大阪・鶴橋は、駅周辺からコリアンタウンにかけて韓国料理店や焼肉店が密集する、大阪屈指のグルメエリアである。韓国食材を扱う店も多く、街を歩くだけでも独特の食文化を感じられる。
本記事では、鶴橋駅半径800mに絞って実際に食べ歩いたランチをジャンル別に紹介。韓国料理を中心に、安くて旨い店からひとりでも立ち寄りやすい店までまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
焼肉
空 鶴橋総本店|少量多品種で楽しむ老舗ホルモン焼肉

鶴橋駅すぐの「空 鶴橋総本店」は、1981年創業の焼肉店。
鮮度にこだわったホルモンを中心に、定番から聞き慣れない部位まで幅広く揃え、少量ポーションでいろいろ食べ比べられるのが特徴。
ランチでは2種類の肉を選べる焼肉セットも用意されている。
ハラミは脂の甘みと濃厚な甘辛ダレがよく馴染み、ツラミも硬さを感じさせず柔らか。味噌ベースのタレは白飯との相性もよく、昼から鶴橋らしいホルモン焼肉をしっかり楽しめる

新かどや|戦後から鶴橋の焼肉文化を支える老舗

鶴橋駅すぐの「新かどや」は、戦後まもなく創業したとされる、この界隈でも屈指の歴史を持つ焼肉店。
年季の入った店構えを残し、生センマイやツラミ、アカセンなど多彩な部位を揃える、鶴橋の昔ながらの焼肉文化を今に伝える一軒。
肉はシンプルな味付けで、部位ごとの脂や食感、香りをストレートに楽しめる。厚切りのロースは脂をしっかり蓄え、顎は噛むほどに肉の旨味が増していく。

海南亭 鶴橋店|黒毛和牛と自家製ダレを味わう老舗焼肉店

鶴橋駅から徒歩5分ほどの「海南亭 鶴橋店」は、1965年創業の老舗焼肉店。
黒毛和牛を一頭単位で仕入れて店内で捌き、ロース系には醤油、ホルモン系には味噌と、部位に合わせて自家製ダレを使い分ける。
ランチでは焼肉定食をリーズナブルに楽しめるのも魅力。
肉は神戸牛や近江牛など、その時々で状態のいい黒毛和牛を厳選。牛骨スープを使った冷麺や自家製キムチまで手作りにこだわり、焼肉だけでなくサイドメニューまで揃った、鶴橋で60年以上続く一軒。

焼肉 吉田 新館|濃厚な甘辛ダレで味わう昭和スタイルの焼肉

鶴橋駅から徒歩圏内の「焼肉 吉田 新館」は、昔ながらの焼肉文化を色濃く残す、赤井英和も通ったとされる老舗焼肉店。
素材をシンプルに味わう現代的な焼肉とは対照的に、化学調味料ガッツリ系の昔ながらのタレが特徴。
ランチでも通常メニューを中心に上質な肉を楽しめるほか、時期によって焼肉ランチが登場することもあり、鶴橋らしい大衆焼肉の魅力を体感できる一軒。

韓国料理
金杏奈の手作りキムチ|手作りキムチと韓国料理を楽しむ専門店

鶴橋駅すぐの商店街にある「金杏奈の手作りキムチ」は、1999年創業。
白菜やカクテキだけでなく、長芋、セロリ、トマト、レンコンなど多彩な手作りキムチを揃え、店内ではチヂミやサムゲタン、サンナクチといった韓国料理も味わえる。
キムチは辛さ一辺倒ではなく、発酵の旨味や酸味、素材ごとの甘みと食感が重なる。
カリッと焼いたチヂミや鶏の旨味をじんわり引き出したサムゲタン、生タコならではの強い弾力を楽しむサンナクチまで揃い、鶴橋らしい韓国の食文化を幅広く楽しめる一軒。

キムチの大盛屋|光州出身の母が仕込む約30種類の手作りキムチ

鶴橋駅すぐの「キムチの大盛屋」は、韓国・光州出身の店主が20年以上前にキムチ販売から始めた韓国料理店。
白菜や大根といった定番から、カニ、チャンジャ、山芋、トマトまで約30種類の手作りキムチを揃え、鶴橋商店街の店頭販売と食堂の両方で楽しめる。
キムチはしっかりした辛さの中にコクと甘み、発酵由来の奥行きがあり、素材ごとに異なる食感も魅力。
店内ではチヂミやキンパ、プデチゲ、サンナクチなど韓国家庭料理も充実し、朝から本場さながらの味と雰囲気に触れられる。

その他
いり船寿司 本店|甘いシャリと大ぶりのネタで味わう大阪寿司

鶴橋駅近くの「いり船寿司 本店」は、1965年創業。2023年に移転リニューアルした老舗の町寿司で、焼肉の街という印象が強い鶴橋にあって、長年支持を集めてきた一軒。
大ぶりに切った鮮度のいいネタと、砂糖をしっかり利かせた昔ながらのシャリを合わせる。
江戸前鮨のように熟成や煮切り、酢締めで旨味を重ねるというより、魚そのものの食感や鮮度を前面に出すのが持ち味。
鱧や平貝、鰻など大阪らしいネタも揃い、酒を飲みながら気軽に楽しめる、寿司居酒屋に近い親しみやすさも魅力。

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