西国立駅周辺には、家系ラーメンから味噌ラーメンまで、個性の異なる店が点在する。立川駅から一駅という立地ながら、西国立駅を最寄りとする店もあり、立川の中心部とはまた違ったラーメンを楽しめる。
本記事では、西国立駅から半径800m以内に絞って実際に訪れたラーメン店を紹介。スープや麺、具材などを実食し、それぞれの一杯の特徴や違いをまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
らーめん ぱったぱた|つばさ家仕込みのまろやか豚骨醤油

西国立駅近くの「らーめん ぱったぱた」は、立川「つばさ家」などで修業した店主が独立して開いた店。
豚のゲンコツと背ガラだけで炊くスープは、家系らしい濃厚さがありながら獣臭さを抑え、豚骨の甘みが素直に伝わってくる。
鶏油をたっぷり浮かべたスープはクリーミーで、醤油も塩気も穏やか。
ガツンと醤油を効かせるタイプとは違い、豚骨のコクをじっくり味わえる。モチモチとした短めの中太麺に加え、モモ肉とバラ肉から選べる燻製チャーシューにも、この店ならではのひと手間が光る。
富士見家|つばさ家10年の経験を注ぐ濃厚豚骨醤油

「つばさ家」で10年間修業し、店長も務めた店主が立川で独立。国産の生豚骨と鶏ガラを長時間炊き、親鶏と若鶏から取った鶏油を重ねた、まろやかで厚みのあるスープを作る。
口当たりはトロッと濃厚で、豚骨のコクを強い塩味がキリッと引き締める。
一般的な家系より細めの三河屋製麺の中太ストレート麺は、しなやかでスープにもよく馴染む。箸で崩れるほど柔らかな煮豚も含め、「つばさ家」で培った味を店主なりに作り込んだ一杯を楽しめる。

石ゃ森|かづ屋仕込みの自家製麺と肉ワンタン

目黒「支那そば かづ屋」で3〜4年修業した店主が、西国立駅近くで独立。

「たんたん亭」から「かづ屋」へと続く流れを汲み、支那そばとワンタン麺を中心に、自家製麺で勝負する。
醤油スープは節の香りに鶏ガラなどのふくよかな旨味を重ね、醤油のコクとキレもしっかり。かづ屋らしい繊細さを残しつつ、旨味の輪郭はよりはっきりしている。
しなやかな中細麺、肉をたっぷり包んだワンタン、厚みのあるチャーシューまで隙がなく、オープン直後から完成度の高さを感じさせる。

麺屋 かなで|鶏清湯と濃厚鶏白湯、二つの鶏スープ

西国立駅から徒歩8分ほどの「麺屋 かなで」は、飲食店やラーメン店で経験を積んだ店主が営む鶏ラーメンの店。
っきりした鶏清湯には自家製鶏油で香りとコクを加え、鶏白湯では鶏の旨味を濃厚に引き出す。
鶏白湯はトロトロと舌に絡むほど濃厚ながら、後味は意外なほど軽い。
村上朝日製麺所の全粒粉入り中細麺がスープをよく拾い、鶏と豚の2種類のチャーシューを添える。紅生姜の酸味と辛味もよく効き、まろやかな鶏白湯にメリハリをつけている。

蒙古タンメン中本 立川店|味噌のコクと辛さが押し寄せる旨辛麺

立川駅南口に構える「蒙古タンメン中本」の一店舗で、濃厚な味噌スープに辛さを重ねた「蒙古タンメン」を中心に、北極ラーメンや冷し味噌ラーメンなど辛さの異なるメニューを揃える。
蒙古タンメンは、炒め野菜の甘みと豚骨・野菜の旨味が溶け込んだ味噌スープに、唐辛子の刺激と麻婆豆腐のコクが重なる。
辛さだけが先走らず、味噌の濃厚さと野菜の甘みがしっかり残るのが持ち味。

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