「麺屋武蔵」は新宿の「創始 麺屋武蔵」をはじめ、二天、武骨、武仁など、異なる屋号を持つ系列店を展開しているラーメンブランドである。同じブランドでありながら、各店でラーメンやつけ麺の方向性が異なるのも特徴。
本記事では、実際に訪れた麺屋武蔵の系列店を店舗一覧として紹介。各店で食べた一杯をもとに、スープや麺、具材など、それぞれの違いをまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
【新宿】創始 麺屋武蔵|サンマ節を復活させた武蔵の原点

新宿の「創始 麺屋武蔵」は1998年創業。麺屋武蔵グループの総本山で、動物系と魚介系を合わせたWスープを広めた店のひとつ。
2020年のリニューアルでは創業時に使っていたサンマ節を復活させ、現在のスタイルへ進化している。
スープは豚骨や鶏ガラに、鰹節、煮干し、サンマ節などを重ねた力強い味わい。現在は塩味も強めで、昔の武蔵とはかなり印象が異なる。
多加水の太麺はツルッとした舌触りでもちもち。柔らかな特製角煮も存在感があり、創業時の味を再現するのではなく、時代に合わせて変化を続けている。

【渋谷】麺屋武蔵 武骨外伝|3種の味で楽しむ濃厚つけ麺

渋谷・道玄坂の「麺屋武蔵 武骨外伝」は2006年オープン。麺屋武蔵系列のつけ麺専門店で、黒・赤・白の3種類から味を選べる。麺量を無料で増やせるほか、柔らかく煮込んだ大ぶりの角煮も特徴。
濃厚外伝赤つけ麺は、甘みのある魚介豚骨スープに辛味噌風の餡と半熟玉子を添える。辛さは控えめで、ふわっとした独特のコシを持つ太麺は、餡だけを絡めても楽しめる。
途中からスープにつければ魚介豚骨のコクが加わり、ひとつの丼で味の変化をつけられる。一般的なつけ麺とは少し違い、和え麺の要素も感じる個性的な一杯。
【六本木】麺屋武蔵 虎嘯|胡椒を練り込んだ平打ち麺と巨大チャーシュー

六本木の「麺屋武蔵 虎嘯」は、麺屋武蔵の創業店「青山」で1996年に提供していた味をベースに、現在の技術で磨きをかけた店舗。
動物系と魚介系を合わせたWスープに加え、胡椒を練り込んだ自家製の平打ち麺が大きな特徴。
虎嘯辛つけ麺は、魚介の風味とほのかな甘みを持つつけ汁に、心地よい辛さを効かせる。
多加水の平打ち麺はもちもちとコシが強く、噛むほどに胡椒の香りが広がる。さらに分厚いチャーシューは表面を香ばしく炙り、箸で切れるほど柔らかくジューシー。創業期の味を土台にしながら、麺や調理法で現在の武蔵らしさを加えている。

【上野】麺屋武蔵 武骨相傳|黒・白・赤から選ぶ濃厚つけ麺

上野の「麺屋武蔵 武骨相傳」は、「麺屋武蔵 武骨」から派生したつけ麺専門店。動物系と魚介系を合わせた濃厚スープを軸に、「黒」「白」「赤」の3種類を用意する。
黒は香味野菜をじっくり焦がし、イカ墨を加えたコクのある味わい。
濃厚なスープがもちもちの太麺によく絡み、大ぶりのチャーシューは表面が香ばしく中はしっとり。系列の中でも、3種類のつけ汁と肉厚なチャーシューで個性を出している。
【浜松町】麺屋武蔵 浜松町店|濃厚Wスープと大ぶり角煮

大門・浜松町の「麺屋武蔵 浜松町店」は、麺屋武蔵の原点となる動物系と魚介系のWスープを軸にする店舗。
鶏ガラや豚骨に鰹節、煮干しなどを重ねた濃厚なスープと、もちもちの中太麺、大ぶりで柔らかな角煮を揃える。
浜辛つけ麺は鰹の風味と動物系のコクを土台に、甘み、塩味、辛味までかなり強く押し出した味。
もちもちの太麺にも負けない濃さで、焼肉を食べた後でも強烈に感じるほどだった。
麺に添えた大ぶりのチャーシューも甘めの味付けで、全体を通して味の濃さが際立つ。最後のスープ割りは柑橘と和出汁が香るものの、それでも濃さはしっかり残る。

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