人気焼鳥屋さん「鳥さわ」のオーナーによる紹介制イタリアンレストラン「Lemon」。
シェフは広尾の「イル テアトリーノ ダ サローネ」出身の北野さん。
場所は恵比寿駅から徒歩8分ほどだけど正直普通には辿り着けません。
地図が示す場所はどう見てもシャッター降りてるから。
店に電話して聞いたら真裏から入るとのこと。
あ、レモンが置いてある。
隠れ家すぎ。
店内はカウンター席に個室あり。
仲間とワイワイできるカジュアルさがある。
今回は野郎3人個室でお邪魔した。
コースは税込12,000円。
以下、頂いた料理。
前菜
フランスの生ハム、もっちりとしたブラッターチーズ、オリーブオイルをかけた甘味と酸味のバランスいいアメリカンチェリー。
ザ・イタリアンと言ったシンプルな前菜。
冷製パスタ
素麺で有名な揖保乃糸が作る国産パスタ。
手延べ製法で作られたパスタはかなりアンダンテでやはりどこか素麺っぽさがある。
上にはオシェトラキャビア、鮪はやま幸の突先のタルタル、レモンの皮。
鮪は特に味の濃い赤身の突先部分。
豆のサラダ
イタリア産グリーンピース「ピゼリ」、そら豆、スナップエンドウの3種の豆を使ったサラダ。
軽くソテーした赤烏賊の柔らかな食感、香りと豆の相性が爽やか。
フォッカチャ
ウンドゥーヤの煮込み
南イタリアの「ウンドゥーヤ」という唐辛子入りのサラミを使った煮込み料理で中には新じゃが、真蛸が入っている。
豚の野性味ある動物系と魚介系の相性よく、熱々でピリ辛がクセになる一品。
次の料理に使うアーティチョーク。
下処理したアーティチョークの素揚げ。
上からペコリーノチーズ、黒胡椒、イタリアンパセリ。
いい意味で土っぽさあるアーティチョークの香りにチーズやパセリ、レモンのバランスがいい。
添え物じゃなくアーティチョークを主役に迎えたシンプルながらも大胆な一品。
ズッキーニのリゾット
ズッキーニのリゾットにふっくらとした和歌山の釜あげしらすをボリューミーに乗せ、上からイタリア産のカラスミをかけてある。
牛の炭火焼
アイルランド産ヘアフォードという品種でグラスフェッドという牧草のみで育てられた牛。
部位はサーロインだけど赤身質が強く脂をあまり感じないためかなりあっさりとしてます。
桜の木の樽で熟成をかけたバルサミコ酢、塩漬けにした生の粒胡椒、イギリスのマルドンの塩と共に。
パスタは3種類の中から今回は2種類をオーダー。
量はSサイズ30g、Mサイズ50g、Lサイズ100gから選択。
レモンのパスタ Mサイズ
浅利出汁をベースとした至極シンプルなレモンパスタ。意外性はなく想像通りの味。想像通りに旨いです。
本当レモンって最高の調味料。
キノコのタリオリーニ Mサイズ
キノコがやたら香る香る。
レモンのジェラート
ピスタチオを削って。
味変としてイタリアのモデナ産の15年熟成のバルサミコ酢を途中でかけてくれる。ミルキーさ、酸味、甘味とこれまたバランス良い後味いいデザートでコースを〆る。
本日のお酒
ボトルにて。
グラスにて。
あとハイボール数杯。
オーソドックスなイタリア料理はシンプルでいて素材の良さを上手く引き立てる皿が続く。
あまり食材を足し過ぎない味を重ね過ぎない。
店名の通りレモンを散らすことでコース全体に爽やかなアクセントを産む。
単体では酸味が強すぎるレモンも素材や料理を引き立てにまわると素晴らしい力を発揮してくれる。
お会計は約38,000円。
完全にコルトン代です。
みなさん、高いワイン頼まなきゃもっと安いです。参考価格にならなくてごめんなさい!
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