【ドラマ】ひとつ屋根の下「テレビで再放送されない理由」

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日本/1993年放送

このドラマが放送されたのは1993年。平成5年とは言え、全体的に昭和の匂いがするんですよね。

なんだかこういう人情モノ、懐かしいです。

フジテレビが一番元気だったころ。

パート2はリアルタイムで観てたけど1をNetflixで初見。

両親の死をきっかけにバラバラになった6人兄弟が長男の呼びかけで再び一緒に暮らし始める話。

しかし小雪演じる酒井法子は色気あるなぁ。最初のエレベーターで既婚者の指輪を外すシーン、なにあれ?色気しかない。そんな子だったの?

そもそもこの兄弟、観ていくうちに第一印象とはガラッとイメージが変わる。

7年ぶりに会った兄ちゃんに対して、ちい兄ちゃんや和也酷すぎない?

演出上インパクトをつけたかったんだろうけど後の彼らのキャラと合ってなくてなんか違和感がある。

そして江口洋介演じる兄ちゃんはテンションだけ高くてくそつまんない男。

たかがプリンを食べられただけで喚き散らすシーンにはかなりストレスを溜めさせられる。

しかも最終話のケーキのシーンも同じように駄々をこねる始末。

婚約者に黙って車椅子の三男を預かるわ、ちょっと一緒にいたくないタイプです。

おまけにたったの3,200円で泥酔。どんなやつやねん。

この話の肝となるのが小雪

彼女だけが養子という設定です。ちい兄ちゃんは「最初から小雪を妹として見てない」とかまぁまぁなことを言い出し、小雪は「兄ちゃんのことが好き」とか言い出す始末。

兄弟感で禁断の関係に発展するか?とモヤモヤしたがそこは月9。一応コミカルに話はまとまりました。

和也がフラれてちい兄ちゃんが励ます時のセリフで、

「いい女ってのは男に(学や顔)なんて求めてねぇんだよ。餌撒いて寄ってくる鯉みてぇな女とじゃ、本当の恋はできねぇよ。」

鯉と恋かけてる?

名言ですな。

しかし今の時代、いろいろとアウトなシーン満載で。

8話で小雪が体調不良で倒れ、次女の小梅が代わりに朝飯を作るが、家族一同からボロクソに言われるシーン。

「こんな不味いもの食えるか!幼稚園で習わなかったか?女は女らしく。」

はい、アウト。受験生にも関わらずできない料理を一生懸命に作ったのに小梅が可哀想すぎる…

しまいには叔父さんまで「そんなことで怒るな!」

帰ったら和也から「謝った方がいいんじゃねぇか?」

とまるで地獄みたいなシーンが展開される。

「なんで私が謝らなきゃならないの?」泣きながら部屋で呟く。

全然悪くないよ。

時代における価値観というものは恐ろしいです。

それから小雪が血が繋がってないと分かったら、下の三兄弟は、それぞれ自分で料理をしたり、洗濯したりと良かれと思って気を遣った結果、

兄ちゃんから説教をくらう。

この説教が半分はわかるが半分は理不尽極まりない。

だって自分のことは自分でやろうという彼らの成長ではないか。

つくづく兄ちゃんが苦手だ。声はデカいしガサツで自分の価値観を全面的に押し付ける。

絶対に近寄りたくないタイプだ。

テレビで再放送されないのはこう言った時代錯誤なセリフや小梅のレイプ事件などなかなか理由があると思われます。

まぁこの作品に限ったことじゃないけど、今の時代わざわざクレーム来そうな作品を流すなんてことはテレビ局はしないし、安牌な当たり障りのない作品の垂れ流しで視聴者のテレビ離れは加速しNetflixに流れる状況は容易に想像つくわけで…

しかしあの患者さん、内田有紀だったんだ。似てるなとは思ったけどめちゃ若いです。

パート2Netflixでやってくれないかなぁ。

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