東京・外苑前のイタリアンレストラン「malca」。
いまや予約困難店となったお店で、今回も二か月待ってようやく・・・
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店内はライブ感溢れるカウンター、個室あり。
こちらではおまかせコースもあるが、アラカルト対応も行っている。
時間帯でアラカルト対応する店もあるがレストランでオープン時からアラカルトで頼める店ってほとんど知らない。
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個人的にややコースに疲れてきてる自分としてはアラカルトは有難い。
コース慣れしてすっかり考えることがなくなってしまったから選ぶってストレスなんだけど、逆に店都合で食べたくないもの食べさせられるより、自分で選択できる喜びがある。
シェフ: 北野司さん
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大阪のイタリアン「sfida」で4年間勤務した後、東京・代官山の人気店「TACUBO」で4年研鑽を積み、2022年10月に「malca」をオープンさせる。
同じTACUBO出身と言うと都立大学の「笠井」にしか行った事がないが、こちら、北野シェフの料理もシンプルに、決してケバい盛り付けをすることなく、だけど洗練された料理を楽しめます。
以下、いただいた料理。
この動画は一番下のリンクから❗️
・オリーブ
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お通しでこれ出されたらワイン頼まないと。
・やま幸さんより 塩釜産 本マグロ、タルタル、ブラータチーズ、ブルスケッタ 3,200円
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パンの上には塩釜産の鮪の突先と赤身の2種類を混ぜ、ビーツのピクルス、ケイパーなどでタルタルに。
さらにブラータチーズ、ビーツのパウダーをかけて。
鮪はわりとあっさりとしており、酸味とブラータのふくよかさが調和しており前菜としてもいいですね。
・淡路牛 トリッパの煮込み、ペコリーノ ロマーノ 3,800円
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ミノ、ハチノス、ギアラなど使ったトリッパ煮込み。
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山羊のミルクを使ったペコリーノチーズの香りも全体を盛り上げます。
・フォッカチャ
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・いろいろキノコのアーリオ・オーリオ、スパゲッティ 3,600円
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イタリア語で「アーリオ」はニンニク、「オリオ」はオリーブオイルを指す。
つまり、ニンニクとオリーブオイルを使ったソースのこと。
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キノコが5種類ほど入っており、それぞれ異なる食感も楽しめる。
・純血但馬血統 吉本牛、ボロネーゼ、スパゲッティ 4,000円
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この挽肉は噛めば噛むほど牛の甘みが出て美味いです。最高のボロネーゼ。
・フランス産 ビュルゴー家 シャラン鴨 ロース 9,500円
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ナイフでスッとストレスなく切れ、パリッと香ばしい皮と身の鴨ジュースとのコントラストも絶妙。
・北海道産 サンマと焼ナスのプッタネスカ、スパゲッティ
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秋刀魚は炭火で皮目を焼き香りをつけてある。だからプッタネスカでも秋刀魚が消えることはなく、しっかりと主役級の役割を担っている。
本日のお酒
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お会計は一人辺り約26,000円。
ちなみに「malca」の名前の由来。
北野シェフの淡路島の実家の鮮魚店「フレッシュきたの」にて、卸から届く魚に「まるか」や「マルカ」と書かれている。
これは北野シェフの祖父にあたる嘉平さんが営んでいた魚屋の愛称の「まるか」の名残であり、祖父のお店の愛称が、自分達では意図せず、卸さん達の気持ちで引き継がれているとのこと。
このmalcaもそんな周囲の人達の心に残っていくお店でありたいという想いと、祖父と父親へのリスペクトからこの名前になる。
いい話やん。ごちそうさまでした。
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