基本的に飯はゆっくり落ち着いて食べたい派だ。だから単に腹ごしらえの作業みたいな感じで食べる立ち食い蕎麦とかは正直自分には合わない。
だけどこの日はとにかく時間がなかった。
新宿で何かないかと考えた末、前からその存在は知っていて気にはなっていたがなかなか行く機会に恵まれなかった「かめや」へ行くことにした。
場所は新宿思い出横丁内の一角だ。
立ち食い蕎麦といってもちゃんと席はある。
時刻は11時半前。
案の定この時間でも客は入ってるし次から次へとやってくる。
そう、いつきてもここは常に客足が絶えない。
中途半端な時間にここを通り過ぎても客がいている。だから気になっていた。
一体何がそんなに惹きつける魅力があるんだろう?
席に座り名物の「天玉そば」を頼む。
現金だ。
手は拭かないのか…
どっかのレビューで「昭和の雰囲気も味わえる」とか書いてあったけど随分良いように言ったな。
看板には「揚立」と書いてあるが完全に作り置きである。
そうか、揚げたてを作り置きしたのか。
なんでも言い方次第さ。
それから工場の生産ラインのようにおじさんが蕎麦を作り(丼にぶち込んでいき)、金銭の授与からものの数秒で私の前に出てきた。
なんたるスピード感。ちゃんと茹でてるのか?
このスピードなら茹で置きだよなと思いながら割り箸を割る。
天玉そば 430円
存在感あるかき揚げの上にネギ、横には温泉たまご。
これで430円か。確かに割安な感じはある。
かき揚げも結構ボリューミーだ。
つゆ
スタンダードな関東風の醤油が効いたつゆは特筆すべき点はない。普通に美味しい。
続いて蕎麦。
コシはあるんだかないんだか絶妙なラインだが決して柔らかいというわけではない。
蕎麦粉の香り?んー…
玉子はとろとろだ。
そしてかき揚げなんだけど妙な苦味を感じる。
これは一体…
雑味と言いますかその違和感しかない。
おまけに衣がかなりの割合を占めているではないか。これはかき揚げとしてはいかがなものか。
いい意味でも悪い意味でもこれが立ち食い蕎麦なのか?立ち食い蕎麦の経験値が皆無の私がここで立ち食い蕎麦を語るべきではないのは理解してるがこれで食べログ3.64って意味不明すぎる。
やっぱり食べログってのはまるであてにならないのが確信に変わった瞬間。
最後の最後までなぜこんなにも人がやってくるのか理解できずに店を離れる私であった。
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