名古屋を代表する鰻屋「炭焼 うな富士」の新店「炭焼 うな富士 白壁別邸」が2021年7月24日にオープンした。
鰻の世界というと「創業100年」だとか歴史の古い店のイメージがあるがこちらは意外にも1995年創業とわりと新しめである。
にも関わらずあっという間に名古屋で人気を博し、ミシュランのビブグルマンにも選出されている。
いまやまさに「名古屋にうな富士あり」だ。
店の特徴は一般的な鰻よりも大きい「青鰻」を使用していること。
この青鰻は全収穫量の2割程度しかない希少な鰻。養殖ではあるが2年の歳月をかけ育てられより天然に違い味わいだとか。
最寄り駅は尼ヶ坂駅。名古屋駅から電車でいくと絶妙に遠いので名古屋駅からタクシーで。
だいたい15分ほどで着きます。
外観はまるでタイムスリップしたかの様な江戸時代を思わせる造り。
庭には池があり鯉が泳いでいる。
凄い金かかってるな。
綺麗です。この庭を眺めながら一杯いきたくなる。よし、飲もう。
まさに池が見える窓際のテーブル席に通されたんだけどBGMはなぜか沖縄民謡。
日の光がとても心地よくなんだか沖縄に来たような感じが。
アサヒスーパードライ 700円
昼からいただきます。
秋の陽気がポカポカしてこの席気持ちいいです。
鰻丼は〆にとっておいてまずはちびちびと当てを頼むとする。
うなぎの枕 880円
変わった名前だと思ったら、なるほど。
蒲鉾に白焼き、蒲焼がのったもの。
それぞれ違う味わいと食感を一度に楽しめるいい当て。
うなぎの燻製 1,430円
しっとりとして燻製は強すぎずいい塩梅。
マスタードとの相性も良し。
うまき 1,320円
ふんわりとして鰻はふっくらと。
優しい出汁もいい感じ。
岩魚の骨酒 2,500円
一夜干しにした岩魚の骨酒。
香ばしい香りにキュッと程よい度数。
いやぁ、暖まる。
この時点でなかなか腹膨れてるけどよりによって欲張って上うなぎ丼にしてしまったよ。
肝入り上うなぎ丼 6,160円
きました。案の定凄いボリューム。
そして盛り付け、映えます。
富士山の様だけど店名ってそういう意味なのかな?
骨酒で酔いもまわってなんだか神々しく見えるのは気のせいか。
贅沢にも肝が7つも。つまり7匹分。
青鰻だから肝のサイズも立派。
甘辛のタレをしっかり纏った肝はコリっとして臭みなくそしてサッパリと。
何個でも食べられそうだけど一個一個の命に感謝しながらじっくりといただく事に。
鰻は地焼きならではのパリッと感。
この食感は東の人間には新鮮。
身は厚くトロッとして旨味もある。
脂もあるがサッパリとした肝、山葵がいいアクセントに。
ちなみにご飯の中にさらにうなぎが隠されてます。ご飯のおかげで蒸された状態のうなぎはフワフワでまた食感の違いを楽しめる。
蛤のお吸い物
肝吸いでなく桑名の蛤のお吸い物。
東京の有楽町にも出店したそうだけど鰻の焼きの統一化はかなり大変だろうな。
焼き手によって差が出てきそうだし。
だけどそれぞれの店に行ってその違いを楽しむのもまたいいかも。
東京にも地焼き文化を広めるという意味に置いても東京進出は意味があることだと思います。
物凄い満足感と満腹感で名古屋を後にするのでした。
ごちそうさまでした!
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