国会議事堂前は霞が関や永田町、溜池山王にも近く、官公庁やオフィスが集まるエリア。平日の昼を中心に、和食や中華、洋食など幅広いランチの選択肢が揃っている。
本記事では国会議事堂前駅から半径800m程度を目安に、実際に訪れた店をジャンル別に紹介。安い店やひとりでも入りやすい店を含め、実食をもとにまとめている。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
ラーメン
自家製麺 ロビンソン

2021年10月14日オープン。虎ノ門ヒルズ近くに構える「自家製麺 ロビンソン」は、日本料理とイタリアン、それぞれの経験を持つ2人の料理人が立ち上げたラーメン店。
昼11時から14時までの3時間営業で、夜は完全予約制の別業態「小三治」として営業する二毛作スタイルとなっている。
中華そばは京紅地鶏や大山鶏、錦爽どりに昆布や節類を重ねた無化調スープに、6種類をブレンドした醤油ダレを合わせる。
自家製の平打ち麺はモチモチとした食感で、炭火焼きチャーシューの薫香も印象的。
つけ麺では鰹昆布出汁に浸した細麺を使い、ラーメンとは異なる小麦の香りを楽しめる。昼3時間だけという希少性も含め、虎ノ門エリアで狙って訪れたい一軒。

Ramen 翡翠

2025年2月、赤坂にオープンした「Ramen 翡翠」。「Ramen Break Beats」系列の立ち上げなどに携わった渡邊店主が独立し、修業先とは異なる一杯を目指して自家製麺にも挑む。

スープには黒さつま鶏、押岡地頭鶏、信濃地鶏、名古屋コーチンの4種を軸に、貝や魚、乾物など20種類以上の素材を重ねている。
完全無化調ながらスープは旨味の層が厚く、塩は複数の出汁が複雑に重なり、醤油は6社の木桶仕込み天然醸造醤油をブレンド。
国産小麦100%の自家製麺も開業当初から着実に進化し、しなやかさとスープとの一体感を増している。素材の数だけに頼らず、複雑な旨味を一杯にまとめ上げた赤坂の注目店。

希須林 赤坂

青山の中華料理店を母体に持つ「希須林」の担々麺専門店。
赤坂では昼時になると行列ができることも多く、胡麻を効かせた濃厚な担々麺を軸に、汁なしや排骨を組み合わせたメニューを提供している。
排骨担々麺は、クリーミーな胡麻のコクにラー油の辛味とほどよい酸味を重ね、揚げた豚肉の香ばしさと脂がさらに厚みを加える。
細めの麺にもスープがしっかり絡み、大辛でも刺激一辺倒ではなく円やかさとのバランスが秀逸。無料の半ライスを添えれば、ボリュームも十分。
支那麺 はしご 赤坂店

溜池山王駅から徒歩1分、赤坂に構える「支那麺 はしご 赤坂店」。銀座に本店を置く「支那麺 はしご」の一店舗。

醤油を軸としたすっきりしたスープに芝麻醤と辛味を重ねる、独自の「だんだんめん(担担麺)」を味わえる。
細麺とピリ辛のスープに加え、食べ応えを求めるなら「ぱいこうだんだんめん」もおススメ。
揚げた豚肉の香ばしさと脂がスープに加わり、軽快なベースに厚みを与える。
和食
秋田比内地鶏 きすけ 赤坂本店

2004年創業、秋田出身の初代から娘夫婦へ受け継がれた比内地鶏料理店。
ランチは親子丼のみで、秋田県産の比内地鶏とあきたこまち、茨城県産の奥久慈卵を使い、一杯ずつ親子鍋で仕上げている。
親子丼は、醤油とみりんのみを使った割下がご飯まで染み込み、とろりとした半熟卵と一体になる仕立て。
比内地鶏は適度な弾力があり、噛むほど鶏そのものの旨味が広がる。全体に味が行き渡った親しみやすい味わいで、鶏と卵それぞれの持ち味もしっかり感じられる一杯。

とんかつ まさむね

溜池山王駅から徒歩数分、2013年創業の「とんかつ まさむね」。
群馬県産の「和豚もちぶた」を使ったとんかつを求めてランチ時には行列ができる。
揚げ油には米油を使い、ご飯には新潟県佐渡産の「こしいぶき」を合わせている。
上ロースかつはかなりの厚みがあり、香ばしい中粗の衣はサクッと軽やか。きめ細かな肉からは噛むほどにエキスがあふれ、脂にも程よい甘味がある。
それだけのボリュームがありながら後半まで脂の重さを感じにくく、最後まで食べ疲れしないのが印象的。

とんかつ檍 赤坂店

赤坂駅から徒歩3分ほど、国会議事堂前駅からも徒歩圏内にある「とんかつ檍 赤坂店」。
蒲田に本店を置く「とんかつ檍」の一店舗で、柔らかな肉質と脂の甘みを持つ千葉県産銘柄豚「林SPF豚」を使用している。
厚みのある豚肉を純正ラードで揚げ、香ばしい衣の中に肉汁を閉じ込めた仕上がり。卓上には自家製ソースのほか、ヒマラヤ岩塩など複数の塩が用意され、ロースの脂や赤身の旨味を食べ比べるように楽しめる。
佐渡島産の米や豚汁まで含めて満足感が高い。
洋食
オーセンティック

2006年創業、赤坂で長く営業を続けるグルメバーガー店。
粗挽きパティを軸に、バンズや野菜、ソースまで一体感を重視したオーセンティックなハンバーガーを提供している。
ベーコンチーズバーガーは、肉感のあるパティにカリカリのベーコンとチーズを重ね、マヨネーズのコクとマスタードの酸味が脂をほどよく引き締める。
ふわっとモチッとした胡麻入りバンズ、レタスやトマトの瑞々しさまでバランスがよく、本格的な食べ応えがありながら重さがない一品。

カレー・エスニック料理
胡粋

下北沢での間借り営業を経て、2022年に赤坂へ実店舗を構えた「スパイスカレー 胡粋」。
定番の「ほうれん草塩麹チキンカレー」と「タイ風グリーンポークカレー」に、キーマなどを組み合わせた2種盛り・3種盛りを楽しめる。
インド、タイ、中国の要素が一皿の中で自然に共存し、混ぜながら食べても表情が埋もれない。味の濃さに頼らず、スパイスと素材の組み立てで勝負する個性的な一軒。

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