カレーうどんは邪道か?
東京都内には、だしの旨みを生かした老舗の一杯から、スパイスを効かせた創作系まで、個性豊かなカレーうどんを味わえる店が数多くある。
専門店はもちろん、うどん店ならではのこだわりが詰まった一杯も魅力だ。
本記事では、私が実際に訪問した東京のカレーうどんの名店を紹介する。それぞれの店ならではの特徴や味わいをまとめているので、店選びの参考にしてほしい。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
古奈屋 巣鴨本店|クリーミーカレーうどんを生み出した巣鴨の名店

1983年創業、巣鴨に本店を構えるカレーうどん専門店。
鰹節や宗田節、鯖節、むろ節を合わせた和風だしに、自家製カレールウと牛乳を加えたクリーミーなスープで知られ、現在のクリーミーなカレーうどんブームの先駆け的存在。
牛すじカレーうどんは、まろやかなコクとスパイスの香りが調和した濃厚なスープが魅力。
牛すじの脂と旨味が溶け込み、より深みのある味わいへと仕上がる。
うどんは柔らかくもちもちとした食感で、クリーミーなスープがしっかり絡み、最後まで飲み干したくなる一杯となっている。

手打 しまだ|28種類のスパイスが香る表参道のカレーうどん専門店

1993年創業、表参道の路地裏に構えるうどん店。
店主が「若者の街で新しいメニューを」と考案したカレーうどんを名物とし、28種類のスパイスを使った独自の一杯で知られる。
店内は84席を備え、ランチはもちろん夜は居酒屋としても利用できるなど、幅広いシーンに対応している。
エビ天カレーうどんは、小麦粉を使わず仕上げたクリーミーなスープに、牛乳のまろやかさと28種類のスパイスが重なり、濃厚ながら後味は軽やか。
鶏ガラや豚骨、香味野菜の旨味が土台を支え、やや細めでもちっとしたうどんがスープによく絡む。スープを吸った海老天も存在感があり、最後まで一体感のある味わいを楽しめる。

こんぴら茶屋|目黒を代表する王道カレーうどんの老舗

1983年創業、目黒駅近くで長年親しまれているカレーうどんで有名なお店。
定番の牛かれーうどんをはじめ種類も豊富で、辛さを選べるのも特徴。
牛かれーうどんは、とろみのある王道の和風カレーが太めのうどんによく絡む一杯。
クリーミーさを前面に出すタイプではなく、親しみやすい昔ながらの味わいで、牛肉と玉ねぎの旨味が全体を支える。
もちっと柔らかなうどんとの相性もよく、幅広い世代に受け入れられる定番のカレーうどん。

JAZZ KEIRIN(ジャズ・ケイリン)|黒胡麻を利かせた創作カレーうどんを味わえる下高井戸の一軒

下高井戸に構える創作うどん店。
「ジャズ」と「競輪」を組み合わせた個性的な店名の通り、店内にはジャズが流れ、競輪中継も映し出される。
讃岐うどんを土台に、白カレーうどんや季節限定の創作メニューを展開し、独自のカレーうどんで支持を集めてきた。
黒カレーうどんは、和風出汁を利かせたカレーに黒胡麻を重ね、香ばしさとほのかなスパイス感を引き出した一杯。
うどんはもちもちとした弾力があり、中心にはしっかりとしたコシを残す。
豚肉と玉ねぎを合わせた親しみやすい構成ながら、黒胡麻の風味によって一般的な和風カレーうどんとは異なる表情を見せる。

cuud|和出汁とスパイスを融合させた羽田空港のカレーうどん専門店

羽田空港第1ターミナルに構えるカレーうどん専門店。
日本料理の名工・長島博氏が監修し、和出汁にスパイスを重ねた独自のカレーうどんを提供する。
定番のカレーうどんに加え、トマトうどんやハーフ&ハーフなども揃い、出発前でも利用しやすい一軒。
カレーうどんは、和出汁を生かした軽やかな口当たりにクリーミーさを重ね、後からスパイスの刺激がじんわり広がる。
細めのうどんはスープとの一体感を重視した仕上がりで、トマトうどんは爽やかな酸味がアクセント。
ご飯を合わせれば和風カレーとしても楽しめ、空港グルメらしい食べやすさと完成度を兼ね備えている。
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