3回目の「鮨 浩也」。
大門から行くか浜松町から行くか迷うがさほど変わりません。
店は相変わらず外観映えするシックさ。
当初はつまみ5品にペアリングを合わせそこから握りに移行していたが、現在は握りの合間につまみとペアリングを挟むスタイルとなっている。
正直言ってペアリングコースを推すのであればこちらのスタイルに変えたのは英断だと思う。
何よりここは鮨屋であり「ペアリング屋」ではない。
せっかくいい握りを出しても最初の方のペアリングに印象が傾いてしまうのは鮨屋としては実に勿体無いからだ。
トップバッターに鮪を持ってくる店はあるがこちらでは常に鯖の海苔巻きである。
大将が最も思い入れのあるネタであり、後半に出てくるとやや脂疲れしかねない魚だがあえて一発目の空腹時に食べさせてくれるのは嬉しい。
この日も筍餅と吉野杉の樽酒とのペアリングや揚げた車海老などしっかりと個性を打ち出している。
オープンから試行錯誤の繰り返しで来る度にブラッシュアップされ、さらに美味しいものを出したいという向上心は素直に応援したい。
以下、いただいた料理。
鯖
金目鯛のしゃぶしゃぶ
筍餅
甘鯛
小肌
焼喉黒餡掛け
とり貝
車海老
ホッキ貝
赤身の漬け
メヒカリ、黄ニラ
鯵
蛍烏賊、うるい、タラの芽、こごみ、行者にんにく
鱒のすけ
鰯
手巻き
玉子焼き
ごちそうさまでした。
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