「どこかオススメ教えてください」っていう質問について考えること

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「イッコーさん、どこかオススメのお鮨屋さん教えてください」

グルメ系のインフルエンサーの方なんかは日々この質問を浴びせられてることだろう。

かくいう私も日々この質問メールに忙殺されております。

まぁそれはいいんです。

こちらも時間みつけて酒でも飲みながら返信したりしてるんで。

だけども、この友達感覚のざっくりとした質問に一言言いたい。

俺は食べログか?

食べログでさえもっと具体的に単語を入れたり絞って検索かけるはずだ。

「東京、飯」で検索かけたら膨大な量が出てきて全く検索になっていないことは理解できるだろう。

おススメって言っても質問者と私の好みが合致するとも限らないわけですよ。

私の舌を信用してくれるのは大変有難いことなんだけど仮に質問者の好みじゃない店を紹介したとして結局質問者が報われない事態になったとしたらこちらとしても少し胸を痛めるだけの良心は持ち合わせております。

せっかく質問してきたのなら質問者の好みに合致したお店を紹介して幸せになってもらいたいのです。

だからここはお互いwin-winの関係になる為にももう少し質問に対して具体性をもたせて欲しいということです。

親孝行で両親を連れていくのが目的ならワイワイ系の店よりも少し落ち着いた店を紹介するし、インスタに投稿するのが目的の人ならとことん映える店を紹介するし、予約困難店好きのミーハーな人なら予約困難店を紹介します。

できれば希望の価格帯も教えてほしいところ。

予算が1万円代とかいう人がいくら美味くても3万円代の店紹介されてもねぇ?

まったく具体性に欠けるこの質問は実は結構我々を苦しめております。

一通ならいいですよ。これがほぼ毎日。

あまりにラフすぎる人や失礼な人は軽やかにスルーしてますが。

自分からどんなものが好みなのか、どういう感じがいいのか全く情報を与えずに相手のオススメだけを知ろうとする行為はいかがなものか。

これってコミュニケーションの「いろは」の「い」だと思うんだけど。

しかもだいたいTwitterやインスタのメッセージなんてニックネームや匿名なわけですよ。

顔も見れなければ会った事もない人からいきなり質問されて返さなければならない私の気持ちを少しは考えてみませんか?

いや、考えてみましょう。

もっとタチが悪いのはその人自身に決して悪気がないってことだ。

だからこちらとしてはちゃんと返事を返してあげたいのだ。

世代や年代でくくるのはあまり好きじゃないがこういう人は若い人に多い。

質問返して「返ってくるとは思いませんでした」って返事が返ってきたりする。

じゃあなんで質問したんだろう?


 

YouTubeのコメントなんかも結局はこういうことの延長なんだろう。

SNS上で相手にメッセージを送ったりコメントを書くということは必ずそれを読む人がいるという事だ。

相手が読む事を想定せずに「心の声」をそのままネットに書き込んじゃう人って実は凄く多い気がします。

メッセージやコメントを書く前に一度でいいから考えてみてほしい。

「もしこれを書いたら相手はどう思うか?」

相手が読むなら相手の事を考えてメッセージをおくるべきだと思いませんかね?

普段みなさん日常生活で気をつけてると思うんですよ。

けどネットとなると急に人ってのは相手の気持ちを考える事をしなくなる。

こわいねぇ、ネットって。というかなんでなんだろう?

顔が見えないネットだからこそちゃんと考えるべきかと思うんですがねぇ…

あれ?うるさいオヤジになってます?ワタシ

けどこれがうるさいと思うような価値観の人はあまり関わり合いたくないですね…

お互い時間の無駄なので。

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