千歳烏山駅周辺は、都内でも実力店が密集するラーメンエリアである。
家系、二郎系、淡麗系までジャンルの幅も広く、駅近で使いやすい店も多い。
本記事では、千歳烏山周辺で実際に足を運んで「ここは外さない」と感じたラーメン店に絞って整理した。
※新しくいい店が出れば追記していく。
らーめん梶原

店主は「中華そば ムタヒロ」出身。
スープは名古屋コーチンなどの地鶏、煮干し、野菜などを使用。熱々で火傷注意。
「醤油らーめん」は動物系と醤油のコク深さを感じ、なにより魚介の抜け感が綺麗。鼻を抜ける節の香りも華やか。
麺は加水率高めの中太縮れ麺で、ふわりと舌触り良くグッと力強いコシを感じ、魚介の風味も一緒についてくる。
低温調理チャーシュー、海苔や葱などバランスも良く、間違いなく千歳烏山でハイレベルな一杯をいただける。
成城青果

動物系食材を使わないスープで一躍注目を集めた人気ラーメン店である。
ミシュランや食べログ百名店にも選出され、京王線沿線を代表する一軒として知られている。
看板メニューの「塩そば」は、魚介や乾物を重ねた出汁をベースにした透明感のあるスープが特徴。
見た目は淡麗ながら旨味の密度は高く、煮干しや魚介の風味がじわじわと広がる。
中細ストレート麺との一体感も高く、最後まで飽きずに食べ進められる構成。
その後は姉妹店「華塩」、二郎系ブランド「成城贅肉店」も展開。

華塩

芦花公園の人気ラーメン店「成城青果」の姉妹店として2024年にオープンしたお店。

メニューは塩煮干し、醤油煮干し、牡蠣そばの3種類。
「牡蠣そば」にはなんと宇治抹茶が使われ色合いが綺麗。
スープは何かが圧倒的というわけではなくて味変をされる想定で一本抑えた味わい。
低温調理チャーシューの上に牡蠣ペーストが乗っており、徐々に溶かしながらいただけば牡蠣の旨味成分がじんわりと広がっていく。
店主の接客も良い。

成城贅肉店

「成城青果」「華塩」に続く成城青果グループ3店舗目として誕生した二郎インスパイア専門店。
看板メニューは、豚骨醤油ベースの非乳化スープと自家製極太麺を組み合わせた「らーめん」。
液体油は多めながら味わいは意外にもすっきりとしており、キレのあるカエシと力強い小麦感が特徴。
麺は太さにばらつきを持たせた自家製麺で、蓮爾を思わせるようなボキボキとした食感も顔を出す。
巨大なローストポーク風チャーシューや大量のニンニク、背脂などビジュアルのインパクトも強烈。
成城青果の淡麗路線とは対極にある一杯だが、グループらしいこだわりは健在。

幸加

店主は「せたが屋」グループ出身で、駒沢の「中華そば ふくもり」で16年間店長を務めた経歴を持つ。
スープは青葉のような動物系と魚介系のWスープだが、味わっていくと醤油の酸味を感じられ、濃厚、こってりに徹してない軽やかな味わい。
煮干しや鰹の風味が動物系と上手く馴染んでいる。
あさひや製麺の中太ストレート麺、ふわりとした口当たりのチャーシューとトータルのバランスがいい。

中華そば トリコ

千歳烏山駅徒歩1分にある整ったビジュアルと丁寧な仕事で支持を集める中華そば店。
中華そばは澄んだ醤油清湯に細ストレート麺を合わせた王道の一杯。
昆布水つけ麺は、旨味をまとった中細平打ち麺をまずそのまま味わい、その後に鶏油の効いたつけ汁にくぐらせる構成で、麺の風味とつけ汁の強さを段階的に楽しめる。
中華そば、つけ麺ともに完成度が高く、千歳烏山で外せない実力店の一つ。
秋刀鮪だし 宣久

かつてこの地にあった「アイバンラーメン」の跡地を引き継いだ独立店。
店主の松本久夫氏は岩手県大船渡出身で、地元の秋刀魚と、奥様の故郷である神奈川・三崎の鮪から着想を得た「秋刀鮪だし」を掲げている。
中華そばは、秋刀魚と鮪の出汁に大山鶏を重ねた無化調スープが特徴。
魚介の香りを過度に立たせるのではなく、動物系の旨味と合わせてバランスよくまとめている。
岩手県・八木澤商店の醤油を使ったタレはキリッとした輪郭があり、コク深いスープを引き締める。
国産小麦100%の自家製中細麺は、ザクッとした歯切れの良さがあり、端正なスープとの相性もいい。

武蔵家 千歳烏山店

千歳烏山駅から徒歩1分という好立地に構える、横浜家系ラーメンの人気店。
1997年創業の新中野「武蔵家」の流れを汲むお店。
見た目から明らかに他の武蔵家とは異なり、豚骨の随が染み出た粘度高めのスープに程よいカエシがキマってる。
麺は同じ武蔵家でも少しふくよかなタイプでモチモチ。
武蔵家というより武道家っぽいしっかりと胃に膜を張ってくれそうな粘度高めのスープが特徴。
深夜2時まで営業なのも嬉しい。

せい家 千歳烏山店

経堂に本店を置く家系ラーメンチェーン「せい家」の4店舗目。

もったりとした豚骨鶏ガラから出た濃厚な動物系が舌を覆い、ほどよい粘度やカエシとのバランスも絶妙。
麺はばっちり高加水タイプでツルツルモチモチ。硬めコールにもしっかりと対応してくれ、途中からスープを吸って柔らかくなることもない。
駅近で深夜2時半まで営業する、武蔵家と共に千歳烏山を支える家系ラーメン店。

喜多方ラーメン坂内 千歳烏山店

言わずと知れた喜多方ラーメンのチェーン店。
チェーン店と言ってもセントラルキッチン(集中調理施設)を持たず、毎日店舗でスープを炊き、チャーシューを仕込んでいる。
豚骨を使った清湯スープはじんわりとしてあっさりだけど旨味があり、手揉みの縮れ麺がスープを持ち上げる。
長年愛されるチャーシューが名物。

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