飯田橋・神楽坂エリアは、都内でも屈指のランチ激戦地である。
オフィス街としての実用性と、神楽坂らしい飲食店の厚みが同居しており、定食、ラーメン、カレー、町中華、洋食まで幅広い選択肢が揃う。価格帯も日常使いしやすい店から満足度の高い一軒まで振れ幅が広いのも強みだ。
そこで本記事では、実際に食べた中から飯田橋・神楽坂で本当に使えるランチを厳選。味、コスパ、立地まで踏まえたリアルなランチガイドとして整理した。
※新しい店が出れば、このリストは随時更新する。
洋食
あげづき|低温二度揚げで旨さを引き出す行列とんかつ店

飯田橋・神楽坂エリアにある行列必至のとんかつ店。ブランド豚を使った低温調理のとんかつで知られる人気店で、ランチでも常に行列ができる。
特徴は低温でじっくり揚げ。二度揚げによって水分を保ったまま火を通し、肉はしっとり柔らかく、脂は軽く甘みが立つ仕上がりになる。
衣はやや厚めで粗さがありながらも、口の中でほどけるように馴染み、肉との一体感が強い。
使用する豚は「南の島豚」や松阪豚などのブランド豚で、肉汁の量と脂の甘さが際立つ。
塩でもソースでも成立するが、まずは塩で素材の力を感じてほしい。ご飯・キャベツおかわり可で満足度も高い。

コグスダイニングカグラザカ|牛タンシチューと焼きたてパンが人気の神楽坂イタリアン

神楽坂にあるイタリアンレストラン。元パン職人のシェフが手がける自家製パンと、イタリアンベースの料理を組み合わせたランチが特徴。
ランチは選べるメイン構成で、パスタ数種に加え肉・魚料理が用意されており、その日の気分で組み合わせられるスタイル。サラダやスープ付きの軽めのセットから、肉料理+パスタなどを組み合わせたボリューム系まで幅がある。
最大の特徴は焼きたての自家製パン。毎日数種類が用意され、追加料金で食べ放題にもできる。パンは単なる付け合わせではなく、メインと合わせて食事全体を成立させる。
看板メニューは牛タンシチュー。デミグラスベースでじっくり仕込まれた一皿で、パンとの相性を前提に設計されている。
価格帯は1,200円台〜とこのエリアでは比較的抑えめだが、人気ゆえにパンは早い時間で品薄になることもあるため、遅い時間帯は注意が必要。

中華
おけ以|ニンニク不使用でも旨い。万人受けする飯田橋の名物餃子

飯田橋・神楽坂エリアで長年愛され続ける餃子の名店。1954年創業、ミシュランビブグルマンにも選ばれた実績を持つ老舗で、昼時には行列ができるが回転は早い。
餃子はニンニク不使用。焼き目はしっかりパリッと、薄皮の中には豚肉・白菜・ニラのシンプルな餡が詰まり、噛めば肉汁が広がる。
大きな個性はないが万人に好まれる間口の広さがある。
芊品香|胡麻と酸味が重なる麻辣刀削麺が名物の中華店

四川料理店「芊品香」は、刀削麺を目当てに足を運ぶ人が多い一軒。
痺れる麻辣刀削麺は、胡麻のまろやかさとほのかな酸味があるスープに、太さの揃わないモチモチの刀削麺を合わせたもの。
一本ごとに食感が少しずつ違い、短く切れた麺や挽肉をレンゲですくいながら食べると、いかにも中華麺料理らしい満足感がある。
見た目ほど重くなく、辛さも調整できるので使いやすい。飯田橋・九段下エリアで四川系のランチなら外せない。

うどん・そば
雅楽|噛むほど跳ね返る剛麺。飯田橋の本格讃岐うどん名店

飯田橋駅東口から徒歩3分、アパホテル1階に入る讃岐うどん店。2006年オープン、食べログ百名店にも選出される飯田橋を代表する一軒で、ランチ帯は常に行列ができる。
最大の特徴は「剛麺」と呼ばれる強烈な弾力の麺。表面はややざらつきがあり、噛んだ瞬間に強い弾力が跳ね返ってくるタイプ。
つゆは塩味が立つキレのある仕上がりで、出汁を前面に出すというより輪郭で押す方向。大根おろしや天かすと合わせることでバランスが取れ、全体としては濃いめの味に寄せている。
名物の岩中豚を使った肉うどんなど、ボリューム系メニューも人気。

トウキョウサンフラワーイイダバシ|朝6時半から営業、おにやんま系譜の人気立ち食いうどん

飯田橋、オフィス街の中にて、「おにやんま」系譜の流れを汲む一軒で、朝6:30から営業する朝うどん対応型。

麺は打ちたての太麺で、つるりとした舌触りとしっかりした弾力を両立し、立ち食いの枠を超えたクオリティ。
出汁はいりこ主体でクリアに仕上げられており、朝でも重くならないバランス。
価格帯は500円前後と抑えつつ、揚げたて天ぷらも用意され、特に鶏天はボリューム面でも強い。
スピード提供・味・価格が揃っており、日常使いに振り切った完成度。

石臼挽き手打 蕎楽亭|十割蕎麦と酒肴で昼飲みも楽しめる飯田橋の人気蕎麦店

飯田橋・神楽坂エリアにある蕎麦店。行列必至の人気店で、昼から酒とつまみ、そして蕎麦で締めるスタイルが定着している一軒。
特徴は石臼挽きの手打ち十割蕎麦。会津柳津の玄そばを中心に使い、ざると田舎の二種で食感の違いを楽しめる。
つまみのレベルが高く、だし巻き玉子や白魚、このこなど、どれも酒を前提とした仕上がり。
特に出汁の効いただし巻きは完成度が高く、単品でも満足度がある。つゆは節と昆布の旨味が濃く、最後は蕎麦湯までしっかり飲み切れる強さ。

神楽坂 大川や|喉越し抜群の細打ち蕎麦を味わえる神楽坂の実力店

神楽坂にある手打ち蕎麦店。「本陣房」出身の店主による実力派で、つまみから蕎麦まで一貫して完成度の高い一軒。
蕎麦は二八。細打ちでみずみずしく、しっかりとしたコシと喉越しの良さが特徴。新そばの時期は特に甘みが際立ち、風味の広がりをしっかり感じられる。
つゆは鰹出汁の輪郭がはっきりしており、蕎麦の香りときっちり噛み合う。
看板メニューの鴨せいろは、厚めにカットされた半レア気味の鴨肉が特徴で、鴨油が溶け出したつゆのコクも強い。
つまみのレベルも高く、だし巻き玉子や鰊旨煮、穴子天ぷらなど日本料理としての完成度が高い。

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