大久保は新大久保に隣接し、韓国料理をはじめアジア各国の料理から定食、カレーまで多彩な店が集まるエリア。手頃な価格で食べられる店も多く、ひとりランチの選択肢も豊富だ。
本記事では、大久保駅半径800mに絞って実際に訪れたランチをジャンル別に紹介する。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
ラーメン
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麺屋 悠|かづ屋の系譜を継ぐ魚介香る醤油ラーメン

大久保駅近くの「麺屋 悠」は、目黒「かづ屋」や高円寺「はやしまる」で経験を積んだ店主が2016年に開いたラーメン店。

動物系のコクに煮干しなど魚介の香りを重ねたスープは、ガツンというよりかは、飲み進めるほど旨味がじわじわと膨らんでいくタイプ。
支那そばは、熱々のスープに低加水の細麺を合わせ、麺が出汁をしっかり持ち上げる。
直前に炙ったチャーシューは肉の存在感と脂の甘みがあり、ネギや海苔、柚子の香りが全体に変化を加える。派手な刺激ではなく、最後まで自然と箸が進む王道の醤油ラーメン。

らあめん満家|満来の系譜を受け継ぐ豚清湯ラーメン

大久保駅近くの「らあめん満家」は、西新宿「満来」の初代で修業した店主が2016年に開いた一軒。

澄んだ豚清湯をベースにした醤油スープと、食べ応えのある中太麺、厚切りチャーシューという満来系らしい構成を受け継ぎながら、味や麺の仕上がりには独自の個性を持たせている。
ざるらぁめんは、キレのある醤油に酢の酸味と七味の刺激を重ねたつけ汁が印象的。
鶏ガラと豚骨の旨味を感じるスープは比較的さらりとしており、大成食品の麺は柔らかさの中にもちっとした弾力が残る。満来の面影を感じさせつつ、単なる再現にとどまらない仕上がり。

自家製麺223|池袋二郎などで修業した店主の二郎インスパイア

大久保駅近くの「自家製麺223」は、「ラーメン二郎 池袋東口店」や「用心棒」「ラーメンイエロー」で経験を積んだ店主が2023年に開いた二郎インスパイア店。

乳化した豚骨スープに自家製の平打ち麺、厚みのある豚を合わせ、ボリュームだけに頼らない一杯に仕上げている。
ミニラーメンでもスープの土台はしっかりしており、強めの塩気とニンニクのジャンクさに豚の旨味が重なる。
やや細めの自家製麺は硬めに茹でられ、噛み応えが強く、時間が経っても食感が崩れにくい。豚も脂に偏らず柔らかく、二郎系らしい満足感をきちんと楽しめる。

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韓国料理
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コリア タッカンマリ|丸鶏一羽を煮込む東大門式タッカンマリ

新大久保駅近くの「コリア タッカンマリ」は、2010年創業のタッカンマリ専門店。
色々行ったけど自分的にはここのタッカンマリがベスト。
丸鶏を一羽そのまま鍋に入れ、長時間炊いた鶏の出汁にニンニクや生姜を効かせた、韓国・東大門スタイルを楽しめる。
韓国醤油、酢、マスタード、タデギを自分で合わせ、好みのタレを作るのも本場らしい食べ方。
鶏肉は下味を付けすぎず、しっとり柔らかで肉の味もしっかり残る。煮込むほど鶏油や旨味がスープへ溶け出し、タレにも出汁が重なることで味わいが徐々に深まっていく。最後はカルグクスを入れ、鶏の旨味を吸わせて締めるところまで楽しみたい。

タッカンマリ食堂|7時間炊く鶏白湯で味わう丸鶏鍋

新大久保駅近くの「タッカンマリ食堂」は、2019年にオープンしたタッカンマリ専門店。
若鶏を丸ごと使い、7時間以上煮込んだ鶏ガラスープを合わせるのが特徴で、ニンニクや生姜を重ねながらも鶏の旨味を軸にした味にまとめている。
スープは最初から出汁の厚みがあり、煮込むほど鶏の旨味や脂が溶け出してさらに深みを増していく。
卓上の出汁醤油、酢、カラシを合わせたタレで味を変えながら食べ進め、最後はもちっとしたタンミョンを加えて締める流れも楽しい。

辛ちゃん|炭火焼チキンと激辛料理を楽しむ韓国料理店

新大久保駅近くの「辛ちゃん」は、2005年創業の炭火焼チキン専門店。
韓国チキンが今ほど一般的でなかった頃から炭火焼スタイルを続け、塩、ピリ辛、超激辛まで好みに合わせて楽しめる。
チキン以外にもラッポキやチヂミ、スンドゥブなど韓国料理が揃い、昼からしっかり食事を楽しめる。
激辛手羽先は、唐辛子の刺激に甘辛い味付けを重ねた濃厚な仕立て。熱々のラッポキはさらに辛さが強く感じられ、後から一気に刺激が追いかけてくる。対照的にフライドチキンは揚げたての香ばしさと素直な旨味が際立ち、ビールとの相性も抜群。

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中華
天府舫|自家製辣油で仕上げる辛さと痺れの麻婆豆腐

大久保から新宿方面へ歩いた先、小滝橋通り近くにある「天府舫」は、本場四川の麻辣を前面に出した四川料理店。
日本人向けに大きく寄せず、唐辛子や花椒を効かせた料理を揃え、ランチでは水餃子や味付け玉子、ご飯のおかわりが付くなど、ボリューム面でも使いやすい。
麻婆豆腐は、自家製辣油をたっぷり使ったオイリーな仕立てで、辛さと痺れが鮮明。塩気を効かせた豚挽肉は粒が大きく、柔らかな豆腐の中でしっかり食感を残す。
激辛まで選べる刺激の強さに加え、香りと肉の旨味も重なり、ご飯が自然と進むタイプの麻婆豆腐。

カレー
フィッシュ 新宿店|六本木の伝説的カレーを受け継ぐスパイス料理店

大久保から新宿方面へ歩いた先にある「フィッシュ 新宿店」は六本木で30年以上親しまれたカレー店「フィッシュ」の味を受け継ぎ、2018年に西新宿で再始動したスパイス料理店。
カルダモンやクローブなどを効かせた力強いカレーを軸に、白身魚、チキン、キーマなどを2種・3種のコンボでも楽しめる。
大辛チキンカレーは、鋭い辛さと鮮明なスパイス感が立ち、ホロホロに煮込まれた鶏肉の旨味もしっかり。
キーマを合わせると辛さの角が和らぎ、パパドや玉ねぎのアチャール、パクチー、スパイシーマッシュポテトを混ぜることで味にさらに奥行きが生まれる。食べ進めるほど食欲を刺激する、中毒性のある一皿だ。

うどん
讃岐うどん大使 東京麺通団|香川のセルフ文化を伝える本格讃岐うどん

大久保から新宿西口方面へ歩いた先にある「讃岐うどん大使 東京麺通団」は、2003年創業の讃岐うどん専門店。
注文したうどんを受け取り、好みの天ぷらや薬味を加える香川のセルフ方式を東京で再現し、20年以上にわたって本場のうどん文化を伝えている。
麺はもちっとした柔らかさから、噛み込むとグッと跳ね返す讃岐らしいコシを感じる仕上がり。
冷・温、釜あげ、かまたまなど選択肢も多く、天ぷらを自由に組み合わせられるのもセルフ店ならでは。新宿の中心部で気軽に讃岐うどんを楽しめる。

香川一福 西新宿店|高松の名店を受け継ぐ細打ち讃岐うどん

西新宿にある「香川一福 西新宿店」は、香川・高松の名店「一福」の流れを汲む讃岐うどん店。
丸亀「中村うどん」で修業した店主の系譜を受け継ぎ、店内製麺の細めのうどんと、いりこを軸にした出汁を組み合わせる。
冷たいうどんは、むっちりとした弾力と芯を感じるコシがあり、細麺ならではの喉越しも軽やか。
甘辛く煮た牛肉を合わせれば、出汁の塩気に肉の甘みが重なり、シンプルなぶっかけとはまた違った満足感を楽しめる。
エスニック料理
バンタイ|1987年創業、本場の味を守る老舗タイ料理店

新宿・歌舞伎町の「バンタイ」は、1987年創業のタイ料理店。
料理人からホールスタッフまでタイ人を中心に構成し、家具や食器にもタイの品を取り入れるなど、料理だけでなく空間まで現地の文化を色濃く映している。
100種類以上の料理が揃い、平日のランチでも本格的なタイ料理を楽しめる。
料理は甘味、辛味、酸味にハーブやスパイスの香りを重ねた、タイ料理らしい複雑な味わい。ココナッツミルクのコクが広がるマッサマンカレーやプーパッポンカリー、酸味と辛味のタレで食べるコームーヤーンなど選択肢も幅広く、長年新宿で本場の味を伝えてきた老舗ならではの厚みを感じられる。

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