目黒は都内有数のラーメン激戦区として知られ、長年愛される老舗から話題の新店まで、多彩な一杯が楽しめるエリアだ。
家系や醤油、塩、つけ麺などジャンルも幅広く、ラーメン好きなら何度訪れても新しい発見がある。
本記事では、私が実際に訪問した目黒のラーメン店を紹介する。それぞれの店の特徴や味わいをまとめているので、目黒でラーメン店選びに迷った際の参考にしてほしい。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
家系ラーメン
麺家 黒

目黒・権之助坂に構える新中野武蔵家系の家系ラーメン店。
豚骨の力強い旨味と醤油ダレを重ねた王道の一杯。
無料ライスのサービスも支持を集める、昼時には店外まで列が延びることも多い。
ラーメンは、とろみのあるミルキーな豚骨スープに強めのカエシを効かせた、明快なしょっぱ旨い系。
酒井製麺の微平打ち麺が濃厚なスープをよく持ち上げる。目黒で確実に旨い家系ラーメンならまずはここ。

つけ麺
醤油ラーメン
支那ソバ かづ屋

1989年6月28日、目黒・下目黒に創業した「支那ソバ かづ屋」は、「支那そば たんたん亭」で修業を積んだ店主が独立して開いたラーメン店。

目黒駅から徒歩12分という立地ながら、昼には行列ができることも少なくない。
豚骨や鶏ガラに煮干し、節、昆布などを重ねた醤油スープは、澄んだ見た目以上に出汁の厚みがあり、ほのかな酸味と香味油の風味が広がる。
中細ストレート麺は歯切れがよく、生姜を効かせた肉餡入りのワンタンは、滑らかな皮と力強い肉の旨味が魅力。
目黒で王道の東京醤油ラーメンを味わうなら外せない一軒。

味噌ラーメン
純米味噌らーめん なかむら

2023年創業、目黒駅西口から権之助坂を下った場所に構える味噌ラーメン専門店。
米味噌を軸に複数の調味料と鶏・豚の旨味を合わせ、長時間練り上げた味噌ダレを使用する。
味噌らーめんを中心に旨辛などの派生メニューも揃えている。
味噌らーめんは、とろみのあるスープに焦がしラードとニンニクを効かせ、香ばしさと力強さを出しながら後味は重すぎない。
三河屋製麺の太縮れ麺がスープをよく絡め取り、炒め野菜のシャキッとした食感も加わる。大判の肩ロースチャーシューはしっとり柔らかく、味噌のコクを受け止める。

蒙古タンメン中本 目黒店

目黒駅から徒歩約2分に構える激辛ラーメンの人気店。
看板メニューの蒙古タンメンをはじめ、北極ラーメンや味噌タンメンなど幅広い辛さのメニューを揃え、目黒店限定メニューも提供している。ランチから夜まで多くのファンで賑わい、辛党には欠かせない一軒。
蒙古タンメンは炒め野菜の甘みと味噌のコクが唐辛子の刺激を受け止め、ただ辛いだけではない奥深い味わいを生み出す。中太ストレート麺が濃厚なスープによく絡み、中毒性の高い旨辛ラーメンを楽しめる。

その他
ラーメン二郎 目黒店

1995年創業、「メグジ」の愛称で親しまれるラーメン二郎の直系店。
目黒駅から距離がありながら連日行列をつくり、醤油を前面に出した非乳化スープで独自の地位を築く。
二郎としては盛りが控えめで回転も速く、かつて小ラーメンを500円で提供していたことでも知られている。
小ラーメンは、豚の出汁に醤油ダレと化学調味料を強く効かせ、液体油と背脂を浮かべた熱々の仕上がり。
ニンニクを加えるとスープの輪郭が際立ち、平打ちの縮れ麺はみっちりとした歯応えを見せる。小ぶりの豚は味が染みてホロホロと崩れ、直系らしい力強さを比較的食べ切りやすい量で楽しめる。

麺屋 藤しろ

2012年創業、目黒駅西口から徒歩約1分のラーメン店。
フレンチやイタリアンを経験し、「麺処 ほん田」で技術を学んだ店主が独立。
大山地鶏の丸鶏やガラに仔牛の骨、ローストビーフを合わせ、魚介出汁や香味油を重ねた鶏白湯を提供している。
鶏白湯ラーメンは、まろやかな鶏の旨味に強めの醤油と塩味を効かせた、濃厚で輪郭のある仕上がり。
焦がしねぎの香ばしさが加わり、細麺はザクッとした歯切れでスープを持ち上げる。一般的な鶏白湯とは異なる、力強さとキレを備えた一杯である。

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