赤坂は、港区の中でもビジネス街という立地もあり、ランチ需要の強い店から、飲み終わりに寄れる深夜営業の店まで幅広く揃っている。
さらに近年は、淡麗系、濃厚鶏白湯、家系、つけ麺などジャンルも多様化してきた。
そこで本記事では、私が実際に通った赤坂周辺のラーメン店の中から、本当に使える店だけを厳選。
味、立地、並び具合、使いやすさまで含めて整理した。
※新しい店が出れば、このリストは随時更新する。
博多ラーメン 和|豚骨100%。濃厚なのに飲み疲れしない博多ラーメン

2014年オープンの濃厚博多ラーメン専門店。
豚の頭から爪先まで使った豚骨100%スープが特徴。クリーミーに泡立つ濃厚な口当たりながら、臭みはなく、まろやかな旨味と深い余韻を残す、赤坂では珍しいガチの濃厚豚骨を味わえる一軒。
最大の特徴は、「呼び戻し製法」と「取りきり製法」を組み合わせた独自スープ。継ぎ足しによる熟成感と、その日炊いた新しいスープの力強さを両立しており、日によって微妙に濃度や表情が変化するのも面白い。
店内には毎日スープ濃度も掲示されていて、通うほど違いが見えてくる。
麺は福岡「トリオ製麺」の低加水細麺。粉感のあるボソッとした食感で、重厚な豚骨スープをしっかり受け止める。
替え玉1玉無料というサービスもあり、飲み後需要だけでなく、しっかり食べたい層からも支持されている。
▶名店の味を自宅で「宅麺」


Ramen 翡翠|無化調とは思えない旨味の洪水。話題沸騰中の新世代ラーメン

2025年2月オープンながら瞬く間に行列店となった注目ラーメン店。
店主は「Ramen Break Beats」の柳瀬氏のもとで経験を積み、「Afro Beats」「Jazzy Beats」などの立ち上げにも携わった人物。

Break Beatsとは違うベクトルを目指して、自家製麺と無化調スープを軸にした一杯を作り上げている。
スープは黒さつま鶏、押岡地頭鶏、信濃地鶏、名古屋コーチンなど地鶏4種をベースに、魚介、乾物、貝類など20種類以上を重ねた超多層型。
木桶仕込み天然醸造醤油を6種類ブレンドし、さらにデーツやメープルシロップで自然な甘みを加えるなど、尋常ではないこだわりが詰まっている。
それでいて味が散らからず、複雑なのにまとまりがあるのが凄い。
麺は店内製麺の自家製ストレート麺。オープン当初は絡まりなど未成熟な部分も見えたが、短期間で明らかに進化しており、現在はしなやかさとコシ、スープ持ちのバランスがかなり高いレベルに到達している。
具材も岩中豚、松坂ポーク、霧島豚などを使い分け、炙りの香ばしさまで計算されている。まだ発展途上の勢いも含め、今後さらに化けそうな赤坂屈指の注目店。
▶名店の味を自宅で「宅麺」


中華蕎麦 左とう|牡蠣の旨味が爆発する、濃厚牡蠣白湯ラーメン

横浜の人気店「丿貫」出身の店主が手がける牡蠣ラーメン専門店。
2024年に新橋で間借り営業をスタートし、2025年3月に赤坂見附で路面店として独立オープン。看板はかなり控えめだが、ラーメン好きの間ではすでに話題になっている。
看板メニューの「牡蠣蕎麦」は、牡蠣白湯の濃厚さと煮干し清湯を合わせたWスープ構成。ポタージュのようにクリーミーで、牡蠣の旨味を真正面から押し出しながら、後味は意外と重たくない。
雑味も少なく、牡蠣好きにはかなり刺さるタイプだ。
合わせるのは硬めに茹でた極細ストレート麺。ザクザク、ボキボキした食感で、濃厚スープとのコントラストが強烈。
さらに「蟹味噌和え玉」など創作系の和え玉も人気で、丿貫系らしい遊び心もしっかり継承されている。
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希須林 赤坂|排骨×濃厚胡麻スープが中毒級の担々麺専門店

青山の中華料理店「希須林」を母体に持つ担々麺専門店。

2005年オープン以来、赤坂エリアのランチ激戦区で長く支持されている人気店で、昼時には行列ができることも珍しくない。
看板メニューは「排骨担々麺」。胡麻をたっぷり効かせた濃厚クリーミー系スープに、ラー油の辛味と酸味を重ねたバランス型で、揚げたての排骨が豪快に乗る。
排骨の香ばしさと脂が加わることで、一杯の満足感がかなり高い。
麺はやや細めのストレート麺で、濃厚スープをしっかり持ち上げる。大辛でも旨味主体で食べやすく、無料ライスと合わせればほぼ定食級のボリューム感。
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支那麺 はしご 赤坂店|銀座発祥「だんだんめん」で飲み後を締める

1964年創業の銀座の老舗担々麺店「はしご」の赤坂支店。
中国の汁あり担々麺をベースに、日本向けへ再構築した「だんだんめん」を看板メニューに、長年サラリーマンや飲み客を支えてきた一軒。
特徴は、醤油清湯ベースに芝麻醤を合わせたスープ。一般的な濃厚胡麻担々麺とは異なり、あっさりしながらコク深く、細麺と合わせることでスルスル食べ進められる。
辛さは選択可能で、深夜帯でも重たくなり過ぎない絶妙な塩梅。
看板メニューの「排骨だんだんめん」は、スパイス香る揚げ豚肉が豪快に乗り、ボリューム感も十分。
卓上のたくあん無料サービスも含め、どこか昔ながらの中華食堂的空気感が残る。
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