東京・六本木駅よりすぐにあるレストラン「六花」。
「りっか」と読み、雪の結晶の別名のこと。
一瞬で溶けていく雪の儚さを旬の食材に重ねており、四季の食材を最高の状態で味わってほしいという想いで名付けである。
店内に入るのになかなか迷います。入口が以前と変わったそうで案内してもらいました。
しかし扉をあけるとなんじゃぁこりゃ…
超バブリーな店内に驚かされます。しかも全室が個室で内装もバブってます。
おまけに食材は国産にこだわり、コースの最後のステーキとして最初に並べられるのは数種類の和牛。ここから選択するシステムで、選ぶ牛肉によってコース値段も変わってくる。
選択したのは鳥取県産 純但馬牛田村牛 フィレ。そりゃ純但馬選びますよね。
佐藤竜地シェフは「ポールボキューズ」や「メゾン・ド・ピック」等で腕を磨いた方。
贅沢にも毎回シェフが自ら料理を運んでくれ、丁寧に説明してくれる。
まるで王様になったかの様な扱いです。
コースは極み和牛フィレ 石窯焼き 25,300円。
以下、いただいた料理。
・秋田 日本短角和種かづの牛、雲丹、カリフラワー
清らかな牛肉の冷製コンソメスープに雲丹の甘みが加わる。
・北海道 野付活天然㠶立貝、独活、土佐文旦、キャビア、ココナッツ
ベースはうどの乳酸発酵。肉厚な帆立の甘味にキャビアの塩味、文旦の酸味と苦味にココナッツの円やかさ。
プリッと爽やかな甘さがある帆立の卵巣か精巣までついてくるとは思わなかった。
・長崎 五島列島放血神経抜き寒鰆、唐墨、有東木本山葵
皮目はこんがり香ばしく、身自体も旨みが強い。
・新潟 餅粉、デュパン種、海藻バター
なんと加水率105%のパン。物凄いモチモチで餅とパンの間みたいな食感。
・北海道 新ひだか町ホワイトアスパラガス、北寄貝、花山椒
みずみずしいホワイトアスパラの香りに北寄貝による甘みのある貝出汁。花山椒も華やかなアクセントになってます。
・北海道 流氷明け毛蟹
和牛出汁の茶碗蒸しに筋肉質な食感の毛蟹。シンプルに素材の旨味が出てます。
・広島 アミガサタケ、地蛤
・山形 黒毛和種米沢牛心臓、猿桃、柚子
臭みのないプリプリのハツにポン酢でさっぱりと贅沢な口直し。
・鳥取 純但馬血統田村牛
見事ですね、この火入れ。潤いに満ちており舌に馴染む様な柔らかな食感。後半から甘くミルキーな和牛香を感じられる。
・山椒の実の醤油漬けカレー
カレーに百合根ご飯は、カレーにジャガイモ的なニュアンスかな。贅沢だけど。
・ゆりねと黒トリュフのアイス
こちらにも百合根。
・マンジャリ フルムダンベール
本日のワインペアリング
お会計は一人四万弱。
ワインも白ワインが好きだと言ったら白を多めにしてくれました。しかも一杯あたり結構な量。
かなり満腹になります。食べれない分はお土産にしてくれ最後まで徹底された贅沢を堪能できます。ごちそうさまでした。
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