高円寺は東京でも屈指の「カレーの街」である。
スパイスカレーから欧風、間借り営業まで幅広く営業しているエリアだ。
そこで本記事では、実際に食べた中から高円寺で本当に使えるカレー店だけを厳選した。
※新しい店が出れば、このリストは随時更新する。
ホールスパイスカレー青藍|注文ごとに香りを立たせるスパイスカレーの名店

高円寺北口から徒歩5分、庚申通り商店街にあるスパイスカレー専門店。
注文後にホールスパイスを炒めて香りを引き出すスタイルが特徴で、まさに「香りを食べる」を体現する。
辛さではなく、スパイスの立体感と余韻で勝負する。
看板メニューのスパイシーチキンカレー定食は、副菜と混ぜながら味の変化を楽しむ構成で、化学調味料に頼らず、鶏の出汁などで下支えされたバランスの良さが際立つ。
スパイシーチキンカレーZ定食は、ホールスパイスが弾けるたびに香りと刺激が広がるのが特徴。
辛さは穏やかで、食べ進めるごとにスパイスが積み重なっていく感覚。副菜の甘味や酸味も加わり、一皿の中で味の振れ幅がある。

かりい食堂|諸国のスパイスを重ねた多層的カレーが魅力の一軒

間借り営業を経て独立したスパイスカレー店で、店主は渡辺玲氏のカレーの学校で学び独学も重ねた。
「ここではないどこカレ~」を掲げ、各国のスパイス文化を混ぜ合わせた自由度の高い一皿を提供。
メニューは定番チキンカレーと月替わりカレーの2本軸。副菜を組み合わせるセット構成で、あいがけが基本スタイル。
音楽ネタを織り交ぜた独特なメニュー表も含め、店のカルチャー色が強い。
あいがけセットは、スパイスのザラつきまで感じる濃密な香りが特徴。チキンはホロホロに煮込まれ、羊のカレーは独特の風味とスパイスが重なり合う。スパイスを存分に感じられる一皿。

CURRY SHOP くじら|酸味と辛味で食わせるポークビンダルー

高円寺の大一市場内に構えるスパイスカレー専門店。
ポークビンダルー、チキンカリー、キーマを揃え、2種・3種のあいがけにも対応する。
狙うならポークビンダルー。赤ワインビネガーの酸味がはっきり立ち、スパイスの刺激と豚肉の旨味が重なる酸っぱ辛い一皿。
豚肉はスプーンで切れるほど柔らかく、玉葱が溶け込んだサラッとしたソースも食欲を引っ張る。
チキンカリーはトマトの酸味を感じる軽めの仕上がりで、ビンダルーと混ぜると全体がさらに酸味寄りに。
席数は少ないが回転は早く、高円寺でサクッとスパイスカレーを食べたい時に是非。
アンドビール|高架下で楽しむスパイスカレーと自家製クラフトビール

高円寺〜阿佐ヶ谷間の高架下に位置する、クラフトビール醸造所併設のスパイス料理店。
複数種のカレーやビリヤニに加え、自家製ビールを食中酒として合わせるスタイルが特徴で、昼はカレー、夜はビール主体と使い分けができる。
店内はL字カウンターとテーブルで開放感があり、昼は落ち着いた空気。ビール注文で割引があるなど、本来はビールありきの店だが、ランチ利用も成立する。
カレー定食は複数種から選べるあいがけがオススメ。
この日は梅チキンとマスタード海老を選択。梅チキンは酸味が輪郭を締める軽やかな仕上がり、マスタード海老はまろやかな酸味で方向性の違いを楽しめる。副菜やポルサニボルが全体をまとめ、日本米との相性も良い。

エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター|南インド系ビリヤニを軸に据えた系列の専門店

八重洲地下街発の南インド料理店「エリックサウス」の中でも、ビリヤニに特化した業態。
ビリヤニは炊き込みと蒸らしで仕上げ、バスマティライスのふわりとした食感と肉の旨味が重なる。ライタや副菜と合わせることで味の変化を楽しめ、南インド料理の要素をベースにしながらも間口は広い。
マトンキーマビリヤニは、ミントやハーブの香りが立ち、塩味は控えめでスパイス主体の仕上がり。食べ進めるごとに香りと旨味が積み重なっていき、さらにライタを合わせることで全体がまとまる。

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