【Netflix】サンクチャリ「あしたのジョー+スラムダンク的傑作」

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相撲をテーマにしたスポ根ドラマ「サンクチャリ 聖域」。

なるほど、相撲って世界へ発信できるNetflixだからこそのテーマだ。

それに相撲モノって今の時代絶対ウケないよねを逆手に取った時点で企画勝ちだと思います。

なんとなく格式高いと言うか、外から見るととっつきずらい相撲という世界に破天荒なチンピラを投入することで視聴者に親近感を与えることに成功している。これって漫画のあしたのジョーやスラムダンクにも共通してる。

まぁ物語の大枠もまさに王道の流れなんだけどしかしその見せ方や映像、何より彼らのマジさが画面を通して伝わり一気に引き込まれていく。

主人公は「インフォーマ」のキム役の一ノ瀬 ワタル。どう考えても主役っぽくないフェイスだけど、逆にそれが今っぽい。

世界から見た日本人は韓国人も日本人も変わらないだろう。パッチリお目目の濃い顔が向こうで共感呼ぶとも限らないし。

なによりキャラクターもいい。

親父想いで女には奥手。歌は上手く、しかも踊れる。って言うなかなか憎めないキャラクター。

最初はちょっとだらしない身体なんだけど猿桜が強くなるにつれてちゃんと身体つきが変わっていき、しっかりと物語とシンクロを果たしているのが凄い。

特にエピーソード7は良かった。グッとアツくなる。

生きていくために相撲をやるという王道ストーリーだけど随所にあらゆる要素を散らすことで単調にならず、飽きさせない。

これをキッカケに相撲に興味を持つ人は増えるでしょう。

2年半と言う長い撮影ご苦労様でした。そして楽しませてくれてありがとうって思わせてくれる作品ってそうそう出会えない。

シーズン2はやくお願いします。

ちなみに「ごっつぁんです」って英語だとなんて表現するんだろと思って字幕にしたら

「thank you」

だよね。




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