東京・麻布十番にある焼き鳥屋「麻布さとり」。
場所は東麻布。
店主は熊本県出身。
ワインのラインナップがかなり豊富で好みを伝えれば店主がセレクトしてくれます。料理はワインに合うように微調整したりしてるそうだ?
宮崎県のひらこ地鶏は名古屋コーチンの血統のようで旨味は溢れてるのに脂が名古屋コーチンより強くない、気がする。
それは店主が脂をカットしたり食べやすくしているおかげか。
いずれにせよひらこ地鶏、天草大王、七谷鴨をバランス良くコースに織り込んでおり脂疲れがなくコースを終えられる。名古屋コーチン一本だとどうしても疲れてしまう。
特にひらこ地鶏は皮が旨い。皮下に味がある。
首の皮を使った北京ダック、硬いが旨味が濃い肩肉、〆のワンタンラーメンなど緩急がありやっぱり焼鳥って美味いよねと思わせてくれるコースだった。
白レバームース。フレンチに通ずるクリーミーでふくよかな味わいで雑味など皆無だ。
パリッと皮は情熱的に焼き、身は甘く儚い。特にこの皮はなんとも濃厚な味わいだ。
ひらこ地鶏の下腿。噛み締める度に味が湧き出る。生命力を感じる。よく運動してたんだね。
首の皮の北京ダック。生春巻き的な生地に包んで甘辛のタレと和えてある。こりゃ美味い。
鶏って汎用性高いからまだまだこうやって遊べるのがいい。
もも肉は発酵レモン塩と。外パリ中プリという使い古された感想でご勘弁を。
芽キャベツは鰹節と共に。だれだ?キャベツたろうって言ったのは。
百合根の茶碗蒸し。げっこう、鰹、ひらこ地鶏の出汁。ホッと落ち着かせてここからメインディッシュと言ったところか。
野趣溢れる七谷鴨は赤ワインを呼んでいる。
肩肉。硬いと言えば硬いがこれは生命力の弾力。よく動かす部位だから筋肉である。旨味そのものだ。串の最後にこれを持ってきた意図がわかる。
〆はワンタンラーメン。地鶏の旨味とともに。
ガツンとした地鶏の旨味と美味しいワインを楽しませていただきました。ごちそうさまでした。
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