新宿駅周辺は、都内でも屈指のラーメン激戦区である。
家系、二郎系、つけ麺、淡麗系までジャンルも幅広く、店の入れ替わりも激しい。
本記事では、新宿駅周辺で実際に足を運んで「ここは外さない」と感じたラーメン店に絞って整理した。
※新しくいい店が出れば追記していく。
家系ラーメン
横浜らーめん 山本家

新宿西口に位置する家系ラーメン店。
ライスは終日無料、おかわり自由という有難いサービス。接客も元気よく感じもいいです。
スープは鶏油もそこそこに、動物系のふくよかな旨味がふんだんに出たもの。
武道家ほどではないが、粘度もしっかりとしてミルキーなポタージュ感を楽しめ、力強い土台にキリッと濃いカエシがキマってます。
新宿ではかなり本格的な家系だと思う。

横浜ラーメン 町田家 新宿南口店

2000年のオープン以来長きに渡り新宿で愛されている家系ラーメン店。もちろん本店は町田。
鶏油の存在感はあれど、動物系による濃度はやや控えめで全体的にはライトな味わい。
醤油の主張強めで薄ら動物系がサポートする感覚。
武道家とかと比べるとまるで別物だけどライト系としては安定感抜群です。
酒井製麺の平打ち中細麺はみっちりと凝縮された小麦感を感じられるもの。重すぎない家系を堪能できる一軒。

横浜家系ラーメン みどり

運営は「らぁ麺 はやし田」などで知られる株式会社INGS。
動物系が程よく出て程よく濃厚。醤油ガツンのパンチ力はないがだいぶ直系のそれっぽい。
菅野製麺所の麺は直系よりもやや細めながらもグッと力強いコシがあり、スープとの絡みも良好。
「家系ラーメンにチャレンジしたいけど、こってりすぎるのはちょっと…」という人にもおすすめできる、ちょうどいい家系がここにある。

つけ麺
らぁめん 満来

昭和36年(1961年)創業の新宿を代表するラーメン店。
鶏ガラと豚骨でとった清湯スープに、手打ちのピロピロ麺。
「ざる」と呼ばれる刻み海苔が乗ったつけ麺が有名。
そして目玉はなんといってもチャーシュー。ホロホロに煮込まれたチャーシューはまさに「肉塊」であり、特に「チャーざる」が名物。
満来創業者・宮崎一夫氏の片腕として活躍してきた堀内氏が満来の自社ビル建て替えと創業者引退のタイミングで隣に「らぁめん ほりうち」を開業している。

らぁめん ほりうち 新宿本店

隣接する名店「らぁめん 満来」の味を受け継ぐ存在として知られ、2007年に創業。
こちらも基本的には満来と作り方は同様。価格は若干ほりうちの方が安い。
決定的な違いはツルツルの多加水麺。満来の微縮れ麺よりも舌触り、喉越しがいい。
そして麺は余韻のある鶏ガラ、豚骨出汁のスープを持ち上げ、海苔の香りで〆る。
ずっとすすっていたくなるような麺だ。満来派かほりうち派か、永遠に答えは出ない気がする。

風雲児 新宿本店

2007年オープン以来常に大行列ができる人気つけ麺店。
スープは国産の丸鶏、鶏ガラ、昆布、かつお節、うるめいわしなどを丁寧に8時間煮出した鶏白湯を6時間かけてし濾し、1日熟成させた粘度高めのもの。
中太微縮れ麺はだいぶ硬めに茹でられ、豚骨の丸みで上手くバランスをとったスープを持ち上げる。
オープン当初からブラッシュアップされ、見事な完成度のスープになっている。
新宿で確実に旨いつけ麺が食べられる。

つけ麺 五ノ神製作所

新宿で海老つけ麺といえばこちら。
濃厚な動物系スープに香ばしい海老の旨味を極限まで引き出したとろみのあるスープが特徴。
濃厚ながら最後まで飽きない味で、海老つけ麺に加え、「海老トマトつけ麺」や「海老味噌つけ麺」も人気。
全粒粉入りの極太ストレート麺は小麦の風味華やかで海老好きなら外せない一杯。
二郎系
ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店

1997年8月11日にオープンし、フーズ系から直系店となった店舗。深夜まで営業しているので歌舞伎町のホストやキャバ嬢も並ぶ特異な二郎。
微乳化スープはFZ醤油は感じるが塩分はそこまで強くなく程よくライト。
平打ちの微縮れ麺は固茹で小麦感じるもの。豚は他の二郎と比べると薄め。
パンチはある方ではないがニンニクを入れることでスープにキレが増し、深夜でもペロッといけてしまう二郎。

ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店

1999年2月8日にオープンし、フーズ系から直系店となった店舗。
一時期は「二郎の中で最もマズイ」と不名誉なフレーズがジロリアンのなかで流れいたが、いまは挽回している。
液体油多めの微乳化スープは、FZのキレはあるがそこまで強くなく全体的にぼやっとしている印象。ここに辛味の効いたニンニクでキレが増す仕様。
極太のストレート麺とワシワシいただく。
直系ではあるが独自の路線に入っている二郎である。

荒海

つけ麺やらーめんも評判だが、ここは二郎系の「ど豚骨らーめん」がイチオシ。
なんと無化調です。
化学調味料に頼らず、豚骨をベースにマグロの頭・鶏ガラ・鯖節・カキ干しなどの魚アラを豪快に炊き出し旨味の層が厚い。
「もしも二郎系を無化調で、出汁をしっかりとったら」という答えだ。
化学調味料ありきの二郎系で、出汁を取って無化調で仕上げるというもはや天地をひっくり返すこの仕事に感服。

BUTAKIN 新宿歌舞伎町店

「ラーメン ロックマウンテン」や「油そば マイケル」などを運営する「株式会社UMAMI」による二郎系ブランド。
六本木を本店に全国へと店舗を拡大中。
カエシがキリッと主張し、それを包む動物系。さらに背脂の甘さやニンニクが溶け込む設計。
スープだけ飲むとしっかりバランスを考えて作られてるのがわかる。
麺は平打ち極太麺で加水率高いツルツル系。
ほぐし豚は脂身がなく赤身主体。ホロホロで麺と絡めてワシワシと。
資本系と言っても全くバカにできないレベルだ。

醤油系
創始 麺屋武蔵

1996年に新宿で創業したラーメン店で、現在では都内を中心に複数の店舗を展開。
ベースは鶏ガラ、豚骨などの動物系に、煮干し、鰹節などの魚介系を合わせたWスープ。サンマ節が食欲を駆り立てる。
麺は中太のストレート麺で、スープとの相性が良く、食べ応えがある。
そして武蔵ではお馴染みの極厚の角煮も甘辛で絶品。
いまや武蔵はどこもつけ麺のイメージだが、原点の本店のラーメンを是非。

らぁ麺 はやし田 新宿本店

新宿三丁目で行列のラーメン店。
スープは鴨と大山鶏を使った甘みのある醤油ベースの鶏清湯。
麺は菅野製麺所の厳選された全粒粉入りのしなやかな細麺。
誰が食べてもど真ん中をいく醤油ラーメンをいただける。
数量限定の「のどぐろそば」も高い人気。

味噌系
萬馬軒 新宿西口店

昭和63年に目黒で創業した味噌ラーメン専門店。
豚骨や鶏ガラをベースにした濃厚味噌に数種類の味噌をブランドした特製味噌ダレで仕上げたスープ。
もちもちの三河屋製麺との絡みもよく、濃厚系味噌を求めてる層にはど真ん中な味。
特に「辛味噌ラーメン」は旨辛として人気。

麺屋翔 みそ処

新宿の人気ラーメン店「麺屋 翔」の「西新宿本店」「みなと」に続く三店舗目は味噌ラーメン専門店。
熱々の味噌スープは豚骨などの動物系が土台を形成し、熟成された赤味噌は仄かに酸味を感じるもの。
この赤味噌の酸味が全体の味を引っ張っており、唐辛子や山椒などのスパイスが心地いい。
麺はモチモチの菅野製麺所の中太縮れ麺。
札幌の純すみ系とはまた異なる美味しい味噌ラーメン。

その他(個性派ラーメン)
ラーメン 龍の家

福岡県久留米市に本店を構える「ラーメン龍の家」の関東進出店として2007年に期間限定で出店。
2009年7月11日 に新宿・小滝橋通りでオープンして以来常に行列ができる。
スープは豚の頭の骨と水のみを高温で炊き上げ、もったりとしてマイルド。これ以上濃いとクドくなるギリのライン。
香り油と混ざるとまたコクも増す。
チャーシューはトロトロでよく煮込まれており味染み抜群。
非の打ち所がない豚骨ラーメンがいただける。

すごい煮干ラーメン 凪 新宿ゴールデン街 本館

ゴールデン街のど真ん中で24時間営業を続ける、煮干を追い出した個性派ラーメン。
毎月5トン以上仕入れると言われる瀬戸内海産極上やわらか煮干しを使用。
苦味やエグ味すらも旨味にする力業でキレのあるカエシとのバランスもいい。
独特な食感の極太縮れ麺はツルツルっと口当たりよく、スープに負けてない。
特に「スーパーゴールデン」はインパクト大です。

175°DENO担担麺 TOKYO

札幌に本店を置く担々麺専門店。
白ごま汁あり担担麺は、丁寧に旨味を抽出した鶏ガラスープに濃厚なゴマの香りが引き立つ一品。
なんと無化調。
粘度は高く、ねっとりとした濃厚スープが舌に絡む。
麺は北海道産小麦100%を使用した特注の中細麺。
自家製辣油、花椒の香りと痺れ、あとはな何気にナッツの食感と香りが相まって味わいに広がりをみせる。
極めて王道だけどやっぱり旨い。

尾道ラーメン 壱番館 新宿御苑店

馴染みがない?広島のご当地ラーメン「尾道ラーメン」。
豚、鶏ガラ、野菜ベースに瀬戸の小魚を使った醤油スープは液体油が多く油ギッシュ。
油の香りとほんのりとした甘味がなんだかクセになってついスープを飲んでしまう。
麺は細麺の固茹で。
チャーシューはトロトロのバラ肉。
ジャンクな味付けで中毒性抜群。

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