笹塚は新宿から京王線でアクセスしやすく、駅周辺に商店街や飲食店が広がるエリア。ラーメンも家系や二郎系をはじめ、昔ながらの醤油から濃厚な鶏白湯まで、店ごとに方向性の異なる一杯が揃っている。
本記事では、笹塚駅半径800mに絞って実際に訪れたラーメン店を紹介。スープや麺、具材の特徴から実食で感じた味わいまで、それぞれの店の個性とともにまとめている。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
とんくる|無化調で引き出す豚の旨味

笹塚の「とんくる」は、2009年に幡ヶ谷で「麺処 三ZEN」として創業し、2013年に笹塚へ移転したラーメン店。
化学調味料を使わず、豚と野菜の旨味を生かした豚骨ラーメンを提供する。強い塩気や刺激に頼らず、素材の味を前に出している。
スープは豚のコクがありながら臭みは少なく、すっきりと優しい味わい。食べ進めるほど豚と野菜の旨味が広がり、パツッと歯切れのいい麺ともよく合う。生キャベツや豚バラ肉をのせた独自のスタイルも特徴で、卓上のマー油を加えると香ばしさとコクが増す。
らーめん屋 豪快|マイルドに仕上げた濃厚担々麺

笹塚駅北口から徒歩1分の「らーめん屋 豪快」は、担々麺を中心に白湯塩らーめんやタンメン、ちゃんぽんまで揃えるラーメン店。
濃厚担々麺は白濁したスープに味噌と胡麻を効かせ、動物系のコクを重ねた昔ながらの日本式担々麺に近い仕上がり。
スープは適度な粘度があり、胡麻の香りと動物系の丸み、ピリッとした辛さが広がる。
多加水の平打ち麺は舌触りがよく、挽肉もしっかり絡む。卓上の山椒を加えると香りが立つが、店名から想像するような強烈なパンチはなく、全体的にマイルドで穏やかな一杯。

吉祥寺武蔵家 笹塚店|六角家の流れを汲む家系ラーメン

笹塚駅から徒歩2分の「吉祥寺武蔵家 笹塚店」は、1999年創業の「吉祥寺武蔵家」から派生し、2022年12月にオープン。
新中野系の武蔵家とは異なり、吉村家、本牧家、六角家へと続く系譜を汲む。豚骨と鶏ガラを炊いたスープに鶏油を効かせた家系ラーメンを提供。
スープは液体油が多めでサラッとしているが、豚骨のコクとほどよい獣臭があり、見た目以上に力強い。
中太平打ち麺は舌触りがよく、チャーシューはしっとり柔らかくホロホロと崩れる。ニンニクや胡麻を加えるとさらにパンチが増し、ライスが欲しくなる濃さの一杯。

笹塚 大勝軒|永福町大勝軒仕込みの煮干し中華麺

笹塚駅から徒歩3分の「笹塚 大勝軒」は、「永福町大勝軒」で6年以上修業した店主が2019年に開業。

豚骨などの動物系を土台に煮干しや節を効かせた醤油スープで、本家の流れを汲みながら「しょうがそば」や「みそラーメン」など独自のメニューも揃える。
中華麺は煮干しの香りが心地よく、動物系や醤油、塩味の主張を抑えたかなりあっさりした味わい。
濃いラーメンに慣れていると物足りなさもありそうだが、じんわりと沁みる旨さがある。
麺は本家よりもしっかりした食感で、赤身主体のチャーシューもさっぱりしながら肉の味を残している。

横浜家系ラーメン みどり 笹塚店|旨味で食べさせる濃厚家系ラーメン

笹塚の「横浜家系ラーメン みどり 笹塚店」は、「らぁ麺 はやし田」などを展開するINGSが手がける家系ラーメン店。

豚や鶏の骨をしっかり炊いた豚骨醤油スープに鶏油を効かせ、家系らしい濃厚さを出しながらも、獣臭や強すぎる塩気を抑えている。
スープは動物系のコクがしっかりあり、醤油はマイルド。塩気で押すより旨味を前に出したバランス型で、重すぎず飲みやすい。
菅野製麺所の中太麺はコシがあり、濃厚なスープとの絡みもいい。一方でチャーシューはややパサつきと酸化臭が気になったが、家系の力強さと食べやすさを両立した一杯。
横浜家系ラーメン 春樹 笹塚店|濃厚豚骨と自家製麺を味わう家系

笹塚ショッピングモール21の2階にある「横浜家系ラーメン 春樹 笹塚店」は、濃厚な豚骨醤油ラーメンに加え、つけ麺も揃える店。
豚骨に鶏の旨味を重ねたスープはしっかり濃厚で、醤油のキレを残しながら口当たりは比較的まろやか。魚介の風味も加わり、重さだけに寄らない味に仕上げている。
麺は小麦の香りとコシを重視した特製の自家製麺を使用。家系ラーメンでは濃厚なスープを受け止め、つけ麺では太さと弾力をより強く感じられる。
家系だけでなく濃厚つけ麺まで選べるため、その日の気分で食べ分けできるのも特徴。
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