【東京・渋谷】とり茶太郎「数種類の鶏を使った熟達の火入れに詠嘆!」

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東京・渋谷の焼鳥屋「とり茶太郎」。

店主は大塚にある「蒼天」出身。

渋谷駅から歩こうと試みたがいかんせん開発されまくってて思うように歩けなく断念。

仕方なくタクシーを拾って店まで。

渋谷は来る度に景色が変わる生きた街だ。

店名の由来は店主の蒼天時代に茶くみしかできなかったことでつけられた「茶太郎」というあだ名から。

それがいまや予約ができないほどの人気店になったというから皮肉でもある。

心配になるくらい近火だが肉はみずみずしくも旨味の濃い串へと昇華。

さらに小さな焦げをハサミでカットしながら焼いていく細やかな仕事。

比内地鶏、ホロホロ鳥、軍鶏など数種類の鶏をハイレベルな焼きで提供してくれる。

2024年9月訪問

茶太郎鶏がなくなっても全然気にならないクオリティ。

比内地鶏やホロホロ鶏、軍鶏など複数の鶏を使用し独創的な味付けや串打ちを行う金子さんの焼鳥はやっぱり金子さんにしかできないものばかり。

またお邪魔します。

2022年1月訪問

茶太郎おまかせフルコース 8,800円~


 

なめこと軍鶏のむね肉の揚げ出汁

まずは胃を温める揚げ出しスープから。

飛騨高山のなめこ、デカいな。

鴨と黄ニラのユッケ

甘辛のタレ、歯応えがしっかりとした鴨肉、黄ニラ、ねっとり卵黄。酒泥棒的な肴。

比内地鶏の胸肉

どっしりとした存在感ある大きめな胸肉。

皮はパリッとこんがり焼かれ、炭火の香り、むちっとしたハリのある肉質、ほとばしるエキスに一串目から感動。

ホロホロ鳥の砂肝

焼く前は綺麗な紅色で薄めにカットされている。コリコリの歯応えは軽めでパサつくどころかみずみずしさすら感じる。流石です。

比内地鶏のセセリ

食感はコリッとして締まっている。

脂は少なく、サッパリと。

鴨の胸腺

ふわっとしてとろける感じは例えるなら白子の様。旨味も抜群。

サラダ

白レバー

この日最も衝撃的だった一串がこの白レバー。

まるでフォアグラの様でいて食感は滑らかなのにサクサク感もあるから不思議。

多分読んでる人意味わかんないと思うだろうけど。

レバー特有のまったりさはなくスッと消えていく。あとに残るのは旨味の余韻のみ。

ここでしか食べられない味である。


 

鴨ロース

鳥とは思えないほど柔らかく、鉄の酸味。

窒息させるため、血が外に出ることなく身体をめぐることでより鴨本来の風味が強くなる。

鴨は血なんだと改めて感じさせてくれる。

銀杏

比内地鶏のねぎま

皮パリと身の弾力、シャキッとしたネギの風味を楽しむ。

ホロホロ鳥の手羽元

比内地鶏のきんかんとチーズはそれぞれ燻製されている。

ぶちゅっと卵を崩してチーズを含み手羽にかぶりつく。力強い肉質と皮にほとばしる脂。

最高でしょう。

菜の花・赤カブ

つくね・エルフランス

粗挽きだがハラっとほぐれジューシーなつくねに、トロトロ濃厚なエルフランスを交互にいただく。

手羽飯

手羽中の骨を抜いて中に山椒飯をつめた変わったつまみ。

甘長とうがらし

名前の通り熊本の甘い唐辛子。

万願寺唐辛子のように辛味、苦味はなく風味が独特。

ホロホロ鳥のササミ

フワッと、プリッと。繊維きめ細かく。

茶太郎鶏

オリジナルの茶太郎鶏のもも肉炙り。

餌の穀物に小麦を入れてるそうです。

弾力がありみずみずしく旨味も強い。

〆のラーメン


もちろん鶏をふんだんに使った鶏出汁。

散々鶏肉を味わってきたので余計な具材はいらない。ひたすら円みと旨味の余韻を堪能。

いい出汁出てます。

本日のお酒



お会計約18,000円。酒飲んでハイボール飲んで食べてもこの値段。

居酒屋でなくしっかりとプロの仕事を堪能するには安いくらい。

是非また来たい。

ごちそうさまでした。

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