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【映画】イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密【ネタバレ感想】生まれた時代を呪いたくなる程救いがない話
品川イッコーです。 「爆発のない戦争映画」ということで視聴。 結果、最近観た映画の中では一番まともだった。というかむしろ作品としては凄くいい映画だと思う。 コンピュータの基礎を作ったアランは偉業を成し遂げた後も同性愛者という事で逮捕され、ホルモン治療の後に自殺。 このホルモン治療してる時のアランは明らかに顔色悪いし手は震えてるしこの治療こそが彼を死に追いやった原因だと思わざるを得ない。 「化学的な去勢」という非人道的な行為の方が戦争よりもなんだかよっぽど後味が悪い。 -
映画 : ステイ・フレンズ【ネタバレ感想】ラブストーリーって本当パターンがないよね… (102本目)
品川イッコーです。 本題は「Friends with Benefits」なんだけどなんで邦題っていちいち変えるんだろうか? いまは恋愛なんてしたくなくて縛られることなく自由にいられてヤリたい時にやれる都合のいい関係だから「利益」ってタイトルにしてるんだからこの邦題はなんだかニュアンスが若干変わる気がするんだけど… 簡単に言うとセフレから恋愛に発展するラブコメ。 -
【映画】恋は雨上がりのように【ネタバレ感想】万人ウケの中でも万人ウケな作品
品川イッコーです。 何も考えずに観れる邦画でもということで大泉洋と小松菜奈主演のラブストーリーを鑑賞。 大泉洋が出てなかったから完全にスルーしてた作品。ちゃんと原作があるようです。 しかし小松菜奈ってなんとも絶妙な顔してるよね。 キュートだなと思う時もあれば時にはホラー顔だったり。劇中でもそのくだりあったけど確かに睨まれると怖いかもしれない… -
【映画】ハスラーズ【ネタバレ感想】ストリッパーの映画なのに脱ぎっぷりが悪すぎると思ったら友情物語でした
品川イッコーです。 観ていて終始イライラ。 引っかかる男もバカなんだけど男をただの金づるとしか思ってない主人公たちのはしゃぎっぷりにイラついて仕方がなかった。 それでも評判いいので最後まで観たんだけど…そんなにか?と言うのが正直なところ。 金融危機によって生活が困窮したストリッパーのコンスタンス・ウーはジェニファー・ロペスと組んで客にMDSAを飲ませ意識朦朧とさせてクレジットを盗み金を引き出すというかなりの荒技をやって荒稼ぎ。 だいたいこの類の話は最後には主人公たちは捕まるんだけど見せ方に新しいものは特に感じなかった。 -
【映画】劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜【ネタバレ感想】清々しい程テレビ版をぶち壊す作品 (99本目)
2019年/日本映画/114分 春田創一が上海と香港の転勤から帰国し、黒澤武蔵をはじめ天空不動産第二営業所のメンバーが彼を出迎える。そこに本社で新たに発足したプロジェクトチーム「Genius7」が現れ、リーダーの狸穴迅は春田たちにすぐに営業所から立ち去る... -
【映画】フラクチャード【ネタバレ感想】そうじゃないと思わせといてやっぱりベタなオチ
品川イッコーです。 あらすじ読んでもらったらわかると思うけどこういう話ってほぼほぼ、「病院が黒」か「主人公の頭が錯乱してるか」のどっちかのパターンだけど今回は後者です。 このパターン、「ファイト・クラブ」以降一体いつまで続けるのか… やけに照明が暗い院内、いかにも怪しそうな病院のスタッフ達。 この病院、怪しいですよーとプンプン匂わせるだけ匂わせる演出。 かと思えば主人公も元アル中でなかなかの挙動不審っぷり。 つまりどっちとも取れるっちゃ取れる様に描かれてます。 だから結構最後までどっちなのか読めないので観れてしまう。 -
【映画】私というパズル【ネタバレ感想】出産を控えた夫婦にとってこんなにも恐ろしい話はない
品川イッコーです。 Netflixにて鑑賞。 個人的にはいつもならスルーしそうな内容だけど、夏に長男が生まれたという事で気になって視聴。 結果としては物凄い良作だとは思うけど凄い疲れます。 特にオープニングタイトルが流れるまでの20分以上にも及ぶ出産から死産までのワンシーンでがっつり心掴まれました。 -
【映画】天使がくれた時間【ネタバレ感想】邦題のセンスのなさで観る者を遠ざける勿体ない映画 (95本目)
品川イッコーです。 これ20年も前の映画なんだ。 昔から存在は知っていたけどなかなか手を出せずにいたのは邦題のセンスのなさ。 「天使がくれた時間」っていかにも過ぎるではないか。 あらすじを読めば内容もわかってしまう様な映画なのでさらにこの邦題は観る者を遠ざけるのに一役買ってしまっている。 原題は「THE FAMILY MAN」。 うーん、多少なりともまだこちらの方が。 -
【映画】青天の霹靂【ネタバレ感想】狙いにいった誰からも嫌われない映画
品川イッコーです。 劇団ひとり原作、監督、主演をつとめた映画。主役は大泉洋。 タイムトラベルものなんだけど過去に戻って自分の両親や自身の出生の秘密を知るっていう結構ありがちなストーリー。 そういう意味では「バックトゥザフューチャー」を彷彿とさせるけど本作ではタイムマシンとかじゃなく雷に打たれて40年前にタイムスリップするって結構雑な戻り方。 タイムトラベルを活かしたエピソードはほぼなく基本は親子間の人間ドラマ。 大泉洋も時代とのギャップで四苦八苦するとかのエピソードもなく、割となんの苦労もなくこの時代にスッと馴染んでいきます。 もともとこの時代の人みたいな。もっと遊んでもいいのに。 -
【映画】楽園【ネタバレ感想】村八分、差別、偏見…限界集落で起きたあり得る話
2019年/日本映画/129分 ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたりだが、12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態... -
【ドラマ】半沢直樹2「魂を揺さぶる傑作の誕生」
女優の竹内結子さんが亡くなったその日、半沢直樹の最終回が放送された。 「生きていれば何とかなる」 妻役の花ちゃんの半沢直樹に対する言葉が我々の胸に突き刺さった。 白井大臣の盆栽をぶん投げての「クタバレ」、半沢の辞表を破り紙吹雪の中颯爽と去っ... -
【映画】この世界の片隅に「正直に言うと主人公のすずさんが合わない」
1944(昭和19)年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。 夫・周作のほか、周作の両親と義姉・径子、姪・晴美も新しい家族となった。 配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り...