乃木坂駅周辺には、気軽に楽しめるランチからおしゃれなレストラン、和食まで幅広い飲食店が点在する。六本木や赤坂、青山にも近く、少し歩くだけでも選択肢が大きく広がるエリア。
本記事では、乃木坂駅から半径800mに絞って実際に訪れた店をジャンル別に紹介。料理の特徴や実際に食べた印象を交えながら、それぞれの店の魅力をまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
ラーメン
入鹿TOKYO 六本木|ポルチーニ香る多層的な醤油らぁ麺

2021年10月10日オープン。「麺屋一燈」「AFURI」「すごい煮干ラーメン凪」などで経験を積んだ小川氏が営むラーメン店。
乃木坂からも徒歩圏内にあり、名古屋コーチンや黒豚、伊勢海老、ムール貝など、動物系と魚介を重ねた重厚的なスープを作る。
ポルチーニ醤油らぁ麺は塩味を抑えたスープに、トリュフや数種類のキノコを使ったペーストを添える。溶かすとポルチーニの芳醇な香りが一気に広がり、低加水の中細麺も印象的。
素材を惜しまず使った複雑な味と、ラーメン店では珍しいほど丁寧な接客も印象的。

博多麺房 赤のれん 西麻布本店|濃厚豚骨と細平打ち麺の老舗

1978年9月オープン。福岡で1946年に創業した「赤のれん」で修業した先代が、西麻布に開いた博多ラーメン店。
ゲンコツを五右衛門釜で継ぎ足しながら炊き、豚骨の香りと甘みをしっかり残したスープを作る。
白濁したスープはとろみとコクがあり、醤油を効かせながら塩気は強すぎず、豚骨のまろやかさもしっかり感じられる。
独特の細平打ち麺はザクッと歯切れがよく、小麦の風味も豊か。チュルッとした皮の水餃子も旨く、昼の食事から酒を飲んだ後まで使いやすい。

かおたんラーメンえんとつ屋 南青山店|焦がしネギ香る昔ながらの醤油ラーメン

1985年創業。乃木坂から西麻布方面へ歩いた先にある「かおたんラーメンえんとつ屋 南青山店」は、年季の入った屋台のような外観でも知られる老舗。
ラーメンだけでなく餃子や角煮、孔袋など酒に合う料理も揃う。
ラーメンは鶏や豚、野菜を煮込んだあっさりした醤油スープに、焦がしネギの香ばしさを効かせる。
軽い口当たりながら焦がしネギが味にしっかり個性を加え、飲んだ後にも食べやすい。昼から町中華感覚で料理とラーメンを楽しむのもいい。

中華
赤坂珉珉|酢胡椒で味わう肉汁たっぷりの焼き餃子

1965年創業。乃木坂から徒歩圏内の「赤坂珉珉」は、日本の焼き餃子の元祖とされる「珉珉羊肉館」で修業し、暖簾分けを受けて開いた中華料理店。
餃子を酢と胡椒で食べる「酢胡椒」発祥の店としても知られる。
餃子はもっちりした皮に餡がたっぷり詰まり、噛むと肉汁があふれる。ニラの風味もしっかりしているが、酢胡椒で食べると酸味がニラの強さを和らげ、肉の甘みが際立つ。
素朴なカレーチャーハンなど昔ながらの中華料理も揃い、餃子と一緒に楽しみたい。

黒猫夜 六本木店|中国各地の郷土料理と地酒を楽しむ

2005年創業の赤坂店を本店に持つ「黒猫夜」の六本木店。乃木坂からも徒歩圏内にあり、羊のつくねや豚大腸一本揚げ、ガチョウの汁なし辛火鍋など、日本ではあまり見かけない中国各地の郷土料理を楽しめる。
自社農場の旬野菜も使い、現地の味をできるだけそのまま伝える料理が特徴。
中国各地の地酒や黄酒も約40種類を揃える。日本向けに整えすぎた中華とはひと味違い、中国の地方料理をしっかり食べたいときに面白い店。
老四川 飄香小院|香辛料を幾重にも重ねる本格四川料理

六本木ヒルズにある「老四川 飄香小院」は、広尾に本店を構える「飄香」の支店。

伝統的な成都の四川料理をもとに、豆板醤や香味油まで手作りし、化学調味料に頼らず香辛料の香りを丁寧に引き出す。
よだれ鶏は辣油や山椒など幾重もの香りが重なるソースが圧巻。麻婆豆腐も最初から強烈に辛いのではなく、食べ進めるほど香辛料の香りと痺れが膨らんでいく。
料理の手間を考えると価格も良心的で、ランチでも本格的な四川料理を楽しめる。
そば・うどん
おそばの甲賀|赤坂砂場仕込みの手打ち蕎麦

西麻布の「おそばの甲賀」は、江戸前蕎麦の名店「赤坂砂場」で14年修業した甲賀氏が独立して開いた店。
店内の石臼で毎朝そばの実を挽き、細くしなやかで喉越しのいい蕎麦を打つ。
せいろは蕎麦の香りとコシが心地よく、甘辛いつゆも上品。さらに印象的なのが、たっぷりの雲丹をのせたウニそば。
冷たく締めた蕎麦に、しょっぱめのつゆと雲丹の濃厚な甘みが重なり、食べ進めるほど雲丹の存在感が増していく。
蕎麦前から日本酒、締めの蕎麦まで楽しめる西麻布らしい店。

手打うどん いわしや 青山店|本場仕込みの力強い手打ち讃岐うどん

香川で讃岐うどんを学び、2006年に兵庫・西宮で「いわしや」を開いた柾木康宏氏による東京初出店。青山一丁目駅直結で、足踏みと手ごねで仕込む手打ちうどんをセルフ形式で楽しめる。
冷たいぶっかけは、キンキンに締めた麺の力強いコシと、噛むほど広がる小麦の風味が印象的。
いりこや昆布、魚節から取る無化調のつゆは甘みと味が濃く、存在感のある麺にも負けない。青山一丁目で本格的な讃岐うどんを気軽に食べられる店。

#六本木うどん|打ち立て自家製麺と揚げたて天ぷら

六本木駅8番出口の目の前にある「#六本木うどん」は、注文を受けてから麺を伸ばして切り、茹で上げる自家製うどんの店。国産小麦4種類をブレンドし、天ぷらも注文ごとに揚げる「4たて」を掲げる。
冷たい天ざるは、ムチッとした麺を噛むと芯から押し返すような強いコシがあり、打ち立てらしい食感を楽しめる。
つゆは利尻昆布に鯖節、うるめ節、いわし節、宗田節を使い、魚介の味もしっかり濃い。昼から翌朝6時まで通しで営業しているのも六本木ではありがたい。

和食・定食
豚組食堂|銘柄豚と軽い衣を楽しむとんかつ

六本木ヒルズ地下2階にある「豚組食堂」は、西麻布のとんかつ店「豚組」の系列店。
全国から選んだ銘柄豚を日替わりで使い、本店の味をより気軽な価格で楽しめる。
ロースかつは粗めの衣がカリッと軽く、太白ごま油と綿実油を使った油も重さを感じさせない。
山形豚は柔らかく、脂にも上品な甘みがあり、まずは岩塩で食べると肉の味がよく分かる。ご飯とキャベツがおかわり自由なのもうれしい。

洋食・ハンバーガー
ゴリゴリバーガー タップルーム|540gの肉を重ねる豪快バーガー

六本木の「ゴリゴリバーガー タップルーム」は、肉のボリュームを前面に出したハンバーガー専門店。クラフトビールも豊富に揃え、バーガーと一緒に楽しめる。
名物の「3×3 ゴリゴリバーガー」は、粗挽きの180gパティを3枚、合計540g使用。さらにチーズを3枚重ね、野菜は一切入れず、肉とチーズに振り切った豪快な構成。
全粒粉入りのバンズが霞むほど肉の存在感が強く、とにかく肉を腹いっぱい食べたい人向けのバーガー。

フレイズ フェイマス ピッツェリア|SAVOY出身が焼く薪窯ピッツァ

2011年4月1日オープン。ナポリピッツァの名店「SAVOY」出身の山口昇吾氏が六本木で開いたピッツェリア。

薪窯を使い、ナポリピッツァを基本に東京やアメリカの文化も取り入れた独自のスタイルで提供する。
マルゲリータは、もっちりと密度のある生地から小麦の香りが広がり、薪窯で焼いた香ばしさやほろ苦さもしっかり感じる。
トマトの酸味も鮮やかで、シンプルだからこそ生地と焼きの良さがよく分かる。ブルックリンラガーなどクラフトビールと一緒に楽しめるのも魅力。

HAVANA CAFE 六本木|タコスとジャークチキンを気軽に楽しむ

1995年創業。六本木の「HAVANA CAFE」は、タコスやブリトー、ジャークチキンなどを揃えるメキシカンダイニング。
ランチはタコスプレートをはじめ、ワンドリンク付きのメニューを手頃な価格で楽しめる。
タコスはビーフにワカモレ、サルサ、サワークリーム、チェダーチーズを添え、自分でトルティーヤに包んで食べるスタイル。スパイスを効かせたジャークチキンもビールが進む味で、昼から気軽にメキシコ料理を楽しみたいときにも使いやすい。

関連記事












