そうだ、表参道にオススメされていたとんかつ屋があったんだ。という事で表参道へ。
店名は「tonkatsu.jp」。また随分変わった名前だこと。
これ凄いんですよ。だってネットで「tonkatsu.jp」と打つと必ずホームページに飛ばされるんだから。
店の情報知りたくてもホームページへと誘わられるようになっている。
そういう時は平仮名で「とんかつどっと」と入れると入れましょう。
オープンは2021年10月。
店の場所は表参道駅B2出口より徒歩3分。
11時半のオープン5分前に到着してみると5名待ち。
なるほど、ジワジワと皆さん話題のお店に気づいている様だ。
店内はカウンターのみ。
こちらは全国の銘柄豚をその日ごとで楽しめるのが特徴。
その種類の豊富さに驚かされる。
そして豚肉の特徴を表にしてわかりやすく提示しており単なる自慰にあらず。
しっかりと全国の美味しい豚肉を食べさせたいという思いが伝わってくる。
脂が苦手なので肉の味が濃いのがいいですと店の人にリクエストしたら何個かオススメされた。
ほう、まさに豚肉ソムリエだ。
ソース、塩
塩はロース用とヒレ用の2種類。
店主は一枚一枚かなり丁寧に調理していく。
豚肉に包丁を入れ、卵につけて、フワッとした真っ白なパン粉で包み、澄んだ黄金色の油に入れていく。
キツネ色まで揚がったかつは縦に置き、じっくりと油を落としていく。
ちなみに私のは4分間も油を抜いていた。
どろ豚 3,490円 (北海道・エルパソ豚牧場)
サクッと目の前で切ってからそのまま皿に盛り付ける。全て断面を見せてくれる提供だ。
潤いのある断面はかすかに薄桜色を発し、7:3の見事な赤身と脂身がこちらを向いている。
キャベツは細くカットされフワッと空気を含み軽さがある。とてもみずみずしく理想的だ。
赤だし
深い出汁の味わいには品が感じられるが自分には少し味が濃く感じる。もう少し塩味は穏やかな方が好みではある。
ご飯 普通盛り
山形県「つや姫」を使用。
硬めに茹でられていて米粒の甘味が感じられるもの。これは自分好みだ。
まずは塩をパラパラっと振りかけて。
サクッと細やかな衣、グッと力強さのある弾力、噛むごとに増していく味わい、全体的に派手さはないものの実直な旨さのある豚だ。
脂の甘さに物足りなさを感じたが「脂は苦手」と言ってしまった自分が悪い。
油はラードと大豆白絞油を使用し、適度な香ばしさと軽さを兼ね備えている。
丁寧に時間をかけてじっくり油を落としたおかげで食べた後の重さがない。正直言ってこのあとラーメンでも食べられる余裕さだ。とんかつ食べてこの経験ははじめてだ。
色んな豚が楽しめるという事もあってその豚次第で味の評価は分かれそう。
いずれにせよ割高になってもいいから2種類くらいをハーフ&ハーフとかしてくれくれたら凄く有難い。旅するとんかつ。ごちそうさまでした。
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