1997年/アメリカ映画/138分
幼い息子をテロリスト、キャスター・トロイに殺されたFBI捜査官ショーン・アーチャー。銃撃戦の末、トロイを捕えるがトロイは昏睡状態に。しかし、トロイ以外知ることができない時限式の細菌兵器爆弾が、ロサンゼルスに仕掛けられていることが判明し…。
もしも敵と顔を交換したならば…
息子を殺されたFBI捜査官のジョントラボルタとテロリストのニコラス・ケイジの因縁の対決物語。
結構序盤の激し目の銃撃戦であっさりニコラス・ケイジはジョン・トラボルタに捕まってしまうんだけど物語の核はここから。
実はニコラス・ケイジが捕まる前、ロスに爆弾を仕掛けていてその情報をテロリストの仲間から聞き出す為、特殊なオペでニコラス・ケイジの顔を剥がし自分の顔にくっつけてニコラス・ケイジに成りすますというめちゃくちゃな作戦にでる。
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そうです、まるで漫画。
なんで顔の傷跡すぐ消えるんだよとかなんで声帯も同じなんだよとか細かいことはツッコまないように。
これは「もしもシリーズ」の一環として観ましょう。
言うなればドラえもんのアイディアをハリウッド映画にしたらというテーマか。
顔の交換は極秘で行われ、最新の科学技術を駆使してオペで皮を剥がすところから。
これが結構グロいシーン。
で、手術が見事成功しジョントラボルタはニコラス・ケイジの顔になり爆弾の事を聞き出すためニコラス・ケイジの弟が収容されている刑務所へ。
そこでタイミング悪く顔を剥がされたニコラス・ケイジが目覚めて(これも結構ホラーテイスト)医者を脅し、今度はジョン・トラボルタの顔を自分の顔につけさせ完全にトレードオフ状態に。
立場が完全に逆転した二人の戦いが始まると言った話。
ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジはこの映画の中で一人二役を演じることになるが観ている者からするとあまり混合せずにすんなり入ってくるのは二人の演技力の賜物か。
見所はニコラス・ケイジの変顔
しかし冒頭からのニコラス・ケイジの顔芸には笑わせられる。
変態の役とかまでできそうだ。
刑務所からの脱走など結構アクションも見所がある。
己が脱走する為に罪もない刑務所の人達をぶっ殺しまくるというエゴはこの際スルーするとする。
2時間20分くらいの長めの映画だけどジョンウー監督ならではのスタイリッシュな映像とテンポ感で全く飽きさせることがない。
ラストの教会からのバトルシーンは映画のテンションも最高潮に達し、ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの迫真の演技に目が離せなくなる。
顔を変えた当初は二人の演技してる感があるんだけどラストのバトルは本当に二人入れ替わってるように感じるから凄い。
ジョン・ウー監督の演出は映画公開当時はカッコいいと思ったんだけど今観ると少々クサく感じるのは20数年前の作品だから仕方ない。
この映画もあまり頭使わずに楽しめるタイプの映画なのでおススメです。
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