平日の夜に車を飛ばして蓮爾 新町一丁目店へ。
20時に到着。タイミングよく5席空席あり。
本日は「エビ小」。
ラーメン二郎 町田店(現在は閉店)の流れを汲む蓮爾。かつて町田店では桜エビが入った「MO(町田オリジナル)」と言うメニューがあってここ蓮爾でもそのDNAは受け継がれているようだ。
エビ小 900円
あれ?見た目は普通の小ラーメンと変わらないぞ。
そして本日はスープが少な目だ。まるで汁なしみたいだ。
やべぇ、これしょっぱいパターンじゃね?
蓮爾 新町一丁目店はたまにこういう日がある。
基本塩分濃度は高めだがスープが少ない日はさらに塩分が高くなる。
エビの姿は全く見えない。
だけど香りは間違いなくエビだ。
エビの姿が見えないのにエビの香りがする。
蓮爾という森の中に、いや、海の中に潜んでいるようだ。
麺を引っ張り出すとペースト状になったエビが。
ここにいたのかよ。
案の定塩分濃度高めのドギツいスープ。脳みそが痺れそうだ。
ボキボキの麺と共に物凄い勢いでエビの風味が迫ってくる。
エビの大群が口内で暴れ回っている。
このラーメン、強烈すぎる…
豚は脂身も多めのイカついのが2枚。
味付けよく脂の甘味すら感じる。
柔らかくて箸で割れるほど。
登戸店の豚とは明らかに違うがこれはこれでなかなかのレベル。
しばらく食べているとあることに気づく。
塩辛いと思ってたスープがだんだんわずかだが甘みを感じるようになってきた。
確かに登戸店は味醂系の甘味はあるが新町一丁目店は甘味の印象はない。
単に私の舌がとうとうイカれたか、たまたま本日のスープが甘みがあるか、はたまたエビのおかげでそう感じるのかはわからない。
だが塩分は相変わらず凄い。
上の写真を見て欲しい。
スープに浸かってた麺は茶色に変色している。
私はこのラーメンの攻略法を発見した。
「あえて天地返しをしない」
天地返しをしてしまうと全ての麺がスープを吸ってしまう。
なるべくスープを吸わせないようにまだ染まっていない麺を何割か残しておく。
これだ。これしかねぇ。
と、思ったら横の恰幅のいいオタク君が「カラメ」と軽やかにコール。
まるで洋物のアダルトビデオの女優の如く物凄い勢いでバキュームし出した。
横で聞いているとダイソンの掃除機と錯覚する。
それはもはやラーメン屋の光景とは思えなかった…
なんとか麺を完食。
私は満腹感と横のオタク君への軽い敗北感を覚えて店を出た。
それは梅雨入りしたとある平日の夜のことだった。
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