【東京・麻布十番】L’inedit(リネディ)「普通の食材で作るパティシエレストラン」

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フレンチ

東京・麻布十番の「リネディ」。

東麻布の閑静な住宅街にある小さなレストランです。

意味は「未公開」「未発表」だが「新秩序」「新基軸」という意味もある。

店名には見た目や値段、高級食材ではない「美味しさの判断基準もある」と言うことを表現する。

こちらはご夫婦2人でやられていて、シェフの石毛嘉明さんはパティシエ歴30年以上の大ベテラン。

料理をはじめたのはなんとここ10年という一風変わった経歴の方。

ソムリエの資格を持つ奥様がオーナーをやられています。

料理はだいぶシンプルで引き算。逆に言えば表現したいこと、やりたい事が明確。

悪く言えば映えないが、五味や食感の散らし、香りの重ね方など流石パティシエでバランス感覚に優れてます。

そしてもっと驚くのがコースが6,600円で、ペアリングが4,180円だという事。

決して高級食材に頼らない潔さと現代の高級レストランに対してのアンチテーゼ的な物を皿を通して感じました。

以下、いただいた料理。




この動画は一番下のリンクから❗️

・アミューズ

オーブンで焼いたサツマイモにセルバチコ。

蜂蜜とレモンのソースによって芋の自然な甘味が引き立ちます。

ちなみにパンも料理に合わせて作られている。「嫌じゃなかったら召し上がってください」って奥様謙虚すぎる笑

・鶏肝 ポワロー

西洋葱であるポワローをバターで炒め、生クリームを入れたソースをかけて。

火をギリギリのところで止めることでトロトロの食感に。乳化系ソースと口溶けするレバーが口内で一体化する。




・白いんげん

下は炊いたいんげん豆のペースト。

上は鴨の脂を脂で火を入れたものでオイリーさとマイルドさが共存する。

・サバ ネクタリン

鯖を酸味のある甘酸っぱい果物「ネクタリン」のピューレで覆ったもの。

ソースはリンゴ、玉ねぎ、柑橘のオイルべース。

青魚と果物の酸味が合います。

・鶏肉

銘柄鶏の総州古白鶏の胸肉。身と皮の間にフォアグラを入れて焼いてある。

ソースは鶏出汁とフォアグラを使ったもの。

クセはなく、旨味がまろやかな鶏だ。




・洋梨

洋梨の上にアンディーブ(赤チコリ)

さらにねずの実で香り付け。さすがパティシエならではの構成力。

・カリソン

アーモンドのピューレ、オレンジ、メレンゲ。

本来のカリソンよりもはるかに軽い仕上がり。

・ショコラ

チョコレートと柚子のショコラ。こちらも柚子の酸味がチョコと溶け合っており、非常にバランスが秀逸。

・インカベリー

食用ほうずき。

・自家製ラムレーズン

レーズンから自家製なんですって。めちゃフレッシュ。

料理があってはじめてデザートが活きる。過剰な盛り付けはしないのも味のバランスを考えのこと。本質を捉えた料理とデザートが楽しめるお店でした。ごちそうさまでした。

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