府中駅周辺は、「日常使いで本当に使える店」が揃うエリアである。
ラーメン、定食、そば、町中華、カレー、洋食までジャンルは一通り揃い、駅周辺で完結する導線の良さも強み。
実際に歩くと、通いたくなる店が点在しているのが分かる。
そこで本記事では、私が実際に足を運んだ府中周辺の店の中から、本当に使えるおすすめランチを厳選。
安い店から人気店まで、味・コスパ・立地を踏まえて整理した。
※新しい店が増えれば、このリストは随時更新する。
ラーメン
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麺創研 紅

府中駅直結の「麺創研 紅」は、濃厚辛味噌と「乱切り麺」で有名な旨辛系ラーメン店。
最大の特徴は、2mm〜10mmまで7種類の太さを混在させた自家製乱切り麺。同じ一杯の中で食感が次々と変化し、濃厚スープの中でも最後まで単調にならない。
スープは豚骨、丸鶏、モミジを炊いた重厚な動物系に、信州味噌と自家製ラー油を合わせた旨辛タイプ。真っ赤な見た目に反して、ただ辛いだけではなくニンニクや味噌のコクをしっかり感じさせる。
さらに大量のモヤシ・キャベツ・豚バラを乗せたボリューム感も特徴で、二郎系的なニュアンスもある。中本を思わせる旨辛路線ながら、乱切り麺と食感の面白さで独自ポジションを築いている。

らいおん 府中本店

府中駅直結の「くるる」1階にある「らいおん 府中本店」は、府中で長く親しまれてきた名物ラーメン店。
看板は「らいおんらーめん」。最大の特徴は、「ライオンの髭」を表現している店名の由来にもなった白髪ねぎ。胡椒と胡麻油で味付けされたピリ辛のねぎが、醤油スープにコクと香りを足し、ラーメン全体を一気にジャンクな方向へ引き上げる。
スープは動物系を効かせた濃口醤油。油もほどよく入り、白髪ねぎと混ざることでさらに輪郭が出る。
自家製麺はモチッとした多加水寄りで、ねぎを絡めながらワシワシ食べるのがこの店の醍醐味。
盛り付けはどこか昭和的で大雑把だが、それも含めて味。

大國家

「武道家」「武蔵家」で15年修業した木村龍二氏が独立した家系ラーメン店。
特徴は武道家譲りの濃厚豚骨醤油。粘度高めのスープに大量の鶏油を合わせ、動物系の丸みとキレのあるカエシを共存させたインパクト重視の味わいに仕上げている。
酒井製麺の平打ち中太麺も存在感が強く、スープをしっかり受け止める。
店名は大國魂神社に由来しており、「地元の人が集まれる場所にしたい」という思いから命名。実際、接客も武道家系にありがちな体育会系一辺倒ではなく、自然体で空気感が柔らかい。
ライスはボリューム感、キューちゃん食べ放題など、腹いっぱい食べてほしいという家系らしい満足感もしっかり残している。

いつみ屋

煮干しを軸にした優しい醤油ラーメンで長年地元客に支持され続ける一軒。
スープは煮干しと動物系と合わせながら丸みのある醤油へ落とし込んだバランス型。
塩味や旨味を過剰に強めず、毎日でも食べられる日常のラーメンとして完成度が高い。
看板メニューのワンタンも秀逸。つるりとした皮の舌触りを活かすため餡は控えめで、スープとの一体感を重視した構成。
中太縮れ麺もスープを自然に持ち上げ、最後まで飽きずに食べ進められる。

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中華
貴麗

府中駅近くにある四川料理・広東料理の専門店。
香港で料理長経験を持つ料理人が手掛け、本場四川から取り寄せた香辛料を使用した四川料理と広東料理を提供する。100種類を超える豊富なメニューも魅力。
看板メニューの四川麻婆豆腐は、豆板醤のコクと唐辛子の刺激をしっかり効かせた本格派。
広東料理や点心も揃い、ランチからディナーまで幅広く利用できる。
実際にいただいた四川麻婆豆腐ラーメンは、鶏ガラスープをベースに四川麻婆豆腐を合わせた刺激的な一杯。豆豉やニンニクが香り、辛さ主体ながら旨味もしっかり。中細ちぢれ麺が餡を持ち上げ、昔ながらの中華麺らしい風味も楽しめる。
府中で本格的中華ランチを求めるなら是非。

陳麻婆豆腐小吃館 ぷらりと京王府中

府中駅直結の「ぷらりと京王府中」に店を構える「陳麻婆豆腐小吃館 ぷらりと京王府中」は、1862年創業、四川・成都の麻婆豆腐発祥店の味を受け継ぐ四川料理専門店。
日本各地で展開する「陳麻婆豆腐」の系列店で、本場さながらの花椒の爽やかな香りと痺れ、熟成豆板醤の奥深いコクが楽しめる。
本格麻婆豆腐をはじめ、担々麺や点心など多彩な四川料理を気軽に味わえるのも魅力。
駅直結でアクセスも良く、ランチからディナーまで幅広く利用しやすい一軒。
四季香 府中店

府中駅から徒歩約3分に店を構える中華料理店。
麻婆豆腐、エビチリ、焼き餃子、海鮮おこげ、ラム肉串焼きなど幅広い中華メニューをリーズナブルに楽しめる。
味はオーソドックスで単品で頼むより、ランチや食べ放題・飲み放題コースだと結構お得だと思います。
餃子は肉と野菜のバランスがよく、エビチリは昔ながらの甘辛い味付け。炒飯や野菜タンメンなど定番メニューも揃い、ボリューム重視。
店内は66席あり、意外と大箱。個室や貸切にも対応する。

富太郎

四川料理を軸に、麻婆豆腐や黒酢酢豚、炒飯、麺類まで幅広く揃える中華料理店で、ランチでは大盛無料のサービスやセットメニューも用意する。
なかでも異彩を放つのが、山盛り野菜と厚切りチャーシューをのせた二郎インスパイア系の「男前ラーメン」である。
キャベツの比率が高い野菜盛りに、厚みのある豚を2枚合わせた食べ応えのある構成。
ただしスープは豚の力で押す二郎系とは異なり、中華料理店らしく鶏ガラを使った甘みのある非乳化タイプで、出汁の厚みはやや弱く全体的にライト。
加水率の高い中太麺も柔らかめで、オーション麺のワシワシ感とは別物となっている。まさに中華料理店が独自解釈で作った二郎系。府中駅周辺で昼から二郎系を食べられる貴重な一軒。

そば・うどん
砂場

府中本町駅から徒歩3分ほどの場所にある老舗そば店。
1995年創業で、江戸蕎麦の名門「砂場」の系譜を受け継ぐ暖簾分け店として知られ、店主は砂場で約10年間修業を積んだ経歴を持つ。

最大の特徴は国産そば粉を使用した無添加の自家製麺。その時期ごとに状態の良いそば粉を厳選し、店内で製麺を行っている。
香り豊かなそばと甘辛くキレのあるつゆの組み合わせが評判で、とろろそばや天ぷらそば、丼物まで幅広いメニューを揃える。
格式を前面に押し出した高級蕎麦店というより、地域に根付いた街のそば屋という雰囲気が魅力。
競馬場利用客や地元住民にも長年親しまれており、府中エリアで落ち着いて蕎麦を楽しみたい時に是非。

府中 武蔵野うどん

府中駅前で長年営業を続ける武蔵野うどん店。武蔵野うどんを軸にしながら、富山直送食材やおでん、一品料理まで揃える「うどん居酒屋」的な立ち位置が特徴。
看板メニューの「肉もりうどん」は、甘辛い濃いめのつけ汁に豚肉、小松菜、揚げを合わせた王道スタイル。
麺は武蔵野うどんらしい小麦感を残しつつ、極端な硬さではなく、ムチッとした食感で食べやすい。
ランチは丼セットも充実しており、白海老のかき揚げ丼など富山色の強いメニューも展開。夜はおでんや酒肴をつまみながら飲めるため、単なる「うどん専門店」では終わらない使い勝手の良さがある。

イタリアン・洋食
ラ・ルーチェ

府中駅から少し歩いたマンションの1階に構えるイタリアンレストラン。
イタリア各地を巡った松崎路彦シェフが、手打ちパスタや季節の食材を使った料理を提供する。
ランチは前菜付きのパスタセットを手頃な価格で楽しめ、普段使いしやすい。
青唐辛子とパルミジャーノチーズのスパゲッティは、カチョ・エ・ペペを思わせるシンプルな構成。
刻んだ青唐辛子の辛味、チーズのコクと香り、黒胡椒の刺激が過不足なくまとまり、余計な具材を必要としない完成度。
前菜と十分な量のパスタが付いて1,280円はかなり良心的で心配になるくらい。

イタリア料理を食べに行こう

府中駅から徒歩1分。オーナーは落合務シェフの「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」で経験を積み、岩手県産短角牛や三重県から届く鮮魚、府中野菜などを使ったイタリア料理を提供する。
ランチは前菜付きのパスタセットから肉料理を組み込んだコースまで選べる。
前菜はカルパッチョやバッカラマンテカート、ポリートなどを少量ずつ盛り合わせ、塩味や酸味をはっきり利かせたワイン向きの構成。
小柱とセミドライトマト、ズッキーニのペペロンチーノは、ニンニクや唐辛子の押し出しを抑えた穏やかな味わいで、小柱の滋味深い旨味が中心となる。
前菜を含めて1,980円は満足感のあるランチだと思う。

BAKERY & BURGER JB’s TOKYO 府中店

代々木発のクラフトバーガー専門店。
北海道産小麦を使った店内焼きの四角い自家製バンズと、100%ビーフのスマッシュパティが主役。
パティはつなぎを使わず、肉の旨味をダイレクトに味わえる仕上がりとなっている。
さらにピクルスや豆乳マヨネーズ、ケチャップまで自家製にこだわり、素材本来の味を活かしたバーガーを提供。香ばしいバンズ、肉々しいパティ、優しい味わいのソースが一体となり、満足度の高い一品を楽しめる。
代々木本店をはじめ、渋谷、海老名サービスエリアにも展開。話題性だけでなく、手作りへの徹底したこだわりが光る人気店である。

カレー
RAINBOW SPICE MASALA STALL

立川の人気店「レインボウスパイス」系譜のスパイスカレー専門店で、府中エリアでは数少ない本格スパイスカレーの店として定着しつつある。

看板メニューは小麦粉不使用のインド式カレー。
炒め玉ねぎ、トマト、自家製ヨーグルトをベースにしつつ、独自配合のマサラスパイスで香りとキレを作る。さらっと軽い口当たりながら、食後までスパイス感がしっかり残る。
特に2種盛りのダブルカリーが人気で、酸味と刺激を立たせた「北インド式チキンマサラ」と、バターやカシューナッツで丸みを出した「南インド式ネイコーリー」が人気。
卓上スパイスや玉葱アチャールで味を調整しながら食べ進め、重さを残さない軽快な後味も魅力。

GOOD LUCK CURRY 府中店

ミッテン府中9階に店を構える「GOOD LUCK CURRY 府中店」は、代官山フレンチの名店「Ata」を手掛ける掛川哲司シェフがプロデュースするスパイスカレー専門店。
魚介出汁をベースに、フレンチの技法で旨味を重ねたカレーが特徴で、刺激だけに頼らない奥行きのある味わいに仕上げている。
2~3種類のカレーを自由に組み合わせる「あいがけ」スタイルも人気で、季節ごとに食材やスパイス配合を変えるこだわりも魅力。
フードコートにありながら本格的なスパイスカレーを気軽に楽しめる一軒。
店舗は恵比寿や竹芝などにも店舗がある。

エスニック料理
JHO-SHOインドカレー

府中駅南口から徒歩2分ほどの場所にあるインド料理店。力こぶをモチーフにした個性的な看板が目印で、店内にはカウンター席とテーブル席を備え、一人でも利用しやすい。
メニューはインドカレーを中心に、チーズナンやタンドリーチキン、ビリヤニなど幅広く展開。
特にチーズナンの人気が高く、ナンのおかわりサービスや手頃な価格設定も支持を集める理由となっている。日本人向けに親しみやすく調整された味わいも特徴だ。
駅近ながら気軽に利用できる雰囲気が魅力で、ランチからディナーまで幅広いシーンに対応する。

タイ料理研究所 府中店

京王線府中駅直結「ぷらりと京王府中」内に入る「タイ料理研究所 府中店」は、「クルン・サイアム」などを展開するSUU・SUU・CHAIYOO系列のタイ料理店。
タイ人シェフによる本格路線をベースにしながら、日本人向けに食べやすさも調整。ガパオ、パッタイ、グリーンカレーなど定番メニューを中心に揃え、駅直結という立地もあって日常使いしやすい。
特にガパオは、ホーリーバジルの香りと汁気多めの鶏挽肉が特徴。タイ米も鶏出汁で炊くことで独特の風味があり、軽さを残しながら食べやすく仕上げている。生春巻きやスープ付きのランチセットもあり、価格帯含め使い勝手は良好。
一方で、辛さや酸味は比較的マイルド寄りで、本場感全開というより都市型タイ料理のバランス。エスニック初心者でも入りやすい。

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