本日は友人がデザインを携わっているという「徒然茶寮」という会席料理屋へ。
場所は銀座八丁目。創業27年目のお店。
よく接待やアフターなんかに使われるらしく朝5時まで営業しており二次会、三次会でも利用できる。
今回は一応個室を用意してもらった。
重厚感溢れる神代欅の無垢の埋もれ木のカウンター席をはじめ、店内の木材は無垢(欅、桂、ひのき、栗)。
個室6部屋、カウンター10席、小上がり8席と用途に合わせての利用が可能。
最大の売りは朝獲れた魚が夕方には店で食べられるところ。
九州小倉の「天寿し」と同じ魚卸の「川原」の代表が自信のある魚しか東京の徒然茶寮には送らないと豪語しているという。
そんな魚が九州から毎日空輸されて夕方には店で食べられる。
物流の発達が変えたものはデカイ。
さらに凄いのが22時以降の2部ではどんなリクエストにも応えてくれるらしい。
カレーライス、オムライス、ラーメンなど食べたいものを言えば極力それに対応してくれる。
(と言ってもあまりに無茶な要望はしないように)
本日は15,000円のコースを選択。
以下、いただいた料理。
(別注のアラカルトあり)
極早生もろこし
「極早生(ごくわせ)」とは作物が早く出来たことを意味する。
トウモロコシのほんのりとした甘味が心地よい。
ボタン鱧と帆立しんじょのおすまし
「ボタン鱧」とは鱧を骨切りにした状態で湯にくぐらせた形がボタンに見えることから命名された。
ホロホロの身質、あがってくる香りがとても優しい。
「変わった酒を」ということで凍結酒の「銀河鉄道」をボトルで頼む。
熟成させた凍結酒ということで溶かしてシャーベット状になったものをいただく。
甘味とキレを兼ね備えたものでシャーベット感が心地よくついつい酒が進んでしまう。
穴子、ノドグロ、中トロの刺身
穴子は対馬。今朝とれたてを空輸で送ってきたもの。
血抜きを徹底しているので刺身でも食べられる。
コリコリの食感にほんのりと脂も含んでいる。
ノドグロは玄界灘で取れたもので抜群の脂ののり。
佐渡沖の中トロも言うまでもなく美味。
赤雲丹
萩の赤雲丹で新鮮なもの。
塩が入ったお湯に入っている。
この塩分がより甘味を引き立てる。
鰻の白焼き
一番素材の味がわかる素焼き。
醤油、ジャバラポン酢、柚子胡椒でいただく。
上品な甘味と香りがたまらない。
蒸し鮑と長荻和牛
長荻和牛とは山口県萩のブランド和牛。
噛めば噛むほど旨味を感じる。
鮑もムチムチで味も濃い。
アジフライ(リクエスト)
なんとリクエストしたらアジフライを作ってくれた。
このお店では22時以降ならこうしたリクエストも受け付けてくれる。
「できないを言わない」がモットーらしくホスピタリティも高い。
そして肝心のアジフライだがサックサクのホワッホワでまさに理想的。
一度食べたお客さんは次の時もリピートするんだとか。
牛カツ
こちらも長荻和牛。
これが驚くほど柔らかく肉本来の旨味も強い。
まる茄子そうめん
揚げびたしした丸茄子と炊いたトウガン、そして蟹あんかけをかけたもの。
トロトロの食感と蟹の風味も同時に楽しむ。
握り
シャリには赤酢を使用。
バランは職人が包丁で切っているらしい。
ラーメン(リクエスト)
なんとラーメンをリクエストしたら作ってくれた。
鶏ガラのスッキリ醤油は飲み口優しく酒の〆としてもいい。
あさりの味噌汁
落ち着きます。
デザート
果物とアイスでラスト。
お会計は1人当たり約35,000円。
銀河鉄道やその他諸々の酒、リクエストなど。
朝までやってるので銀座で飲んでから始発までいるのもいいかも。
とてもホスピタリティ高いお店でした。ごちそうさまでした!
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