調布駅から京王線で2駅の国領。駅周辺には長く営業を続けるラーメン店から、素材やスープに独自性を打ち出す店まで点在し、醤油、味噌、豚骨など一杯の方向性もさまざま。
調布駅周辺とはまた違ったラーメンの選択肢が揃っている。
本記事では、国領駅周辺で実際に訪れたラーメン店をジャンル別に紹介。それぞれの店で食べた一杯をもとに、スープや麺、具材などの特徴をまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
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熊王ラーメン|ニンニクで化ける昔ながらの醤油ラーメン

国領駅近くの「熊王ラーメン」は、1970年創業の老舗ラーメン店。
醤油、味噌、バターと昔ながらの構成を守り、地元で長く親しまれている。醤油は豚骨と鶏ガラを合わせた澄んだスープで、生醤油の風味をしっかり感じる素朴な味わい。
最大の特徴は、注文時に聞かれるニンニク。すりおろしニンニクがスープに溶けると一気にコクが増し、素朴な醤油ラーメンがクセのある味に変わる。
入れすぎると薬味が前に出るため、少なめくらいがちょうどいい。少し柔らかめの中太麺や、味の染みたチャーシューも昔ながらで、この店らしさがある。

中華そば 国領大門|魚介とラードが香る甘めの醤油ラーメン

国領駅近くの「中華そば 国領大門」は、2026年2月に「麺匠 いしかわや」跡地へオープンしたラーメン店。
醤油と塩の中華そばを軸に、魚介の旨味を生かしたスープと八王子「田村製麺」のストレート麺を合わせる。
醤油は節系の香りにラードのコクが重なり、想像以上に甘みが強く、温かい蕎麦つゆを思わせる味わい。
低加水の細麺はザクッとした歯応えがあり、厚切りのチャーシューは赤身と脂身のバランスもいい。細かな玉ねぎの食感も加わり、八王子ラーメンを思わせながら少し違った方向に仕上げている。

武蔵家 国領店|ライス無料で味わう家系ラーメン

国領駅前の「武蔵家 国領店」は、2012年オープンの家系ラーメン店。
店内で炊く豚骨スープに醤油ダレと鶏油、酒井製麺の平打ち中太麺を合わせる。
白ごはんだけでなくチャーシューをのせたまかないご飯も無料で、しっかり腹を満たせるサービスが特徴。
スープは動物系の粘度をわずかに感じるものの、味わいは比較的さらっとしており、個人的にはもう少し豚骨の強さが欲しいところ。
麺はもちっと口当たりがよく、柔らかなチャーシューはスープを吸わせてご飯と食べるのがよく合う。
価格とボリュームを重視した、国領駅前の家系ラーメン。

手打麺祭 かめ囲|注文後に打つ極太手打ち麺が主役

柴崎の「手打麺祭 かめ囲」は、蒲田「煮干しつけ麺 宮元」出身の亀井康太氏が手がけるラーメン店。
注文が入ってから麺を打ち、切り、茹で上げるのが大きな特徴で、うどん粉を主体にした高加水の極太平打ち麺を使う。黒さつま鶏を中心に、地鶏や鴨、豚、乾物を重ねたスープも丁寧に作られている。
麺は柔らかさがありながら手揉みのコシがあり、みずみずしく滑らかな口当たり。
スープとの絡みもよく、啜るたびに麺そのものの旨さが伝わる。
女将が仕込む黒メンマや、低温調理と吊るし焼きのチャーシューまで手間がかかっており、麺を中心に一杯全体の完成度を高めている。
武久らぁめん|酸味を効かせた独特の担々麺

国領の「武久らぁめん」は、1970年創業の昔ながらのラーメン店。
現在は2代目が店を継ぎ、醤油、味噌、担々麺などを昼のみ提供する。飾り気のない店内と手頃な価格も含め、昔ながらのラーメン店らしい雰囲気が残る。
担々麺は練り胡麻のまろやかさに強めの酸味を効かせ、酸辣湯麺を思わせる独特の味わい。
平打ちの縮れ麺に、もやしやキャベツ、挽肉ではなく細切れチャーシューを合わせる。肉のコクとスープの酸味がよく合い、素朴ながら少しクセになる一杯。

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