分倍河原駅周辺には、昔ながらの中華そばから家系、つけ麺まで、それぞれ個性の異なるラーメン店が点在している。
駅から徒歩圏内で立ち寄れる店が多く、ランチにも仕事帰りにも利用しやすいエリアだ。
本記事では、分倍河原駅800mに絞って実際に訪れたラーメン店を実食レビューとともに紹介。スープや麺、各店の特徴を踏まえながら、おすすめの一杯をまとめている。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
醤油
手打ち 陰日向

2024年5月22日オープン。川崎の人気店「日陰」の流れを汲む手打ちラーメン店で、開業直後から連日行列が続く分倍河原屈指の話題店。
最大の特徴は、手打ちによる超極太麺。一般的なラーメンとは一線を画す幅広麺で、一杯に五本しか入らないほどの圧倒的な存在感を誇る。
強いコシと噛み応え、小麦の香りを前面に押し出した仕上がりで、噛むほどに甘みが広がる。
スープは動物系の厚みを土台に、煮干しや生姜を効かせた力強い醤油味。濃いめのカエシで極太麺とのバランスを取っており、肉感あふれるワンタンや、とろけるようなチャーシューも高い評価を集める。
注文は口頭、食後会計のスタイル。席数は少なく茹で時間の関係で待ち時間は長めだが、唯一無二の麺を求めて遠方からも多くのラーメンファンが訪れる一軒。

中華そば ふくみみ

2003年6月30日に分倍河原で創業し、2021年12月に現在の府中市美好町へ移転。独学で味を築いた福嶋健嗣氏が営む、分倍河原を代表するラーメン店。
一杯の軸となるのは、鶏ガラ・豚ガラの動物系スープに魚介や昆布などの旨味を重ねたバランスの良いWスープ。
派手さではなく、毎日でも食べたくなる滋味深い味わいを追求し、幅広い世代から支持を集めている。
合わせるのは自家製の細ストレート麺。しっとりとスープになじみ、箸で崩れるほど柔らかなチャーシューや優しい味付けのメンマが全体をまとめる。
昼営業のみながら行列が絶えず、移転後も変わらぬ人気を誇る、分倍河原エリアを語るうえで欠かせない一軒。

いつみ屋

2001年4月オープン。府中本町駅近くで20年以上営業を続ける、地元を代表するラーメン店。
煮干しを軸にした優しい醤油ラーメンで、世代を問わず支持を集めている。
スープは煮干しの香りや苦味を過度に強調せず、動物系の旨味と合わせたバランス重視の仕上がり。
丸みのある醤油ダレが全体をまとめ、飲み飽きない滋味深い味わいを生み出している。
人気のわんたんめんは、つるりとした皮と控えめな餡のワンタン、中太縮れ麺を組み合わせた一杯。
府中本町・分倍河原エリアを代表する醤油ラーメンの名店として長年親しまれている。

中華そば 青葉 府中店

1996年創業の「中華そば 青葉」の味を受け継ぐ府中店。府中本町駅から徒歩数分の場所にあり、魚介と豚骨・鶏ガラを合わせたダブルスープで長年親しまれている。
分倍河原エリアからも訪れやすく、安定した人気を誇る一軒る。
看板メニューの中華そばに加え、つけめんも人気メニュー。
魚介の香りと動物系の旨味を重ねたスープは、すっきりとした後味の中にも厚みがあり、自家製の中細ストレート麺と好相性。
チャーシューやメンマ、ナルトなど王道の具材が並び、どこか懐かしさを感じさせる一杯に仕上げている。
店内はカウンターとテーブル席を備え、昼時には行列ができることも少なくない。魚介豚骨ラーメンの定番として長年支持され続ける実力店。

豚骨
濃厚とんこつラーメン だるま一家 府中分店

2023年1月30日オープン。府中駅近くに構える豚骨ラーメン専門店で、国産豚骨100%を使用した濃厚スープを看板に掲げる。
分倍河原エリアでも本格的な博多系豚骨を味わえる店として知られている。
スープは豚骨を丁寧に炊き上げたポタージュのような濃厚さが特徴で、臭みを抑えたクリーミーな口当たり。合わせる低加水の極細麺は粉落としからやわまで硬さを選べ、替玉にも対応。
定番の「だるまラーメン」に加え、マー油を効かせた黒だるま、辛味を加えた赤だるま、さらに濃厚な鬼だるまなどメニューも豊富。
卓上には紅生姜や胡麻、ニンニクなどの薬味が揃い、自分好みに味を変えながら楽しめる、分倍河原エリアでは貴重な濃厚豚骨の人気店である。

家系ラーメン
横浜らーめん 若武者

2016年1月27日に分倍河原駅近くでオープンした「横浜らーめん 若武者」。
稲田堤の人気家系ラーメン店「武蔵家」出身の店主が創業したお店。
2026年現在、店主は四代目。
ラーメンは豚骨と鶏油のコクを生かした武蔵家系譜の豚骨醤油スープが軸。直系のような強烈な醤油感ではなく、まろやかでバランスの取れた味わいが特徴。
現在は酒井製麺の太麺を採用し、濃厚なスープとの一体感も向上。無料ライスとの相性も良く、家系らしい満足感を味わえる。
さらに中辛・激辛・鬼辛などの辛味トッピングも用意され、定番の家系ラーメンに刺激を加えた楽しみ方も可能。
分倍河原駅から徒歩約2分という立地の良さもあり、普段使いしやすい家系ラーメン店として地元で支持を集めている。
その他
花木流味噌 分倍河原店

2024年4月15日オープン。分倍河原駅近くに構える味噌ラーメン専門店で、濃厚な味噌スープとボリューム満点のサービスで人気を集めている。
看板メニューは「味噌らーめん」と「辛味噌らーめん」。
動物系の旨味を土台にした濃厚な味噌スープへ、注文ごとに強火で炒めたモヤシを合わせることで香ばしさとコクを引き出している。
もっちりとした中太麺は濃厚スープとの相性が良く、刻みチャーシューや自家製ラー油が味に奥行きを与える。
麺大盛り無料、ライス無料のサービスも魅力で、学生や仕事帰りの利用客から支持を集める一軒。
閉店してしまったお店
からみそラーメンふくろう 府中美好店【2023年11月19日閉店】

2022年、分倍河原エリアにオープンした「からみそラーメンふくろう 府中美好店」。
山形県の名店「龍上海」で修業した店主が名古屋で創業した人気ブランド「からみそラーメンふくろう」の東京店舗で、本場の流れを受け継ぐ辛味噌ラーメンを提供している。
看板メニューの「からみそラーメン」は、動物系・魚介・野菜の旨味を重ねた白味噌ベースのスープに、中央に添えられた特製辛味噌を少しずつ溶かしながら味の変化を楽しむ一杯。
ニンニクの風味や辛味、コクが段階的に広がり、最後まで飽きずに食べ進められる。合わせる多加水の太平打ち麺はモチモチとした食感で、濃厚なスープとの相性も抜群だ。
辛さは0〜6辛まで選択可能で、自分好みの刺激に調整できるのも魅力。龍上海をルーツとしながら独自の配合で仕上げた、寒い季節にも食べたくなる旨辛味噌ラーメンを味わえる一軒。

麺屋もろ【2022年12月閉店】

2017年12月1日、分倍河原駅から徒歩約7分の住宅街にオープンした「麺屋もろ」は、素材の旨味を丁寧に重ねた塩ラーメンで高い評価を集める一軒。
看板メニューの塩ラーメンは、鶏を軸に魚介ときのこの旨味を重ねたトリプルスープが特徴。
どれか一つを強く押し出すのではなく、それぞれが調和するよう設計されており、穏やかな塩ダレが素材本来の味を引き立てる。
合わせる中細ストレート麺は歯切れの良い食感で、繊細なスープとの一体感も高い。
低温調理のチャーシューや穂先メンマなど具材も全体のバランスを崩さず、最後まで飽きずに味わえる構成。

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