中華など、不定期の限定メニューも提供する。
スープは分厚い油の層の下にキレのある醤油と豚の旨味が広がり、塩味も強め。極太麺は表面が柔らかく、芯にはギュッとした弾力があり、小麦の風味も力強い。
豚は小ぶりながらホロホロと柔らかく、ニンニクを加えることで一層パンチが増す。

貝麺 みかわ|浅利・蛤・帆立の貝出汁に牛骨の旨味を重ねた中華そば

下北沢駅から徒歩約1分の場所に構える貝出汁ラーメン専門店。
浅利、蛤、帆立を使った貝白湯を軸に、牛骨の出汁を重ねた中華そばも提供する。カウンター7席のみの小さな店ながら、行列ができる人気店。
中華そばは貝の旨味がじんわり広がり、牛骨のコクが味に厚みを持たせる。塩味はやや強めだが、貝出汁が主役で動物系はあくまで下支え。
中細平打ち麺は滑らかな口当たりと適度なコシがあり、スープとの馴染みもいい。豚ロース、豚バラ、鶏むね肉の3種類のチャーシューも添えられ、満足感のある一杯。

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中華
珉亭|1964年創業、名物の赤いチャーハンと餃子が旨い昭和の町中華

1964年創業。下北沢の街が変わりゆくなか、昭和の面影を残す老舗中華料理店。
俳優の松重豊や甲本ヒロトがかつてアルバイトしていたことでも知られ、「きたなシュラン」にも登場。
名物は赤く着色された豚肉を使うチャーハンで、ラーメンとのセット「ラーチャン」も人気を集める。
チャーハンは見た目こそ独特だが、ラードの香りと絶妙な塩加減が心地よい王道の味。鶏ガラベースのラーメンは塩味が強めで、コシのない柔らかな細麺がどこか懐かしい。
特に印象的なのが大ぶりの餃子。もっちりした皮に肉と野菜がたっぷり詰まり、ニンニクの効いた熱々の餡が抜群に旨い。

ハンバーガー・洋食
YUMMY BURGER|肉汁あふれる本格スマッシュバーガーと自家製ベーコンの贅沢ランチ

下北沢駅から徒歩約3分のハンバーガー専門店。アメリカンレストランで約10年間経験を積んだオーナーシェフが手がけ、USブラックアンガスのプライムグレードを使ったスマッシュバーガーが人気。
ランチではポテト付きの本格グルメバーガーを楽しめる。
自家製ベーコンチーズバーガーは、香ばしく焼いたバンズに肉肉しいパティ、チーズのコク、ベーコンの薫香が重なる食べ応え抜群の一品。レタスの爽快感とピクルス入りタルタルソースが全体をまとめ、肉の旨味が力強いのに重たさを感じさせない。
ホクホクのV字型ポテトも付いており、満足感の高いハンバーガーランチ。

ヴィレッジ ヴァンガード ダイナー 下北沢|香ばしいバンズと肉厚パティの本格グルメバーガー

雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」から生まれたハンバーガーダイナーで、下北沢駅から徒歩約5分の地下に店を構える。
牛肉のパティとふんわりしたバンズを使ったハンバーガーを中心に、パンケーキなどのカフェメニューも提供する。
Wチーズバーガーは、こんがり焼いたバンズからバターが香り、トマトのみずみずしさやレタスのシャキッとした食感が心地よい。
一方、パティはつなぎが多めで塩味も控えめ。見た目ほど肉の力強さはなく、もう少し主張が欲しいところ。卓上の塩やマスタードで味を調整すると、全体の輪郭がはっきりする。
和食
もつ焼き ばん 下北沢店|もつ煮込み定食ともつ焼き定食が楽しめる下北沢の大衆食堂

下北沢駅から徒歩約3〜4分の場所にある「もつ焼き ばん 下北沢店」。ランチでは、名物の「もつ煮込み定食」と「もつ焼き定食」を提供する。
いずれもご飯、味噌汁、小鉢、漬物が付く充実した内容で、気軽にしっかり食事ができる。
もつ煮込み定食は、柔らかく煮込んだもつの旨味が味噌仕立ての汁に溶け込む、ご飯が進む一品。
もつ焼き定食はレバー、あぶら、かしらなどの串焼きを楽しめ、タレや塩で味わえる。昼から通常の一品料理も注文できるため、定食だけでなく昼飲みも楽しめる。
エスニック料理
タイ料理研究所 下北沢店|本場の辛さとハーブの香りを楽しむ本格タイ料理ランチ

下北沢駅から徒歩圏内にある、株式会社SUU・SUU・CHAIYOOが展開するタイ料理専門店。
現地のホテルなどで経験を積んだタイ人シェフが調理を手がけ、ガパオライスやグリーンカレー、パッタイ、トムヤムクンなど、本場の辛さとハーブの香りを活かした料理を提供する。
ランチではガパオライスやグリーンカレーなどの定番料理に、生春巻きとスープが付くセットを用意。
ガパオライスはホーリーバジルが香る鶏挽肉とタイ米に、半熟の目玉焼きを崩して味わう一皿。辛さの調整にも対応しており、しっかりした辛味を楽しみたい人から、辛い料理が苦手な人まで利用しやすい。
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