京王線つつじヶ丘駅周辺には、昔ながらの中華そばから濃厚な豚骨ラーメンまで、個性の異なるラーメン店が点在する。隣駅の柴崎方面にも足を延ばせば、さらに選択肢が広がるエリア。
本記事では、つつじヶ丘駅から半径800mに絞って実際に訪れたラーメン店を紹介。スープの味わいや麺の特徴、具材などを実食し、それぞれの一杯の魅力や違いをまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
柴崎亭 つつじヶ丘本店|無化調の煮干し出汁と美しい麺線が光る中華そばの名店

2011年12月17日に柴崎で創業し、2014年9月1日に現在のつつじヶ丘へ移転。和食の経験を持つ石郷岡氏が手がけるラーメン店で、創業当初は500円の中華そばで話題を集めた。
煮干しや昆布、鰹などの和出汁を活かした無化調スープと、美しく整えられた麺線が特徴。塩煮干しそばやワンタン中華そばのほか、限定メニューも豊富に揃える。
ワンタン中華そばは、熱々の清湯スープに醤油のキレと出汁の丸みが広がる。麺は硬めに茹でられ、プツプツとした歯切れが心地よい。
低温調理チャーシューはミッチリとした肉質で、太いメンマのコリコリ感も印象的。個人的には手頃な塩煮干しそばもおすすめ。

札幌味噌麺 優|さっぽろ純連出身の店主が作る熱々の濃厚味噌ラーメン

つつじヶ丘駅から徒歩約3分の味噌ラーメン専門店。札幌の名店「さっぽろ純連」の高田馬場店などで店長を務めた店主が手がけ、ラードの油膜で熱を閉じ込める札幌スタイルの味噌ラーメンを提供する。

濃厚な味噌スープと中太縮れ麺、炒め野菜の香ばしさが特徴。
味噌ラーメンはラードのコクと生姜の風味が効いた熱々のスープで、炒めた玉ねぎの甘みが味に深みを与える。中太縮れ麺はコシがあり、濃厚なスープをしっかり持ち上げる。
辛味噌は唐辛子の刺激が強く、味噌本来の甘みやコクがやや隠れてしまうため、初訪問なら通常の味噌ラーメンがおすすめ。

らーめん HAGGY|背脂煮干しから酸味と辛味が際立つ創作ラーメンまで揃う実力店

京王線柴崎駅から徒歩約2分のラーメン店。「AFURI」や「らーめん蓮」で経験を積んだ店主が手がけ、魚介と動物系を重ねた醤油・塩ラーメンや背脂煮干しのほか、エスニック系の創作ラーメンも提供する。
なかでもトマトと唐辛子を使った「チリトマ」は店の名物メニュー。
チリトマはトマトの鋭い酸味とスパイスの香り、唐辛子の刺激が重なる個性的な一杯。
極太縮れ麺は噛み応えがあり、酸っぱ辛いスープとの相性も抜群。パクチーの香りや刻み玉ねぎの食感もアクセントになり、低温調理チャーシューの脂の甘みが酸味を和らげる。
好みは分かれるものの、タイ料理や酸辣湯麺が好きな人には特におすすめ。

中華そば みのや|動物系不使用の魚介出汁と煮干しが香るあっさり中華そば

京王線柴崎駅から徒歩約1分のラーメン店。1998年に国分寺で「めん屋 みやでら」を創業した店主が、新橋を経て柴崎に開業。煮干し、鰹節、鯖節、昆布などを使い、動物系素材に頼らない魚介出汁のスープが特徴。醤油や塩ラーメンのほか、油そばも提供する。
塩らーめんは煮干しの爽やかな香りが広がり、澄んだスープは雑味が少なく、驚くほどあっさり。
中太の多加水縮れ麺は柔らかく、ややブヨッとした独特の食感。全体的には軽やかで食べ疲れしない一杯。塩・醤油ともに700円という手頃な価格も魅力。

真誠家 つつじヶ丘店|クリーミーな豚骨と醤油のキレが際立つ家系ラーメン

つつじヶ丘駅北口から徒歩約1分の家系ラーメン店。店主の平野誠治氏が横浜家系ラーメン店で修業を重ね、独立開業した。
豚骨醤油と塩ラーメンを中心に、濃厚ながらマイルドな豚骨スープと中太麺を提供。カウンターに加えてテーブル席もあり、家族連れにも対応する。
ラーメンはやや白濁したスープに豚骨のクリーミーなコクがあり、塩気と醤油ダレのキレがしっかり効いた力強い味わい。
麺は酒井製麺のものより加水率が高めで、チャーシューは赤身と脂身のバランスがいい。ほうれん草もシャキッとした食感を残しており、直系のような醤油の強烈な主張とは異なるものの、十分なパンチを備えた一杯。

ばち魂|武蔵家の系譜を受け継ぐ醤油のキレが際立つ個性派家系ラーメン

中野からつつじヶ丘へ移転した、駅徒歩約1分の家系ラーメン店。店主の仲口譲氏は「武蔵家@北綾瀬」「武双家@関大前」で修業を重ね、新中野武蔵家の系譜を受け継ぐ。
定番の豚骨醤油ラーメンに加え、油そばやつけ麺、極細麺を使ったメニューも揃える。
らーめんは豚骨の主張が控えめで、醤油ダレのキレとほのかな酸味が際立つサラッとしたスープ。鶏油は多めで独特の香りがあり、一般的な家系より太いストレート麺はもっちりとした噛み応え。
チャーシューは小ぶりながら塩気が効いており、修業先の武蔵家とも異なる独自の味わいに仕上がっている。

関連記事









